『相続者たち』第10話のあらすじと感想【ラヘルがタンとの婚約破棄】

『相続者たち』第10話のあらすじと感想になります。参考にしていただけると幸いです。

前話（9話）を簡単に振り返ります。

ウンサンは、ヨンドに、かつて住んでいた住居を特定されました。

成金の振りをしている彼女にとって、ボロボロの家に住んでいたことを知られるのは都合が悪いことです。

彼には、特別枠であることもバレていました。

帝国高校から追い出されるのでは？　疑念を抱くウンサン。

しかし、ヨンドに「お前に、惚れた」と言われ動揺します。

タンの家に住み込みで働く家政婦の母と同居していることは、バレていません。

ウンサンは、タンの家に帰宅しました。

庭で、ヨンドがタンと睨みあっています。ヨンドが、ウンサンに気づきました。

彼は「家に出入りする仲なのか？」と言ってほくそ笑みます。

相続者たち第10話 あらすじ

ヨンドが、タンの家を訪れた

タンの実家の庭先で、にらみ合うタンとヨンド。

ウンサンが、帰宅した。ヨンドは彼女を見て「家に出入りする仲か」と驚く。

タンは、とっさに「ウンサンと先約が」と口を開いた。ウンサンに「悪いが、コンサートは今度に」と声をかける。

「あとで連絡して」ウンサンはおずおずと、タンの敷地から出ていった。

「どんな仲だ？　秘密の多いこの家に堂々と入れるということは、お前の妹か？　ラヘルはこのことを知っているのか？」

ヨンドが、矢継ぎ早に質問をする。

「ウンサンと付き合っている。これでいいか？　ラヘルも知っている」

タンは、背中を向けた。

タンが、ヨンドの家を訪ねる

タンは、ゼウスホテルの社長室に足を運んだ。

ヨンドの父・ドンウクが「ずいぶん、成長したな」と笑みを浮かべる。

「どいういうつもりだ」血相を変えたヨンドが、社長室へ入ってきた。

タンは、ドンウクに「僕がヨンドを殴りました。深く反省しています」と謝罪。

「謝りに来るなんて。タンは、立派に成長したな」とドンウク。

タンは、満足げな表情で退出した。

ドンウクが、笑みを引っ込めてヨンドの頬をぶった。

「２度も殴られたと？　どんな手を使ってでも勝つべきだろ」

「実に、父さんは健全だ。感情を、すぐ行動に移すとはね」ヨンドが言い返すと、来客の気配を感じた。

扉を開ける。ドンウクの愛人が笑った。

ドアを閉めて「母さんも、あの女と同類か？」とドンウクを睨んだ。

社長室を出てエレベーターに乗るヨンド。タンも乗り込んできた。

「喧嘩に家族を巻き込むのは、ここまでに」

タンは、視線を合わせずに言った。

「ということは、残るは一つだな。ウンサンも哀れだ。勝負魂を、そそられるよ。俺からの警告だ」

ヨンドが、淡々と言ってタンを見据える。

帰宅したタンは、ウンサンに「ヨンドに、（ウンサンと）付き合っていると言った」と打ち明ける。

「そんな嘘を？」ウンサンが、戸惑う。

「嘘じゃない。俺たちは、今日から付き合うんだ」タンが、思いつめたような目で言った。

「ええ、いいわ。婚約解消し勘当されても、私を想い続けられるか試すのよ。付き合ってみる。奥様が知ったら、私たち親子は、追い出されるわ」

ウンサンが涙をこらえて、まくし立てた。

「お前は、俺の思いを馬鹿にするのか？」とタン。

「お互い様じゃない。あなたと私が見合うとでも？」ウンサンが、言い返す。

「いいさ、お前を忘れるよ。いい夢を見させてもらった」

タンは、潤んだ目で呟き自室に戻った。

ウンサンは、学校でタンを避けるようになる。

ラヘルが、タンとの婚約解消を告げた

タンは、ラヘルに呼び出された。

「ママが、両家の母親同伴で、食事しようって」

タンは、ジスクとともに、ラヘル親子との会食に出た。

「どうすれば、婚約を解消できます？」ラヘルが、口を開く。

ジスクとエストは戸惑い顔。ジスクに「帰って」と促された。

外へ出る。

「本気で、婚約解消すると？見てなさい。両家が互いにどう出るか」ラヘルが言った。

「最悪だ」

ため息まじりのタン。彼に着信が入った。

表示名には会長の名前。

「ほら来たわ。ウンサンのため全てを捨てられるかを見守っているわ」ラヘルは、そう言い残して立ち去った。

タンは、会長に呼び出された。婚約解消の理由は何だ？　と問い詰められる。

「ラヘルに気はない」とタン。

「ウォンの言うことが正しかった。お前の帰国後、皆に亀裂が。お前はウォンと違う」

会長は、声を荒らげた。

「俺は、婚外子だからね」

タンが、不愛想に返す

「お前には、後ろ盾が必要だ。それがラヘルなんだ」

「そんなものはいらない。俺のせいで、家が冷たくなっている」タンは涙目で、言った。

自室に戻る。

