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『相続者たち』第8話のあらすじと感想【タン、ウンサンにキスをする】

相続者たち第8話
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『相続者たち』第8話のあらすじと感想です。参考にしていただけると幸いです

前話(7話)を簡単に振り返ります。

ウンサンは、【特別枠】として帝国高校に転校しました。【特別枠】は、4つある帝国高校のヒエラルキーの最下層です。

そのことがバレると、トップ階層(財閥後継者)に目を付けられる恐れがありました。

実際に、特別枠のジュニョンは、ヨンドに苛めを受けていました。ジュニョンは、鞄をヨンドの顔にぶつけます。しかし、ヨンドから暴行罪で訴えられました。

ウンサンは、クラスメイトに特別枠の疑いを向けられます。タンの機転で成金として、学生生活をスタートすることができました。

ある日、ヨンドにバッグの中身をぶちまけられます。

「安物ばかりだ。本当に成金か?」と疑いを向けられます。

さらに、彼はウンサンを自身の親が経営するホテルに呼び出しました。ウンサンは拒否します。

ヨンドは「ウンサンが来れば、ジュニョンに対する告訴を取り消す」と言います。

ウンサンは、ジュニョンに借りがありました。彼は、ウンサンが家政婦の娘と知っているのに黙っていたからです。

ヨンドの部屋に向かいました。そのことを知ったタンは、激高します。

怒りをぶつけられたウンサンは「どうしろと?」と涙目になりました。

タンは、俺を好きになれと言います。

相続者たち第8話 あらすじ

タン、ヨンドを訪ねたウンサンを責める

smartphone


「俺を好きになって欲しい」

ウンサンが、タンに好意を打ち明けられた。答えに詰まっていると、タンの実母・ギエから電話がかかってくる。

タンは、ウンサンからスマホを取り上げた。

「今、ウンサンと話をしているから、あとで電話をする」

通話を切った彼は、ウンサンを抱きしめた。

「泣くな。断らないでくれ」

タンは、帰宅した。実母のギエに問い詰められる。

「なぜ、あなたがウンサンの電話に出たの?」

「頼みごとをしに行ったんだ。学校でヨンドと喧嘩をしたことを母さんにいうなと」

「うちより格上の子を殴ったの?」

「理由が先だろ」

タンが、スマホを取り出す。

「父さんは、知っているようだ」

会長の元へ足を運ぶ。

「チェ代表の息子(ヨンド)を殴っただと?」

「今更、俺に関心が?」

会長は視線を落とした。

「お前の母親は学校の理事長(ジスク)だ」

タンの目が、鋭くなる。

「俺の母親は、理事長(ジスク)じゃない。父さんの同居人だ」

特別枠のウンサン、成金の振りに疲れる

帝国高校の中庭。

ウンサンが、チャニョンと向かい合っている。思いつめた表情で、口を開いた。

「みんなに正直に話すわ。成金の振りをするのは、限界だわ」

「駄目だ。できるなら、卒業するまで嘘を通せ。今日、ジュニョンが転校する」

ウンサンは、駆け出した。ジュニョンが、正門に向かって歩いている。

「お礼も言えなかった」

彼の背中を眺めて呟いた。傍らのクラスメイトたちが、ウンサンの視線を追った。

「ついに転校するねの。でも随分、長く耐えたわ」

「学校が明るくなった。特別枠の奴を追放してやりたい」

ウンサンは、目を伏せた。

タン、ラヘルに「ウンサンが好きだ」と伝える

dream


ウンサンは、校舎内に戻った。

廊下の掲示板を、眺める。ウンサンが、放送部のプロデューサーに合格したことを知らせる張り紙があった。

ボナが、その紙を剥がす。

「先輩は、本当にアナログな人間ね」

張り紙の後ろに、小さなメモがあった。ウンサンが、それを凝視する。

<真夏の夜の夢のような時間……>

ウンサンが、アメリカの高校の掲示板に残していったものだ。

「よく見つけたわね」

ウンサンは、メモ用紙をタンに差し出した。

「掲示板に、泣き言を残すとはな」

「まさか、見るとはね。でも、なぜ電話しろと?」

「今更、聞くのか? 話があったんだ。”本当に帰国するのか?””行くな””俺と一緒にいよう””会いたい”お前の存在も、帰国した理由の一つだ。考えてくれるか?」

ウンサンは、目を逸らした。「授業が始まるわ」と言って、歩を進める。

離れたところで、ラヘルが 2人の会話を聞いていた。タンが、ラヘルに気づく。

「ウンサンが好きだ。協力してくれ」

「私だって、傷つくのよ。それは分かって」

ラヘルは無表情で、立ち去った。

会長が、ウンサンを帝国高校に転校させた理由

会長が、検査入院した。秘書室長のジェホが、個室に姿を見せる。

「血糖値以外に、大きな問題はないようです」

「10年も同じことを……パク(ウンサンの母親)さんと、どこで知り合ったんだ?」

パク夫婦が営む屋台は、ジェホの行きつけであった。

