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『アメリカン・ハッスル(2013)』のあらすじと感想【実話に驚き】

アメリカン・ハッスル
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『アメリカン・ハッスル』は、2013年にアメリカで上映されました(日本公開は、2014年)。

1970年代に起こった『アブスキャム事件』がベースになっています。

詐欺師がFBIの捜査に協力して、マフィアを逮捕しようと企むストーリーでした。重い内容かと思いきや、意外とライトタッチです。

ハッスルは張り切るという意味ではなく、俗語の『詐欺』とのことでした。

あらすじと感想を書きました。

参考にしていただけると幸いです。

アメリカン・ハッスル あらすじ

詐欺師のアーヴィンとシドニー、逮捕される


アーヴィンは、愛人のシドニーと共に詐欺を働いていた。

経済的に困っている人に貸し付けを装って、手数料という名目で五千ドルを騙し取っていた。

さらに、有名絵画の贋作も売りつけている。

彼らに、リッチーが融資を申し込む。リッチーの正体は、FBI捜査官だった。

リッチー捜査官は、アーヴィンに、ある取引を持ちかける。

アーヴィンが、同業の詐欺犯を4人売れば、彼が無罪放免となる内容だった。

さらに、アーヴィンが逃げたら、彼の妻と子供が不幸な目に遭うと脅しをかけるリッチー捜査官。

アーヴィンとシドニーは、FBIの捜査に協力することになった。

アーヴィンとシドニー、FBI捜査官に協力


「詐欺師を捕まえるためには、蜂をおびき寄せる蜜がいる。詐欺師たちはシークを見れば、偽証券を売りたがる」

アーヴィンはそう言って、アラブのシーク(族長)を用意した。シークの本業は、アルミ屋根の取り付けである。

リッチー捜査官は、カーマイン・ポリートに狙いを定めた。

ポリートは、ニュージャージー州カムデン市の市長を10年務めている。

ポリート市長は、ギャンブルを合法化し雇用を生んだ実績があった。

しかし、カジノを建設する資金を持ち合わせていない。

リッチー捜査官は、FBIに200万ドルを用意させた。

彼は、7万5千ドルで、カジノの営業権獲得を依頼。

ポリート市長がそれを受け取れば、贈賄の罪で逮捕する算段があった。

リッチー捜査官は、ポリート市長を使ってマフィアを逮捕することを企む。

マフィアが、ポリート市長からカジノの営業権を貰っていることを突き止めて一網打尽しようという作戦だ。

リッチー捜査官が、アーヴィンに電話をかけた。

二人の会話を盗み聞きしたアーヴィンの妻・ロザリンが聞く。

「捜査官って?歳入庁の脱税捜査?」

アーヴィンは、ボディガードと嘘をついた。

ロザリンは、ポリート市長からの電話も受けてしまう。

ポリート市長は、自身が主催するシーク歓迎会にロザリンも連れてこいとアーヴィンに言った。

こうして、ロザリンは、アーヴィンとともにシーク歓迎会に出席することになった。

アラブのシーク(族長)はアーヴィンが用意した人間ではなく、リッチー捜査官が派遣した同僚・パコである。

アーヴィンの計画が、マフィアにバレてしまう


シーク歓迎会当日を迎えた。

歓迎会には、全米一のカジノ経営者の姿があった。

彼は、マフィアを引き連れている。

「深入りの必要はないが、避けても通れない。挨拶だけしてこよう」とポリート市長。

アーヴィンは「いや、まだ早い」と動揺を隠せない。

「あの連中にビビってんの? 私は、怖くない」

ロザリンは、そう言ってマフィアの元へ向かっていった。

彼女は、それを切っ掛けにマフィアのピートと恋仲になる。

ロザリンは、ピートに、アーヴィンに対する不満を口にした。

「私は、馬鹿じゃないから電話も聞いてるの。市長とは仲いいけど歳入庁の男を嫌いみたい」

「歳入庁の男って何だ」とピート。

「旦那は、そいつの命令で動いてるみたい。今は市長とプラザホテルで金をばら撒いてるの、議員とかに。電話でそう言ってた」

ロザリンのその言葉に、ピートは顔色を変えた。


果たして、計画がバレてしまったアーヴィンはどうなるのか? 

そして、どう挽回していくのか?

アメリカン・ハッスル 感想/実話に驚き


フィクションと思って、視聴しましたが、実話と知って驚きました。

ググってみると、1970年代に起こった『アブスキャム事件』が題材とのことです。

となると、アーヴィンやシドニーは、実在していることになって興味が沸いてきました。

『cinematoday』によれば、アーヴィンのモデルは、メル・ワインバーグ氏。

アーヴィンとメル・ワインバーグの外見がそっくりです。

アーヴィンを演じたクリスチャンベールが、メルに寄せるために、二十キロ太ったとのこと。

クリスチャンベールと言えば『リベリオン(2002)』のガンアクションを想起しました。

同一人物だとはにわかに信じられませんでした。

クリスチャンは、役作りで、20キロ増量(今作や、バイス)、30キロ減量(フォードVSフェラーリ)と凄まじい役者魂の持ち主です。

彼がアーヴィンを演じたおかげで『アメリカン・ハッスル』に愛嬌を感じることができたと考えています。

アメリカン・ハッスル 俳優・吹き替え声優・監督

  • アーヴィン/クリスチャン・ベール(宮内敦士)
  • シドニー/エイミー・アダムス(中村千絵)
  • リッチー捜査官/ブラッドリー・クーパー(桐本琢也)
  • ポリート市長/ジェレミー・レナー(坂詰貴之)
  • ロザリン/ジェニファー・ローレンス(東條加那子)
  • 監督/デヴィット・O・ラッセル 代表作『ザ・ファイター(2010)、クリスチャン・ベール出演』『世界にひとつのプレイブック(2012)、ジェニファー・ローレンス出演』

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