「キャンプに行くべきよ。せっかく大金を出してくださったのに」

ウンサンに諭される。

「また、ヨンドと衝突していいのか？」

タンは、頑なにキャンプに行くことを拒否した。

「タンの部屋にはいられない。私たちは、住む世界が違うから。越えられない壁があるのよ」

ウンサンが、部屋を出て行こうとする。

タンが、彼女を後ろから抱きしめて言った。

「待っていろ。壁を越えさせてみせる。キャンプを楽しんでこいよ」

ウンサンは、目に涙を浮かべた。

キャンプに不参加のはずのタンが、野営地に登場

ウンサンは、キャンプに参加した。ヨンドとラヘルの顔もある。

テントを張り、ペイント弾のサバイバルゲームに興じる生徒たち。

キャンプ料理を食べ終えたウンサン。

「皿洗いは、ウンサンが」ヨンドが、声を張り上げる。

ウンサンが、彼を睨んだ。ヨンドは「手伝おうか？」と笑いかけた。

炊事場で皿を、洗い始めるウンサン。

ヨンドは、アウトドアチェアに腰かけてニヤニヤとしている。

「手伝うんじゃないの？」ウンサンが、不満をぶつけた。

チャニョンとボナが近寄ってきた。

ヨンドがチャニョンに「ウンサンは、特別枠じゃ？」と聞く。

ボナが周囲を伺う。

ヨンドは「周知の事実か」と呟いた。

ウンサンが、ヨンドを野営地のはずれに引っ張っていく。

「タンとはどんな関係だ？」とヨンド。

「とやかく言われる筋合いはないわ。今までどおり私をいじめなさい」

ウンサンは、まくし立てるように言って引き返した。

タンに電話をかける。ラヘルと目が合った。

彼女も耳にスマホを押し当てている。

ラヘルは、ウンサンのスマホを取り上げた。スマホには、タンと表示。

ウンサンは、彼女に顔を平手打ちされる。

「痛い？　ずっと我慢してきたのよ。もう話だけじゃ通じないようね」とラヘル。

「電話するわ、返して」

ウンサンがそう言うと、ラヘルが右手を振り上げた。

ヨンドが、ラヘルの手首を後ろから掴む。

「ウンサンは今から俺の物だ」彼は、ウンサンを野営地へと引っ張っていった。

タンが、現れた。彼と目があったヨンドは、笑みを浮かべながらウンサンを抱き寄せる。

果たして、タンは、どう出るのか？

相続者たち第10話 感想/婚外子というコンプレックスに悩むタンが痛々しい

タンが、婚外子であることに悩む姿が痛々しかったです。

特に、実の父親（会長）から「お前には後ろ盾が必要だ。それがラヘルなんだ」と言われたタンの表情は辛そうでした。

タンだって、婚外子として生まれたのは不本意でしょうし、政略結婚を強いられるのはあんまりだなと感じます。

相続者たち第10話 キャスト

• キム・タン／イ・ミンホ
  帝国グループ会長の婚外子
• キム・ウォン／チェ・ジニョク
  帝国グループの社長。タンの異母兄。
• チャ・ウンサン／パク・シネ
  貧困家庭に生まれる
• パク・ヒナム／キム・ミギョン
  ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。
• キム・ナムユン（会長）／チョン・ドンファン
  帝国グループ会長で、タンの父。
• チョン・ジスク／パク・チュングム
  帝国高校理事長で、会長の後妻。
• ハン・ギエ／キム・ソンリョン
  会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。
• チェ・ヨンド／キム・ウビン
  ホテルゼウスオーナーの息子。
• ユ・ラヘル／キム・ジウォン
  タンの婚約者。
• イ・エスト／ユン・ソナ
  RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。
• チェ・ドンウク／チェ・ジノ
  ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。
• ユン・チャニョン／カン・ミンヒョク（CNBLUE)
  ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。
• イ・ボナ／クリスタル
  タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。
• ユン・ジェホ／チェ・ウォニョン
  チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。
• イ・ヒョシン／カン・ハヌル
  検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。
• チョ・ミョンス／パク・ヒョンシク（ZE:A)
  法律事務所経営者の息子。

かん

Twitter

当サイトの管理人、かんと申します。