『相続者たち』第18話のあらすじと感想【ウンサン、ソウルに戻る】

相続者たち第18話を観ました。
あらすじと感想を書いたので参考にしていただけると幸いです。

相続者たち第18話 あらすじ

簡単に前話（17話）を振り返ります。

ウンサンは、会長に「タンから身を引き外国へ行け」と言われました。タンの将来を思うウンサンは、従います。

タンは、ウンサンが引っ越したことに動揺。ウンサンが解約した電話番号を買い取りました。

借金返済完了のメッセージが届きます。タンは、ウンサンが借金を返済した店を特定しました。

タンは、店の近くにある一軒家に目を止めます。洗濯物を干すウンサンを発見しました。

しかし、声をかけずに引き返します。

タンは、ウォンに「渡米し、株も手放すからウンサンを守ってくれ」と告げました。

そして、ウンサンを訪ね、別れを切り出します。ウンサンと別れたことを会長に報告。

タンは、自暴自棄になり、無免許やスピード違反で警察に捕まる体たらくです。

以下が、第18話のあらすじになります。

ウンサンに別れを告げ、自暴自棄のタン

タンは、ウンサンに別れを告げた。繁華街で酔っ払い、通行人に絡む。

ヨンドが、彼に気づいた。殴り合いの喧嘩を始める。

タンが「ウンサンをお前にやるよ」と投げやりに言った。

ヨンドは、ふざけるなとタンの胸倉を掴む。タンは、生きていられないと弱音を口にして突き飛ばされた。

ヨンドが、繁華街から立ち去っていく。

ウォン、タンの傷だらけの顔に驚く

ウォンが、会長宅に帰宅した。ユン室長が帝国建設の副社長に就任したことを報告。

会長は「帰れ」と苛立ちを露わにした。

「他に用が……」と言いかけるウォン。タンが帰宅した。

二階に上る彼に、会長が「いつまでも甘えるな」と一喝。

タンは、無言のまま自室に戻り、床に座り込んだ。ウォンが入ってきて声をかける。

「病院に行こう。素直に従え」

「俺はいつ渡米を？辛いんだ。早く送り出してくれ」

タンは、号泣した。ウォンは、黙って彼を見つめる。

ヨンド、ウンサンの新居を訪ねる

ヨンドは、ゼウスホテルに戻った。

ロビーで、ウォンに呼び止められる。タンと喧嘩をしたのか？と聞かれた。

ヨンドは、殴ったことを認めつつも、タンに原因があると言った。

ウォンは、大きくため息をつき、薬を塗れよと言って歩を進める。

ヨンドは、ウンサンが引っ越した海岸沿いの一軒家を訪れた。

彼女の母・ヒナムが戻ってきた。

ヨンドは、家の中へ招かれる。手料理を振る舞われ、目を潤ませた。

ウンサンは書類を提出するためにソウルの学校へ行っている、とヒナム。

ヨンドは、ウンサンと親しいのか聞かれる。彼女が好きなんですと返した。

ウンサン、会長に呼び出される

ウンサンが、ソウルに向かったのは、会長に呼ばれたからであった。

会長に、海外に移住するという約束を守らなかったことを責められる。

「肩代わりしてくれた借金は、頑張って働いて返します」と打ち明けるも、会長は「返済したら、またタンに会うつもりか？」と叱責。

ウンサンは目に涙を浮かべて、口を開いた。

「タンが好きだからです。今でも好きです。私を脅したところで、彼を思う心は変わりません。でも、お言葉どおり、彼には会いません」

会長は、目を見開いたまま視線を逸らした。

会長宅を後にしたウンサンは、タンと偶然会った。二人は、視線が合い硬直する。

無言のまま、すれ違った。三陟（サムチョク）行きのバスに乗り込んだ。

通路を挟んだ隣席に、タンが座る。ウンサンは、彼に気づいて息を呑んだ。

だが、声をかけない。

バスを降りて歩くウンサン。タンが後を追う。

ウンサンは、彼の視線を感じながらも、帰宅した。玄関のドアを閉めるが、外へ駆け出す。

タンの姿はない。

肩を落として戻ると、タンに「探したか？」と声をかけられる。

「来ないでよ」と背中を向けるウンサン。後ろから抱きしめられた。涙を流すウンサン。

「ウンサン、お前を放せない。どうすれば？」

ウンサンは、タンを振りほどき自宅へ戻った。

