『マイティ・ソー(2011)』あらすじと感想【ソーVSロキ】
『マイティ・ソー』あらすじ
マイティ・ソーの、あらすじと感想を書きました。参考にして頂けると幸いです。
ソーの慢心
ヨトゥンヘイムの氷の巨人たちが、人間界のミッドガルド(地球)に攻め入った。
アスガルドの王・オーディン(アンソニー・ホプキンス)が、人間界に降り立つ。
右目を失いながらも、氷の巨人を倒した。
氷の巨人の力の源は、青白く光る立方体の【テッセラクト】である。
オーディンは、それをアスガルドに持ち帰った。
彼の行いは、北欧神話として人間界に残った。
オーディンには、2人の息子がいた。ソー(クリス・ヘムズワース)とロキ(トム・ヒドルストン)である。
2人に、戦わない王が賢い……だが戦う覚悟は持てと言い聞かせていた。
氷の巨人が【テッセラクト】を奪い返すべくアスガルドに侵入してくる。
武器庫を守る人型の兵器デストロイヤーが【テッセラクト】を守った。
ソーは、オーディンに、ヨトゥンヘイムに乗り込むべきだと進言する。
オーディンは、戦争をすると滅びの道を辿ると激高した。
だが、ソーは父の忠告に抗う。
ヴォルスタッグ(レイ・スティーヴンソン)、ファンドラル(ジョシュア・ダラス)、ホーガン(浅野忠信)、シフ(ジェイミー・アレクサンダー)、ロキと共に、ヨトゥンヘイムへ向かった。
氷の巨人の王・ラウフェイ(コルム・フィオール)がいた。
ソーが、彼に、アスガルドに侵入した方法を聞く。
ラウフェイは、アスガルドに裏切者がいると答えた。
ロキが、多勢に無勢だとソーを落ち着かせる。
ソーは、来た道を戻るべく背中を向けた。
ラウフェイが「さっさと帰れ、お姫様」と挑発した。
ソーは、ムジョルニアでラウフェイを叩きつけた。
氷の巨人や、巨獣のフロスト・ビーストに追い詰められる。
ソーは、巨獣を倒した。
だが、氷の巨人にじりじりと囲まれる。
不意に、上空から、オーディンが舞い降りてきた。
オーディンが、ラウフェイに「許せ。お前とわしで終わらせよう」と穏やかに言う。
ラウフェイは「お前と息子の望み通り戦争と死の始まりだ」と呟いて、右手を振りかぶる。
オーディンは、長づえを振りかざし、ラウフェイを吹き飛ばした。
ソーたちと共に、ビフレスト(虹の架け橋)を戻っていく。
ソーは、アスガルドに連れ戻されてもなお、父のやり方は古いと反抗する。
オーディンは、自惚れた青二才と声を荒らげ、ソーの力を封印した。
ソーは、人間界に追放される。
オーディンは、ソーのハンマー(ムジョルニア)に「ハンマーのパワーは、相応しき者が授かるだろう」と囁いた。
そして、人間界に放り投げる。
ソー 、ミッドガルド(地球)に追放される
ミッドガルド(地球)の荒野に落下したソーは、車に衝突した。
車には、オーロラを観測中の天文物理学者 セルヴィグ博士(ステラン・スカルスガルド)、ジェーン(ナタリー・ポートマン)、ジェーンの助手ダーシー(カット・デニングス)の3人がいた。
3人は、ソーが、どこから現れたのか疑問を抱いた。
ソーを介抱し、病院に連れていく。
研究所に帰宅した。
ジェーンが上空を写した写真に人影を認める。
ソーが宇宙から落下したという証拠であった。
ジェーンは、ワームホールの存在を確信する。
セルヴィグ博士は、半信半疑であった。
3人は、ソーを連れ戻しに、病院に戻る。
ロキの生い立ち
アスガルド。
ロキは、武器庫にいた。【キューブ・テッセクラスト】を持ち上げた。
オーディンが背後から、とがめる。
ロキは、自分は何者? と問いかけた。
オーディンは、我が息子だと返す。
ロキは、【キューブ・テッセクラスト】から手を離した。
ゆっくりと振り向く。
肌が、青色から肌色に戻った。
「氷の巨人から奪ったのは、箱だけか」
ロキが問いかける。
オーディンは、観念したような表情を浮かべた。
実の息子ではなく、拾ったと打ち明ける。
その赤ん坊は、肌が青く、ラウフェイに捨てられていた。
ロキが、声を荒げて目的を聞く。
オーディンは、ロキを通じて氷の巨人との間に平和をもたらせると言った。
ロキが、自分は利用されたと詰め寄る。
オーディンは、よろよろと腰を降ろし身体を横たわらせた。意識を失っている。
ロキは、衛兵を呼んだ。
彼は、オーディンに代わって、アスガルドの暫定的な王になる。
抜けないムジョルニア
病院を抜け出したソーは、またもや、ジェーンの車と接触する。
ソーは、ジェーンやセルヴィグ博士と共に、飲食店へ向かった。
博士が、カウンター客の会話に興味を示す。
客たちは、墜落した人工衛星が、重くて持ち上げられないと言った。
ソーが、客に場所を聞く。
80キロ離れた西へ向かう。
ムジョルニアは、荒野に墜落していた。
バリケードに囲まれていて、SHIELD(国際平和維持組織)の管理下に置かれている。
ソーは、バリケードを突破し侵入した。
ムジョルニアを抜こうとするが、ビクともせず、うな垂れる。
フィル・コールソン(クラーク・グレッグ)が、ソーの侵入に気づいた。
ソーは、警備員に連行され、ある一室の椅子に座らされる。
アスガルドの王になりたいロキ
不意に、ロキが目の前に現れた。彼は、父が亡くなったと言った。
ソーは動揺する。
だが、父が亡くなったというのは嘘であった。
オーディンは、意識を失っているだけである。
ロキは、ヨトゥンヘイムに移動した。
ラウフェイに「あなた方を、オーディンの部屋に招き入れる。オーディンが亡くなったら、キューブ・テッセクラストを返す」と言った。
ラウフェイは、なるほどと呟いた。
一方、ロキの不穏な行動を察知したヴォルスタッグ、ファンドラル、ホーガン、シフは、ソーを連れ戻しに、ミッドガルド(地球)にやってくる。
ロキは、人型の兵器デストロイヤーを、ミッドガルドに放った。
ソーが、デストロイヤーの前に立ちはだかり「弟よ、悪いことをした。だが、彼らに罪はない。俺の命で終わりにしろ」と言った。
デストロイヤーのパンチを受け吹き飛ぶ。
駆け寄るジェーンに「終わった。お前は安全だ」と言って意識を失う。
その時、病床のオーディンの目から涙が流れた。
『ハンマーのパワーは、相応しき者が授かるだろう』
ムジョルニアが空へ飛び立ち、ソーの元へ一直線に向かった。
果たして、ソーは、デストロイヤーとロキを倒すことができるのか。
続きが気になった方は、本編へどうぞ。
『マイティ・ソー』感想【オーディンの愛情がロキに伝わっていない】
ロキは、オーディンの実子ではなく、ラウフェイが捨てた子供でした。
ロキが、拾われたことに感謝しているのかと思いきや違うようです。
確かに、オーディンは、ロキを拾うことでラウフェイとの友好を深めたいと言いました。
ですが、ロキは、利用されただけと怒りを露わにします。
オーディンの愛情が伝わっていないようですね。ロキの態度は残念です。