会長が、借金の原因を尋ねる。

「ウンサンの父親が、闘病生活を送っていたようです。今も返済し続けていると」

「そうか。ウンサンは帝国高校へ送ったよ。タンとの身分の差を、はっきり分からせるためだ」

ジェホの目が、泳いだ。

ヨンド「家族写真は、勘弁して欲しい」

judo


体育館で、ヨンドと父・ドンウクが柔道着を着て向かい合っている。

彼らの足元の床は、パネルでこしらえたスポーツ用可動床だ。ヨンドが口を開く。

「父さんに勝ったことはないが、今回、俺が勝てば家族写真はなしに」

「勝てば、望みどおりにする」

両者は、帯を締めて頭を下げた。釣り手の取り合いが始まった。

ヨンドが、後ろ襟を掴まれる。払いのけた。胸元の横襟を握られる。

ドンウクは、腰を落とした。

前方にバランスを崩しかけたヨンドだったが、すかさずドンウクから離れた。

ドンウクの奥襟を掴み、大外刈りをしかける。しかし、首元を掴まれた。

ヨンドは、床に倒れ込んだ。送り襟締め(左襟と右襟で首を)を決められタップアウトする。

上体を起こした。

「反則じゃないか」

「審判もいないのに、正々堂々と戦うとはな。日曜日は必ず来いよ」

ドンウクは、淡々と言って立ち去った。

ヨンド、ウンサンのアルバイト先に現れる

ウンサンが、カフェ店のカウンターに立っている。

スマホに着信が入った。ヨンドの名前を確認するも、無視した。

ホール内へ移動して、硬直する。ヨンドがテーブルについていた。

彼は、ウンサンに気づいて微笑んだ。

「バイトで成金になったのか」

「何が聞きたいの?」

「ジュニョンへの告訴を取り下げたんだ。約束しただろ?」

不意に、離れたところから「約束とは?」と声が響いた。

ウンサンが、入口に目を向ける。ヨンドも、険しい顔で彼女の視線を追った。

タンは、ヨンドの向かいに座った。ウンサンに「仕事に戻れ」と声をかける。ウンサンはカウンターに戻った。

「ウンサンに手を出すな。分かったな?」

タンは、声を低めて言った。

「真っ向勝負か。その戦略はどうかな。負けて泣くなよ。俺の試合にはルールが存在しない」

ヨンドはおどけるように言った。

「ご注文のお飲み物です」と店長の声。

タンが、ウンサンは? と尋ねる。

「帰ったよ。これは、ウンサンのおごりだ」

タンとヨンドは、飲み物を手に店を出た。

愛人が登場して、ピンチのドンウク

photo studio


ヨンドが、写真スタジオに歩を進めている。蝶ネクタイにタキシードという出で立ちだ。

「結局、言いなりね。信じて損したわ」

ラヘルが後ろから、毒づく。

「高価なドレスが台なしだな」

ヨンドは、からかうように言った。写真スタジオに足を踏み入れる。

エストが2人に、笑顔を見せた。

「来たのね。キマっているわ」

ドンウクは、スタジオのスタッフと打合せをしていた。ヨンドが、声をかける。

「今からが見せ場です」

「さあ、始めようか」

ヒールの音が、響いた。ヨンドが、笑みを浮かべる。

シックな黒いドレスを着た女性が、スタジオに入って来た。彼女は、ドンウクに笑いかける。

「あなた、久しぶり。さらに、素敵になったわ」

エストが、怪訝そうな顔つきをする。ドンウクは、顔を強張らせていた。

ヨンドが、陽気に口を開く。

「おばさん、元気でした?」

黒ドレスの女性は、いたずらっぽく笑った。

「お姉さんと呼んでよ。立派になったわね。中学生のとき以来ね」

「この間、父さんに会いにきたとき、会ったでしょう」

「内緒にしてと言ったのに」

黒ドレスの女性は、笑い声を立てた。ドンウクを、見据える。

「今日は、特別な日なの?」

ドンウクは、目を逸らした。

「お客様みたいだし、撮影は中止よ。笑えそうにないからね」

エストは冷たい声音で言った。ネックレスを引きちぎって出口に向かう。

ラヘルが、満足そうな笑みで、エストを追いかける。

ドンウクが、ヨンドを睨んだ。

「お前」

「反則も試合の一部で、大事なのは勝敗だ。何としてでも勝て……とても感銘深かった」

ヨンドは、挑戦的な物腰である。

スタジオを出た。ラヘルが、笑いかけてきた。

「格好よかったわ。借りができたわね」

「返せばいい話だ。欲しいものがある。ウンサンの税関申告書だ」

「タンは、彼女に気がある。どうにかならない?」

タン、ウンサンにキスをする

帝国高校の食堂。

ウンサンが、皿にサラダをよそった。

後ろからヨンドが、それを取り上げる。すたすたと歩き出した。

「何をするのよ」

慌てて追いかける。

ヨンドは、彼女の皿をテーブルに置いた。

「一緒に食べたくてな。座れ」

ウンサンの脳裏に、ジュニョンがいじめられていた光景が浮かんだ。相席を断る。

「俺に恥をかかせる気か?」

しぶしぶ、ヨンドの向かいに座った。

少し離れた席で、クラスメイトが、ヒソヒソと言葉を交わしている。

「ジュニョンの席よ。ウンサンが新たな標的ね」

「まったく幼稚だわ」

ウンサンが、不安げな顔つきで、ヨンドを見つめる。