ウォン、ウンサンを訪ねる

ウォンは、ウンサンのアルバイト先である本屋を訪ねた。

喫茶店に場所を移す。

「今の弟は、酷いザマだ。タンには会いたくないのか？」とウォン。

ウンサンは「タンには、もう会いません。お話とは何ですか？」と返した。

「いつ戻るんだ？父のせいで、ここに引っ越してきただろ。だから、君は望むものを要求できる。当然の権利だ。どうするんだ？」

ウォンの言葉に、ウンサンは目を泳がせた。

ウォンは、会長宅に戻りタンの元へ。

「俺に従うと言ったよな。まずは、学校に行って期末テストで良い点を取れ」

ウォンは、そう言ってウンサンが書いたメッセージカードを渡した。

そして「これが生きる力になるかもしれない。助けてやる」と言って立ち去る。

タンは、メッセージカードを開いた。彼への恋心が綴られている。読み終えると、放心したように宙を見つめた。

ウンサン、帝国高校に戻る

タンは、帝国高校に登校した。ベンチでぼんやりしていると、何者かが隣に腰かける。

隣に目を向けたタンは、驚きの表情を浮かべた。ウンサンが微笑んでいる。

「前に会ったとき、傷だらけの顔で驚いたわ。何があったの？」

「ウンサンが消えた」

「もう逃げないわ。まずは期末テストを受ける。あなたの隣にいるわ」

タンは、ウンサンを抱きしめた。ウンサンも笑顔で、彼の背中に手を回す。

ヨンド、ウンサンに別れを告げる

期末試験が終わると、ウンサンは、ヨンドに「借りを返せ。煮麺を食べに行こう」と言われた。

煮麺店で向かい合う二人。ヨンドが、帝国高校に戻ってきた理由を尋ねる。

「戻りたくて」

「会長と戦って、怪我するなよ。じゃあな、これで最後だ。お前を振ったんだ」

「友達になれない？」

「俺は、お前と友達になれない。女として見てたし、初恋の相手だ。会っても素通りしよう」

ヨンドが、店を出た。ウンサンは、彼の背中をじっと眺め続ける。

ウンサンは、タンと共に、ミョンスの作業場で一夜を明かした。タンのスマホに、ギエから着信が入る。

ギエは、タンが帰宅する頃には家にいないかもしれないと言って通話を切った。

ギエ、会長に別れを切り出す

会長が、ギエを「タンに言うがいい。安物の輝きに騙され、父親の二の舞を踏むなと」と叱責する。

ギエは「あなたにとって、私は何なの？」と号泣した。

自室に戻った彼女は、イヤリングや指輪、ネックレスを外した。

キャリーバッグに衣服などをつめて、会長に別れを切り出した。

会長は「酒でも飲んだか？」とおどける。

「理事長を傷つけたせいか、私の青春もバラ色ではなかった。これから素直に生きていく。別れましょう」

「私の言葉で気分を害したかもしれない。だが、タンを放り出し別れるだって？」

「タンの将来を考えたら、帝国グループに残したいわ。でも、それが嫌と言うなら、タンの希望どおりにする」

会長が「勝手に決めるな。そんな権利はない」と声を荒らげた。

「だから、別れたいの。始まりはどうであれ、愛していたわ」とギエ。

会長は、根負けした。

ギエは、去り際に「一緒に撮った写真もないわね」と声を落とした。

会長が秘書に空港へ送るように命じた。

「なぜ、空港へ？家を出るだけよ？」とギエが狼狽える。

「アメリカへ行け。気が晴れるまで、アメリカの空を満喫し買い物でも楽しめ」

「英語も話せないのよ。別れる自由もないの？」

「タンを刺激せず、まっすぐ空港に向かえ。母親の役目は果たせ」

会長は淡々と述べて背中を向けた。

ギエが、秘書と共に外へ出る。タクシーが通りかかり、乗り込んだ。

慌てる秘書を尻目に、タクシーの運転手を急かす。

ギエは、帝国高校の正門前でタクシーを止めた。

スマホで誰かを呼び出す。

ヨンドが車で現れた。なぜ、学校へ？と戸惑っている。

ギエは、タンの所在を尋ねた。「理事長がいて、校内に入れないの」と言った。

ヨンドは、ギエを車の後部座席に乗せた。そして、校内に駆け出す。

タンを呼び止めた。

「タン。校門に、お母さんが来てる。行け」

