『主君の太陽 第12話』のあらすじと感想【ゴンシル、童謡で幽霊の少年を励ます】
![主君の太陽12](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/09/主君と太陽12min-1.jpg)
『主君の太陽』の第12話を観ました。
幽霊は、塞ぎ込んでいる少年です。
そんな彼を、ゴンシルたち大人が童謡などで励ますシーンが良かったです。
大まかに、あらすじと感想を書きました。参考にしていただけると幸いです。
主君の太陽 第12話 あらすじ
ビラ配りの男に怯える、幽霊の少年
![少年のシルエット](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/09/少年のシルエットmin-640x360.jpg)
ゴンシルと彼女の姉・ゴンリが、路上に佇んでいる。
2人は、同じ女性をみつめていた。通行人にビラを配っている。
「お願いします。見てください」
ビラには、子どもの写真が載っていた。
”この子を探しています”の文面が確認できる。
「気の毒で見てられないわ。子供がそばにいるの」
ゴンシルが、目に涙を浮かべた。
幽霊の少年が、ビラ配りの女性を見上げている。
ゴンシルが「話してあげるべき?」と聞いた。
「言わない方が、お母さんのためよ」
ゴンリが返す。
女性がふらついた。
男が駆け足で現れる。女性を支え、ビラ配りを手伝い始めた。
「あの子は?」
ゴンシルが、辺りをキョロキョロと見回す。
幽霊少年の背中を見つけた。彼を追う。
幽霊少年をなだめるゴンシルたち
![熊](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/09/熊min-640x360.jpg)
幽霊少年が、『キングダム』モール内に逃げ込む。
ゴンシルは、お菓子で彼を誘い出した。
幽霊少年は、自身が亡くなった状況を語らない。
ゴンシルは、少年を社長室に連れていった。
ジュンウォンが、ソファに腰掛けている。
彼のうしろに、秘書室室長のキムと警備チーム主任・カン・ウが立っていた。
ゴンシルの隣に、幽霊の少年が座る。
「まだ、生きていると思って、お母さんが探しているんです」
ゴンシルが口を開いた。
少年は怯えていた。
「だから、見えない子供をなだめろと?」
秘書のキムが言った。
カンが「ゴンシルさん、何をすれば?」と尋ねる。
ゴンシルは、女性が配っていたビラを読んだ。
「童謡が好きだと書いてあります。熊のTシャツを着ているわ。熊が好きみたい」
カンが「じゃあ、”熊3匹”を歌います」と構える。
「1人じゃ恥ずかしいでしょうから、一節ずつ歌いませんか?」
秘書のキムが提案した。ジュンウォンが頷く。
3人が歌うと、幽霊の少年は笑顔を見せた。
明るさを取り戻した幽霊少年から、事故現場を聞き出す。
ゴンシルは、事故現場の路上で考え込んだ。
「誰も見てないなんて変ね。隠したの?」
一台の軽トラックが止まった。ビラ配りを手伝った男が降りてくる。
幽霊少年が、驚きの表情を浮かべて霧散する。
「この辺りで交通事故がありませんでした?」
ゴンシルの質問に、男は首を横に振った。
彼は、ゴンシルが持つビラに目を止めた。
「その子を探しに?」
「ええ……失礼します。ウジン?」
幽霊少年の姿が見えない。ゴンシルは、あたりを見回しながら立ち去った。
男が「見たのか? いや、見てたら俺に気づくはずだ」と呟く。
ゴンシル、犯人の男と対峙する
![スマートフォン](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/09/スマホmin-640x360.jpg)
『特別顧客センター室』で、ゴンシルと幽霊少年が向かい合っている。
幽霊少年は、再び塞ぎ込んでしまった。
「お母さんには、苦しんで欲しくないわ。居場所を教えてあげましょ」
ゴンシルが諭すように言った。
「真っ暗な所だよ」
幽霊少年が、乏しい表情で返す。
彼は、ゴンシルを車の整備工場へ案内した。
白い乗用車がある。
ビラ配りを手伝った男が、現れた。
「あの時の・・・捜し物を?」
ゴンシルが「そうなんです」と誤魔化す。
男は「何を探しに?」と語気を強めた。
ゴンシルが、立ち去ろうと歩を進める。しかし、男が引き止めた。
彼は、整備工場の外へ出た。
幽霊少年が、白い車のトランクを指さす。
ゴンシルは、スマホを取り出し、ジュンウォンに電話をかけた。
彼女は、車のトランクを見下ろしている。
『ウジンに付いてきたんです。ウジンを見つけました。ここは・・・』
不意に、男が出入り口のシャッターを閉めた。
ゴンシルは、慌てて、車の影に身を隠す。
「誰にも、言っていないよな?」男がじりじりと距離を縮めてくる。
ゴンシルは、メッセージを打ち始めた。
『遺体発見・・・金浦(キンポ)ウンソン整備工場です。犯人はオーナーです』
送信ボタンを押して、恐る恐る振り返る。
男が、必死の形相で見下ろしていた。
ゴンシルは突き飛ばされた。
果たして、ゴンシルは、どうなってしまうのか?
主君の太陽 第12話 感想/幽霊の少年を励ますゴンシルにほっこり
ゴンシルやジュンウォンたち4人の大人たちが、落ち込んだ幽霊の少年を、童謡で励ますシーンにほっこりしました。
特に、歌い始めは無表情だったジュンウォンが、ノっていくところが良いです。
彼が、秘書のキムに制止されるまで、ニコニコと歌っていたのが印象に残っています。
童謡を歌うことを提案した警備チーム主任のカン・ウも、優しくて和みました。
カンの表情が強ばっていたのは、幽霊が怖いからでしょう。
その優しさを、イリョンに向ければ良いのになと感じます。
『主君の太陽』に登場する幽霊は、表情が硬くて冷たい傾向がありました。
彼らが表情を柔らかくするのは、事件が解決するなど幽霊の望みが叶えられた時です。
でも、今回は、ゴンシルたちが歌う童謡で、幽霊少年が笑みを浮かべました。
だから、印象に残ったです。
主君の太陽 第12話 キャスト
- 社長・ジュンウォン/ソ・ジソブ
- 倉庫管理人・ゴンシル/コン・ヒョジン
- 秘書室室長のキム/チェ・ジョンウ
- 警備チーム主任・カン・ウ/ソ・イングク
- イリョン/キム・ユリ
- ウジン/ク・スンヒョン
- ウジンの母/オム・スジョン
- ゴンシルの姉・ゴンリ/パク・ヒボン