「ここに座らせたのは、どういう意味?」

ヨンドは、肩をすくめた。

「深い意味はない。この席が楽でな」

「タンを刺激するのに、私を利用しないで」

タンが、ヨンドとウンサンに気づいた。ウンサンが震えている。

「何をしているんだよ。立て!」

ウンサンは、恐る恐る立ち上がった。

「マナーが悪いな」

ヨンドも席を立ち、タンににじり寄る。

「先に約束していたんだ。行こう」

タンは、ウンサンの手を取って出口へ向かった。

ウンサンが、ヨンドに足を引っかけられ転倒する。皿の割れた音が、響き渡る。

タンが、ヨンドの胸倉を掴んだ。

ウンサンが、タンを、なだめる。

「私が転んだだけよ。お願いだから、私を出して」

タンとウンサンは、食堂を出ていった。

ラヘルが、ヨンドに歩み寄った。税関申告書を差し出す。

「結局、ウンサンはタンの元ね」

「奪い返せばいい。甘く見るな」

ヨンドは、税関申告書を乱暴に受け取った。

ウンサンは、屋上で涙を流した。彼女のスマホに、ヨンドから着信が入る。

タンが、出るなと声をかけた。

果たして、ウンサンは電話に出るのか?

相続者たち第8話 感想

8話を観た感想は、以下の2つです。

  1. ウンサンが苛めを受けないか、心配になった。
  2. ミョンスが、ZE:Aの『後遺症』を聴くシーンが面白い。

それぞれ、記します。

ウンサンが苛めを受けないか、心配になった。

ウンサンが、食堂で、ヨンドと向かい合った場面で緊張しました。

転校したジュニョンに代わって、ウンサンが苛めのターゲットになりそうな想像をしたからです。

同時に、早くタンが来てウンサンを助けてくれないかと期待しています。

タンが来たので、ホッとしました。ただ、その後屋上に移動したタンが、ウンサンにキスをしたのに驚きました。

ミョンスが、ZE:Aの『後遺症』を聞くシーンが面白い

ミョンスを演じるパク・ヒョンシクは、ZE:Aのメンバーです。

それを知っていると、次のシーンに笑えます。

  • ミョンスが、スマホで、ZE:Aの『後遺症』を流している。
  • 「もっと他のいい曲を流してくれよ」とヨンド。
  • ミョンスは「この歌のどこが悪い」とむきになった。

「この歌のどこが悪い」という台詞は、役(ミョンス)ではなく、ヒョンシクの本音ではないでしょうか。

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相続者たち第8話 キャスト

  • キム・タン/イ・ミンホ
    帝国グループ会長の婚外子
  • キム・ウォン/チェ・ジニョク
    帝国グループの社長。タンの異母兄。
  • チャ・ウンサン/パク・シネ
    貧困家庭に生まれる
  • パク・ヒナム/キム・ミギョン
    ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。
  • キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
    帝国グループ会長で、タンの父。
  • チョン・ジスク/パク・チュングム
    帝国高校理事長で、会長の後妻。
  • ハン・ギエ/キム・ソンリョン
    会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。
  • チェ・ヨンド/キム・ウビン
    ホテルゼウスオーナーの息子。
  • ユ・ラヘル/キム・ジウォン
    タンの婚約者。
  • イ・エスト/ユン・ソナ
    RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。
  • チェ・ドンウク/チェ・ジノ
    ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。
  • ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
    ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。
  • イ・ボナ/クリスタル
    タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。
  • ユン・ジェホ/チェ・ウォニョン
    チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。
  • イ・ヒョシン/カン・ハヌル
    検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。
  • チョ・ミョンス/パク・ヒョンシク(ZE:A)
    法律事務所経営者の息子。

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