タンは、怪訝そうにヨンドを見やる。ハッと表情を強張らせ、校門へ走った。ヨンドも続く。

後部座席から、ギエがタンの名前を呼んだ。ヨンドがタンを助手席に促す。

タンは、感謝を述べて乗り込んだ。

車は走り出した。

続いて、会長の車がヨンドの前で止まった。秘書やガードマンが降りてきて、周囲を伺う。

ヨンドは、中学時代を回想しながら歩き出した。母親が『ヨンドを見ていない？探してくれない？』と生徒に声をかけている。

タンとギエは、地下駐車場でヨンドの車から降りた。

タンは車を呼び出した。

「行く当てもないのに飛び出したのか？」と呆れつつも、ギエにヨンドのホテルに向かうように言った。

そして、自宅へ戻り会長の元へ。

果たして、タンは会長に何を言うのか？

相続者たち第18話 感想/ヨンドの行動が良かった

終盤で、ヨンドがタンをギエの元に向かわせたのが良かったです。

会長と別れて家を出ようとしたギエ。しかし、アメリカで気晴らしをしろと言われて強制的に空港へ連れて行かされそうになります。

偶然、通りかかったタクシーに乗って帝国高校へ向かいました。タンに会うためです。

でも、中に入れず、ヨンドに助けを求めました。

この後の、ヨンドの行動が素晴らしいです。タンを探し出して、ギエの元へ向かわせたのです。

なぜ、ヨンドは、このような行動をとったのでしょうか？

ヨンドは、中学時代、母親が失踪したという悲しい過去があります。

母親は失踪する時に、ヨンドが通う中学校へ向かっていました。

タンは、彼女にヨンドを探して欲しいと言われ彼の元へ。ですが、ヨンドは素直に応じず、母親と顔を合わせることができませんでした。

その後悔があるから、タンに会いたいというギエの要望を叶えたのでしょう。

相続者たち第18話 キャスト

• キム・タン／イ・ミンホ
  帝国グループ会長の婚外子
• キム・ウォン／チェ・ジニョク
  帝国グループの社長。タンの異母兄。
• チャ・ウンサン／パク・シネ
  貧困家庭に生まれる
• パク・ヒナム／キム・ミギョン
  ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。
• キム・ナムユン（会長）／チョン・ドンファン
  帝国グループ会長で、タンの父。
• チョン・ジスク／パク・チュングム
  帝国高校理事長で、会長の後妻。
• ハン・ギエ／キム・ソンリョン
  会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。
• チェ・ヨンド／キム・ウビン
  ホテルゼウスオーナーの息子。
• ユ・ラヘル／キム・ジウォン
  タンの婚約者。
• イ・エスト／ユン・ソナ
  RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。
• チェ・ドンウク／チェ・ジノ
  ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。
• ユン・チャニョン／カン・ミンヒョク（CNBLUE)
  ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。
• イ・ボナ／クリスタル
  タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。
• ユン・ジェホ／チェ・ウォニョン
  チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。
• イ・ヒョシン／カン・ハヌル
  検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。
• チョ・ミョンス／パク・ヒョンシク（ZE:A)
  法律事務所経営者の息子。
• チョン・ヒョンジュ／イム・ジュウン
  ウォンの恋人で、ヒョシンの元家庭教師。帝国高校の新米教師。

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