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『7号室』あらすじ【ドゥシクとテジョンが7号室に隠したもの】

7号室
kan
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今記事は、韓国映画『7号室』のあらすじです。三幕構成(設定、対立、解決)のうち、設定だけ書きました。舞台は、個室DVD店のハリウッド。オーナーのドゥシク(シン・ハギュン)は経営難に苦しんでいます。


アルバイトのテジュン(D.O./ディオ)はタダ働きに悩んでいます。そこへ、新人アルバイトが事故死します。管理人・かんも金銭的な不安を常に抱えています。そういった理由で、『7号室』に興味を持ちました。


『7号室』あらすじ【ドゥシクとテジョンが7号室に隠したもの】

個室DVD店ハリウッドは、経営不振


深夜の『個室DVD店ハリウッド』。テジョンが、受付カウンターに立っている。客はいない。オーナーのドゥシクが出勤してきた。彼は、バイトを増やすと言った。


テジョンが、赤字なのに? と独りごちる。携帯料金が止められそうだと、バイト代の先払いを打診した。ドゥシクの顔つきが険しくなった。店の電気代が未納だとテジョンを見据える。


テジョンは、2ヵ月ただ働きだと言い返した。ドゥシクは、彼を睨み付け、ため息をついた。店が整理できたらと言い、帰宅を促した。テジョンが乱暴に扉を開けて店を出る。ドゥシクは苦々しい顔で、扉を見つめた。


ドゥシクの不満


夜勤明けのドゥシクが、不動産会社に入店した。社長と管理人が向かい合っている。社長に、客が入らないと愚痴を、こぼした。彼が設備投資をしろと返すと、ドゥシクは椅子を蹴り飛ばした。


『ハリウッド個室DVD店』は、借金で始めた。社長が、ぼろい商売だといったからだ。ドゥシクが、矢継ぎ早に不満をぶちまける。社長は、目を伏せた。情報を伝えただけだとドゥシクを諭す。


テジョンが、7号室に隠したもの


夜が明けた。テジョンが、路地裏に歩を進める。突き当りの扉をくぐっていった。室内は、薄暗い。


男が、テジョンに袋を渡した。にやりと笑いかける。
「お前のバイト先なら隠せる場所が多そうだ。袋を10日ほど預かってくれ」


テジョンは、目を逸らした。
「もうヤクの仕事は嫌だ」


男は、テジョンの顔を覗き込んだ。
「ハリウッドの客が逮捕されガサ入れが始まる。新しい客が来るまで預かってくれればいい」


テジョンは、床を凝視し続けている。男の、借金がチャラになるぞという言葉で、顔を上げた。袋の中を確認し、500万ウォンの先払いを要求した。


男は、呆れたような表情で顔を伏せる。テジョンの提案をのんだ。テジョンは、ハリウッドに出勤した。7号室のソファベッドの内部に、麻薬を隠す。

ドゥシクが、7号室に隠したもの

深夜の個室DVD店・ハリウッド。ドゥシクが、仮眠を取っている。新人に起こされた。暖房器の下の床が水浸しになっているという。廊下に出た。雑巾で拭くよう命じて、受付カウンターに向かう。


物音が響いて、停電になった。恐る恐る来た通路を戻る。ドゥシクの目は大きく見開き、強張っていた。新人の名を呼ぶが、応答がない。新人の足が視界に入った。


床の水たまりに横たわっている。ドゥシクは、ほうきの柄で、新人の足をつついた。反応がない。よろよろと後ずさりし、スマホを耳に当てる。


救急車の手配を頼むが、来客があった。通話を切る。店を閉めたというが、客は納得しない。休みですというドゥシクを押しのけて、客は無理やり中へ入ろうとする。


救急からの折り返しの電話では、間違えたと返した。怒鳴り声をあげて、客を退店させた。廊下に座り込む。呆然と、新人の遺体を眺め続けた。


警察の番号を入力すると、不動産会社の社長の声が脳内を掠めた。
『判を押すまで、気を抜くな。事件があった店は見向きもされない』


個室DVD店・ハリウッドに、入居希望の男性を思い出す。スマホをしまい、新人の足を掴む。7号室に引きずり込んだ。カーテンを開けると、朝日が差し込んだ。


顔をしかめ、目を細める。麻袋を遺体で覆った。廊下に出る。なぜ、死んだ馬鹿野郎。ドゥシクは、7号室の扉に、電動ドライバーで鍵をつけた。

7号室に入りたいテジョンVSデュシク


テジョンが、個室DVD店・ハリウッドに、出勤した。ロウソクを手に、7号室の扉の前に立つ。怪訝そうな顔つきだ。後付けの鍵を触る。傍らでは、暖房器の修理業者が作業していた。


カウンターに戻る。ドゥシクに、鍵がついている理由を尋ねた。ドゥシクは、うつろな目を床に落とし、もう帰れと言い放つ。新人アルバイトの所在を聞いた。

ドゥシクは、鋭い視線をテジョンに向ける。果たして、ドゥシクは、どう返すのか? テジョンが隠した薬物の行方は? 続きは、本編でどうぞ。



『7号室』の感想【短絡的な行動では、明るい未来を作れない】



韓国映画【7号室】の二人の主人公(ドゥシク、テジョン)は、低所得者です。金銭的な事情で、罪を犯します。短絡的で不幸だと感じました。
ジェリー・ミンチントンの著書『うまくいっている人の考え方』に、【非現実的な期待を持たない】の項目があります。非現実的な期待は、不幸になりやすいとのことです。


ドゥシクは、事故死した部下の遺体を【7号室】に隠蔽することで、自身の店を守ろうとします。事故が起きたテナントでは、借り手がつかなくなるからですね、
テジョンは、麻薬を預かることで、報酬を得ようとします。麻薬を【7号室】に隠しました。二人とも、短絡的です。明るい未来が待っているとは思えません。


ジェリー・ミンチントンの『うまくいっている人の考え方』には、現実的な要素とそうでない要素が書かれていました。

  • 非現実的な期待の要素は、【アイデア+希望的観測】で、失望が生じる
  • 現実的な期待の要素は、【アイデア+適切な行動】で、望んでいた結果につながりやすい



まさに、7号室の主人公の行為は、希望的観測に基づいています。
部下の遺体を7号室に隠して、テナントに入居させようという考え方は、希望的観測です。もう一人の麻薬を隠して報酬を得ようと画策するのも然りです。


私、かんも所得が高くありません。現実的な期待を持つよう注意したいです。行政に頼れる場合は、頼ります。

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