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『ホテル・アルテミス ~犯罪者専門闇病院~(2018)』のあらすじと感想【ワイキキの台詞が温かい】

ホテル・アルテミス
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【ホテル・アルテミス ~犯罪者専門闇病院~】を視聴しました。あらすじと感想を書いたので、気になりましたら本編でどうぞ。

ホテル・アルテミス あらすじ

あらすじの前に、主要キャストを書きます。

キャスト

ホテル・アルテミス 看板

Hotel Artemis | Official Trailer [HD] | Open Road Films

  • ジーン・トーマス。医師免許をはく奪された、70代の看護師/ジョディ・フォスター
  • エベレスト。ホテル・アルテミスのガードマン兼医療従事者/デイヴ・バウティスタ
  • ワイキキ。銀行強盗犯でホノルルの兄/スターリング・K・ブラウン
  • ホノルル。銀行強盗犯で、ワイキキの弟/ブライアン・タイリー・ヘンリー
  • ナイアガラ。ホテルアルテミスのオーナーで、ウルフ・キングと恐れられている/ジェフ・ゴールドブラム
  • ニース。殺し屋で、ワイキキの元恋人/ソフィア・ブテラ

以下、あらすじと感想になります。

ワイキキとホノルルが警官に撃たれる

2028年6月21日、ロサンゼルス。

ワイキキは、弟のホノルルや仲間(ブーク、P-22)と共に、ユニオン・カリフィア銀行を襲った。

巨大金庫が開かない。ホノルルが支店長に、開けろ!と銃をつきつける。

支店長は、本部が管理していて開けられないと言った。

ワイキキが、ホノルルをなだめる。利用客から金品を奪った。

ホノルルは、銀行員の胸ポケットから、金色のペンを取り上げる。

壁を破壊し裏通りに出た。

大通りに視線を走らせる。暴動が起こっていた。

鎮圧隊に気づかれた。

銃撃戦へと発展し、P-22は即死。ワイキキとホノルルも、銃弾を受けてしまう。

「どうする?」

ブークが首を押さえながら声を張り上げる。

ワイキキは「計画がある。電話をかける」と返した。

ワイキキとホノルル、ホテル・アルテミスへ

ホテル・アルテミスの一室で、ジーン・トーマスが、就寝している。

着信が入った。気だるそうに受話器を取る。

「どうしました? 人数は? ……部屋は空いている」

トーマスは通話を切って、ホテルの入口へ足を運んだ。

エレベーターから男3人が現れる。

トーマスは、彼らをスキャンし銃を捨てるよう命じた。

格子扉を挟んで「始める前に会員認証して」と声をかける。

ワイキキとホノルルは、格子の横にある端末に手をかざした。会員と認証。

ブークは、非会員だった。

「規則違反よ。よその病院へ」とトーマス。

「サツの手が回っている。ここは闇病院だろ!」と声を荒らげるブーク。

ワイキキが彼をなだめようとして、殴られる。

トーマスは、エベレストを呼び出した。

屈強な体格の彼は、ブークを後ろから羽交い絞めにして外へ連れ出した。

トーマスが、ワイキキとホノルルの診察を始める。

ホノルルは、出血多量で肝臓に穴が開くほどの重傷だった。

3Dモデルで肝臓を複製。肝移植のオペを始めた。

ニースの不穏な動き

ニースがロビーのソファで、煙草をくゆらせている。

アカプルコの治療を終えたトーマスが、ロビーに出てきた。

声をかけ、左腕にある、銃創を治療してもらう。

トーマスは「入射角、焦げ痕……わざとね」と諭すように言った。

「好きで選んだ仕事じゃないわ」ニースは、そう言い放ち、立ち上がった。

部屋に戻ったニースは、端末を取り出した。モーター・シティ産廃と連絡を取る。

「潜入した。でも、そのために腕を撃ったから追加料金を貰うわ。仕事の再確認を」

<確認しました。ですが、失敗すれば会社は、一切の費用を免責されます>

ニースは、どケチと悪態をついた。通話を切り廊下に出る。

オーナー(ウルフキング)の息子から電話

Night road

トーマスの端末に着信が入った。発信者は不明。

<オリアンのことで……52分でそっちへ着く>と男。

「近場で探して。街のボスでしょ?」

<誰のことか分かっているな? オーナーだ>

「このホテルは、2つで成り立っている。欲望と信頼。私が規則を破れば、歯止めがきかなくなる。あんたのボスが一番よく知っている」

<ボスじゃない。父親だ。断るなら、俺がそっちへ行ってやる>

トーマス、非会員の警官をホテルに

トーマスは、エベレストに監視カメラの映像を見せた。

男たちが、ドアに細工をしている。

「コード・レッドを断ったら、ドアをふさいでいる。他の患者を入れさせない気ね。父親に請求する。ここのオーナーよ」とトーマス。

「コード・レッドが? L.A.のウルフキング」

トーマスの端末が警告音を発した。防犯カメラの映像を切り替える。

<助けて、トーマスさん。私よ、モーガン・ダニエルズ>

30歳前後と思われる女性警官が、街灯に体を預けてカメラを見上げていた。

トーマスは「困ったわ。彼女を知っていると思う……助けに行ってやって」と顔を曇らせる。部屋に入れるように言った。

エベレストは「ウルフキングにバレたら、殺される。20年間非会員は入れていない」と首を横に振る。

停電。

「暴動対策の停電だ。様子を見てくる。でも、あの女は入れるなよ」

エベレストは、トーマスに注意を促し屋上へ。

