『パディントン2(2017)』のあらすじと感想【隣人たちの粋な計らいに感動】
『パディントン2』を視聴しました。
この映画は、2017年に、イギリスとフランスで公開されています。
日本の公開は、2018年でした。
パディントンの冤罪を晴らすために尽力するブラウン家に泣きそうでした。
さらに、ウィンザー・ガーデンの隣人たちの優しさにも胸が熱くなります。
大まかなあらすじと感想を書きました。参考にしていただけると幸いです。
パディントン2 あらすじ
ルーシー叔母さんに誕生日プレゼントを贈りたいパディントン
パストゥーゾ叔父さんとルーシー叔母さんは、パディントンを激流の川から救い出した育ての親である。
彼らを大地震が襲った。
自宅は倒壊し、パストゥーゾ叔父さんは、倒木の下敷きで亡くなってしまう。
ルーシー叔母さんは、老グマホームに身を寄せた。
パディントンは、家を探しにロンドンに向かった。
ウィンザー・ガーデンに住む心優しいブラウン一家に拾われる。
パディントンは、100歳を迎えるルーシー叔母さんの誕生日プレゼントに頭を悩ませた。
ある日、パディントンはグルーバーが営む骨董品屋で、【飛び出す絵本】を発見する。
ロンドンの街並みが飛び出したかのような絵本だ。
グルーバーに【飛び出す絵本】を販売委託した持ち主は、マダム・コスロヴァという人物であった。
移動遊園地を始めた彼女の曾おばあさんが作った絵本である。
「叔母さんは、結局ロンドンに来られなかった」
パディントンが呟いた。
【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を叔母にプレゼントして、ロンドンを知ってもらおう。
だが、値段が高い。
パディントンは、床屋で働きだした。
しかし、誤って客の髪をバリカンで刈ってしまう。
クビになった。
パディントン、泥棒の濡れ衣で捕まる
パディントンは、移動遊園地『コスロヴァ』に向かった。
ブラウン家の面々(ヘンリー、メアリー、ジュディ、ジョナサン)も一緒である。
落ち目の俳優・ブキャナンが開会宣言をしていた。
彼がパディントンに〈叶えたい夢〉を尋ねる。
「叔母さんに【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を贈りたい」
開会宣言が終わり、移動遊園地が稼働した。
「その飛び出す絵本を、見つけたのか?」
ブキャナンが声をかけてきた。
「グルーバーさんの店で、取り置きしてくれています」
ある日の夜、パディントンは、骨董品屋(グルーバーの店)に侵入する男を目撃した。
男を捕まえるべく、骨董品屋に入った。
すでに男は【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を手に店外へ出たところだった。
パディントンは、野良犬のウルフィーにまたがった。
男を追いつめる。煙玉で逃げられた。
警察官が駆けつけてくる。
パディントンは、【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】窃盗の濡れ衣を着せられて捕まった。
重窃盗罪で10年の刑を受けることになった。
刑務所には、所内一凶暴と噂のナックルズが、シェフを務めていた。
パディントンは、ストレートに食事が不味いと言った。
だが、マーマレードでナックルズの心を掴む。
「濡れ衣を晴らすには、俺たちの力が必要だろう」
ナックルズから脱獄の誘いを受けた。
メアリーは、ブキャナンが【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を盗んだと確信
「捜査の状況を知りたい」
ブキャナンが、犯人探しをするメアリーに聞いた。
彼は、犯人を「あの青い目の男」と評する。
メアリーは違和感を抱いた。
彼女は、パティントンにヒアリングして真犯人の似顔絵を描いている。
その絵は、白黒であった。
後日、彼女は、ブキャナン家に忍び込んだ。
【夢が叶う場所】と書かれたメモを見つける。
さらに、屋根裏で、ブキャナンが変装に使った衣裳を発見した。
メアリーは、ブキャナンが真犯人だと確信する。
彼女は、警察署に向かった。
【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を盗んだのはブキャナンだと訴える。
だが、証拠がないとけんもほろろであった。
そして、月一のパディントンとの面会時間が過ぎてしまったことに気づく。
パディントン、ナックルズから脱獄の誘いを受ける
ブラウン家が面会に来ない。
パディントンは、涙を流した。
「今夜、決行だ」
ナックルズが声をかける。
日付が変わった瞬間に、彼らは動き出した。
あらかじめ、囚人の服を縫い合わせた球皮で、気球を用意していた。
脱獄に成功する。
だが、ナックルズは嘘をついていた。
犯人探しに協力する気はなく、外国へ高飛びするのが目的であった。
「一緒にマーマレードを作って暮らそう」
ナックルズが提案する。パディントンは拒否した。
失意の中ただ一人、街を歩く。
公衆電話を発見し、ブラウン家に電話をかけた。
『犯人が分かった、ブキャナンよ。でも消えたの。あの本の名所を探したけど、どこにもいない』
電話越しに、メアリーの声が聞こえる。
「夢が叶う場所・・・本にあった文です」
パディントンが呟いた。
ブキャナンを追え
メアリーが、ブキャナン邸で見つけたメモを取り出した。
夢が叶う場所と書かれている。
長男のジョナサンが新聞を取り出した。
彼は、趣味で、移動遊園地を取材し記事を書いていた。
夢が叶う場所は、【移動遊園地のオルガン】である。
移動遊園地は閉鎖して、次の目的地に移動するようだ。
出発地は、パディントン駅であった。
ヘンリーが電話越しに言った。
『駅に向かい、本を取り返せ。ブキャナンの指紋が証拠になる』
果たして、パディントンは、【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】を取り戻すことができるのか。
続きが気になった方は、本編でどうぞ!
パディントン2 感想/隣人たちの粋な計らいに感動
【マダム・コスロヴァの飛び出す絵本】は、証拠品として押収されてしまいました。
パディントンは、ルーシー叔母さんにプレゼントできないと落ち込みます。
そんな彼に代わって、ブラウン家やウィンザー・ガーデンの隣人たちが粋な計らいをしたことに涙腺が壊れかかりました。
ネタばれになってしまうので、その粋な計らいが何なのかは書けません。
人によってはハンカチを用意しなければならないでしょう。
パディントン2 キャスト
- パディントン/ベン・ウィショー(松坂桃李)
- ルーシー叔母さん/イメルダ・スタウントン(堀越真己)
- パストゥーゾ叔父さん/マイケル・ガンボン(宝亀克寿)
- ヘンリー・ブラウン/ヒュー・ボネヴィル(古田新太)
- メアリー・ブラウン/サリー・ホーキンス(石塚理恵)
- ジュディ・ブラウン/マデリン・ハリス(三戸なつめ)
- ジョナサン・ブラウン/サミュエル・ジョスリン(西田光貴)
- バード夫人/ジュリー・ウォルターズ(定岡小百合)
- 刑務所のシェフ・ナックルズ/ブレンダン・グリーソン(楠見尚己)
- フェニックス・ブキャナン/ヒュー・グラント(斎藤工)
- 骨董品屋サミュエル・グルーバー/ジム・ブロードベント(佐々木省三)
- 新聞屋キッツ/ジェシカ・ハインズ(千種春樹)
- カリー/ピーター・カパルディ(佐々木睦)