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『アイアンマン(2008)』あらすじと感想【生かされた意味を考えるトニーが素敵】

アイアンマン
kan
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『アイアンマン』あらすじ

『アイアンマン』のあらすじと感想を書きました。参考にして頂けると幸いです。

トニー・スタークが、兵器製造を止めてアイアンマンを制作した経緯に感動しました。

トニー、新兵器・ジェリコの実演デモでアフガニスタンへ

アフガニスタン・クナル州。

トニー・スターク(ロバート・ダウニー・Jr)は、アフガニスタンバグラム空軍基地を訪ねた。自身が経営するスターク・インダストリーズ社の新しいミサイル兵器ジェリコの実演のためである。

新兵器ジェリコの実演を終えたトニーは、空軍兵が運転する車に乗り込む。

何者かに、爆弾を打ち込まれた。車外へ出て、岩場の陰に隠れる。一メートルほど離れた地面に、ミサイルが刺さった。

トニーは、ミサイルに印字されたスターク・インダストリーズの社名に気づく。

ミサイルが炸裂し、彼は弾け飛んだ。仰向けに倒れる。胸に血が滲みだし、意識を失った。

トニー、テロ組織に捕まる

トニーは、洞窟の中で目を覚ました。胸に異物を埋め込まれていることに戸惑う。異物から、カーバッテリーに管が繋がっていた。

傍らに、インセン(ショーン・トーブ)が立っている。

洞窟は、テロ組織テン・リングスの根城で、トニーとインセンは、彼らの捕虜であった。

トニーは、自分に何をしたのか聞いた。

インセンは、爆弾の破片を除去してトニーを助けたと言った。だが、心臓に近い破片は取れなかった。

破片が心臓に到達しないように、インセンは、トニーの胸に電磁石を埋め込んだ。

テロ組織の男が、姿を見せる。彼は、トニーに、ミサイル兵器ジェリコを作れば解放すると言った。

トニーは、ジェリコを渡せば殺されると考えた。だが、テロ組織の要求に応えるしかない。

トニー、洞窟でアイアンマン(マーク1)を完成させる

トニーは、溶接設備などを洞窟に運ばせた。

小型のアーク・リアクターとパワードスーツを完成させる。洞窟には、防犯カメラが設置されていた。

だが、テロ組織の男たちは、ジェリコの制作と勘違いしている。

トニーは、アーク・リアクターを胸に埋め込み、それと連動したパワードスーツをまとった。

テロ組織の男たちをなぎ倒していく。インセンが凶弾で命を落としてしまった。

トニーは、苦悶の表情で洞窟を抜け出す。入口近くに積みあがった武器は、スターク・インダストリーズ社製だ。

それらを焼き払い、空に飛び立つ。コントロールを失い、砂漠に墜落した。

分解したアイアンマンを放置し、炎天下を歩く。上空にヘリコプターが現れた。トニーは歓喜の声をあげる。

着陸したヘリコプターから、アメリカ空軍中佐ローディ(テレンス・ハワード)が降りてきた。

トニー、副社長オバディアからの退任要求に戸惑う

アメリカに帰国したトニーは、スターク・インダストリーズ社で記者会見を開いた。

報道陣に向かって「若いアメリカ人が私の作った平気で殺されるのをみて、目を開かされた。我が社は兵器製造を中止する」と言い放つ。

スターク社副社長・オバディア・ステイン(ジェフ・ブリッジス)は「我々は兵器屋だ 世界を混乱から救っている」と諭すが、トニーの意思は固かった。

トニーは、自宅の地下で、極秘にアイアンマン・マーク2の制作に取り掛かる。

マーク2をまとい、40000フィートの上空に舞い上がった。変換器の調子が悪くなり、スーツが氷結してしまう。

スーツの外殻材料を軍事衛星に使われた合金に変更し、マーク3にアップグレードする。

トニーは、自分に無断で慈善イベントが開かれているのを、報道で知った。

イベント会場に入ると、女性ジャーナリストのクリスティンに声をかけられる。彼女は、会社ぐるみでこんなことをするなんて……と数枚の写真を渡す。

グルミラ村で撮影されたその写真は昨日のもので、テロ組織の男がスターク・インダストリーズ社の兵器を運んでいた。

トニーは、出荷は止めたと顔を強張らせる。あの写真は何だ? トニーは憤怒まじりに問いかけた。

オバディアは悪びれもせず「これも商売だよ。君への解任要求を会社に提案した」と言って会場を後にする。

トニーは、秘書のペッパー・ポッツ(グウィネス・パルトロー)を呼び出し、会社の自室から出荷データを持ち出すように頼んだ。

ペッパーは、トニーの身を案じて断った。だが、トニーの自分が生き残ったことには意味があるという言葉で考え直す。

副社長オバディアは、テロ組織にトニー暗殺を依頼していた

ペッパーは、スターク・インダストリーズ社の社長室に入室した。パソコンを起動。

トニーが言ったように、出荷データはゴースト・ドライブにあった。

動画を再生した。トニーが、テロ組織テン・リングスに拘束されている。テロ組織の男の言葉を翻訳。

男は「トニーが暗殺の標的だとは聞いていない、我々を騙した代償は高いぞ、オバディア」と言っていた。

トニーから預かったUSBメモリに、出荷データや動画をコピーする。不意に、オバディアが入室してきた。

動揺するペッパーだったが、すぐさま微笑んだ。オバディアが画面を覗き込んだ時には、コピーを終えて、さりげなくUSBメモリを手に取っていた。

ペッバーは、社長室を出て行った。しかし、【ダウンロード完了】のメッセージを消し忘れている。

オバディアは、そのメッセージに気づくと、顔を歪ませた。

トニーVSオバディア

テン・リングスのリーダー、ラザが、砂漠に打ち捨てられた初代アイアンマン・マーク1の残骸を発見し復元した。

オバディアは、アフガニスタンに飛んで、マーク1を回収し帰国。セクター16にマーク1の起動を命じるが研究員は不可能だと言った。

オバディアは、トニーは洞窟で作った! と研究員を𠮟りつけた。

彼は、トニーの自宅に侵入した。トニーの首筋に、注射器のようなソニック・テイザーを刺す。トニーの顔から血の気が引き身体が硬直していく。

ソニック・テイザーは、一時的な麻痺を生じさせる装置だと、オバディアが囁く。

そして、トニーの胸から、アーク・リアクターを取り出した。

果たして、トニーの運命は、どうなるのか? 気になった方は本編でどうぞ。

『アイアンマン』感想/生かされた意味を考えるトニーが素敵

印象に残ったシーンは、トニーが、テロリストから脱出した後に開いた記者会見です。

トニーが報道陣を前に「若いアメリカ人が私の作った平気で殺されるのをみて、目を開かされた。我が社は兵器製造を中止する」と言った場面ですね。

自分の会社が作った兵器で命を落としている事実を目の当たりにしているわけですから、兵器製造が愚かだと気づいたのでしょう。

さらに、トニーは、自社製造のミサイルで命を落としかけています。この経験も、兵器製造中止の決断に影響を与えたはずです。

秘書に言った「自分が生き残ったことには意味がある」という言葉からも、それが分かります。

だから、トニーは、命が助かったことに満足せずに、アイアンマンマーク2、マーク3と改良を重ねて、テロ組織と戦うことに執念を持っているのです。

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