トーマスは、体を震わせながら、外へ出た。モーガンが横たわっている。

写真立ての子どもを見せて名前を尋ねた。

「ボー」

若者が駆けてきた。彼らは、背後から銃撃され倒れる。

トーマスは、鎮圧隊に銃口を向けられた。

「警官が負傷!逮捕しろ……」

エベレストが、突然、現れた。彼は、鎮圧隊を蹴散らし、トーマスをホテルへと促す。

エベレストは「絶対、間違っている」と呟きながら、モーガンを運び入れた。

金色のペンの正体

ワイキキは、ニースに、金色のペンを見せた。

ホノルルが、ユニオン・カリフィア銀行員から奪い取ったものである。

ニースが顔を強張らせた。

「まさか……すぐ逃げたほうがいい」

彼女はペンの中身を開けた。「ヤクーツクのカナリア。1800万ドル」
ダイヤが埋め込まれている。

「ウルフキングが、黙っていない」とワイキキ。

「今すぐ逃げて」ニースは、そう言って立ち去った。

ホノルルが意識を取り戻した。

彼にペンを見せた。オオカミのシルエットが刻印されている。

「ここも、安全ではなくなった。携帯金庫だ。マリブの売人が使っているだろ?」

「やべえよ。ウルフキングから盗んだ? 海の底に沈められる」

ホノルルの目に怯えが走った。ワイキキは彼を落ち着かせた。

「ある男に逃げる手助けを頼んだ。じっとしてろ」

モーガンを治療

治療を終えたモーガンが目を覚ました。

久しぶりねと笑いかけるトーマス。

「トーマスさん……この場所は都市伝説だと思っていた」

「そうだ」エベレストが眼光を鋭くした。「ここを出たら、そう思ってくれ」

トーマスは、彼を一瞥し笑みを浮かべた。

「言っておくけど、隣家のトランポリンが好きな女の子を助けたのよ。警官じゃない」

「本当に、ごめんなさい。ボーのこと」

トーマスは、話したくないと返して立ち上がった。

自室に戻った彼女は、ボーの小さい後ろ姿を思い浮かべて涙を浮かべた。

端末から、警報音が鳴り響いた。患者が運び込まれたようだ。

「来たわ。合図したらモーガンを外へ」エベレストに、無線で指示を出し、入口へ向かった。

ウルフキングが息子や部下を連れ立って姿を見せる。肩に血がにじんでいた。格子扉を開けて、彼だけを招き入れる。

「私が、くたばったら、これを譲る」ウルフキングが、格子越しに息子へ指輪を渡す。

トーマスは、彼を車いすに座らせた。無線機に「コードブルー」と囁いた。

モーガン、チェックアウト

「コードブルー?」エベレストは首を傾げた。

「青い制服の警官?」とモーガン。エベレストは彼女に、強心剤を打ち込んだ。そして、なぜ、あんたを助けた?と聞く。

「トーマスの子供を知っていた。薬漬けで死んだ。彼女は酒で医師免許取り消し。聞いていないの?」

「ここには規則がある。余計な詮索はしない。秘密を守れるか?」

「トーマスを売ったりしない」とモーガン。

「それでいい」エベレストは彼女の車いすを押した。「チェックアウトだ」

廊下で、ワイキキとすれ違った。

「ロビーの男たちに気をつけろ」ワイキキは、モーガンを見やった。

「だが、警官は困るね」と呟く。

モーガンが、しまった……とエベレストを見上げる。

ウルフキングを治療

「ここを始めさせたのは、我ながら名案だった。最高の投資になった。悪魔と取引して後悔しているか?」とウルフキング。

「ビーズを銃に持ち替えた元ヒッピーよ」

トーマスは、おどけるように言った。

「近頃は、死を惜しまなくなった。後悔は、お前についた嘘だけ。ボー……いい名前だ」

トーマスは、ウルフキングに薬を打った。

「10ミリも打てば、皆、ストーリーテラーよ。30ミリで真実を得られる。息子の名は教えていない。あなたに聞くわ。私の息子を知っていた?」

トーマスが、眼光を鋭くして言った。

ウルフキングの顎を掴み「息子を知っていた?」と迫る。

「ああ、私の車を盗んだんだ。私の物を盗んだ者は、海へ返すのが規則だ」

「警察の発表は、薬物依存だと……」トーマスの脳裏に、海辺でうつ伏せに倒れる若い男が浮かんだ。

「警察は私の言いなりだよ。全てが繋がったんだ。だから、君を見つけた。息子の死を悲しむ哀れな女。酒に溺れ、医師免許まで取り消された。私が手を差し伸べ、犯罪者専門の病院、アルテミスが生まれた」

「あんたが、ボーを……私の息子を殺した」

「君は悪魔と取引したんだぞ」

トーマスは、メスを手にしてウルフキングを睨んだ。

不意に、ホテルの屋上で爆発が起き、停電。

果たして、トーマスは、自由の利かないウルフキングを殺めてしまうのか?

続きが、気になった方は本編でどうぞ。

ホテル・アルテミス 感想/ワイキキがトーマスにかけた言葉が良かった


エンディングのシーンが良かったです。特に、震えるトーマスにかけたワイキキの言葉「行くほうが戻るより大変だ。焦って当然」が温かかったです。

その言葉をかけられた時のトーマスは、ホテルの外へ出ようと鍵を持ちます。ですが、手が震えて鍵を差し込めません。

暴動が起きている外が無法地帯だから怖いのか? 

それとも不安障害を患っているからなのか? 

トーマスの本心は分かりません。

そんな怯えているトーマスに、ワイキキが「行くほうが戻るより大変だ。焦って当然」と温かい言葉を投げかけたことに、ジーンと胸に来ました。

新しい環境に飛び込もうと、怖気づいている人に刺さる言葉だと感じます。

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