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『マイ・インターン(2015)』のあらすじと感想【ベンの仕事に対する真摯な態度】

マイ・インターン
kan
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『マイ・インターン』は、2015年にアメリカと日本で上映されました。

ロバート・デ・ニーロ演じるベンの仕事に対する態度に、感銘を受けました。

例えば、高齢者雇用に反対の女性社長・ジュールズに仕事を貰えなくても、自分から率先して仕事を見つけていくシーンなどですね。

70歳だから、煙たがられていると悲観的な考え方をしないのが素晴らしいです。

あらすじと感想を書いたので、参考にしていただけると幸いです。

マイ・インターン あらすじ

70歳のベン、シニア・インターンの求人広告に応募


70歳のベンは、妻と死別して3年半である。

電話帳を制作する『デックス社』に、営業や印刷の管理責任者として、40年勤めていた。

その『デックス社』を辞めて、隠居生活を送っていたベンだった。

海外旅行に出掛けることに空しさを感じ仕事に就くことを決める。

彼は、外出中に『アバウト・ザ・フィット』の求人広告を見つけた。

高齢者のインターン(見習い社員)を募集していた。

応募資格は、〈65歳以上〉〈事務能力があり、Eコマースに興味のある方〉〈履歴書の代わりに、自己紹介ビデオをYouTubeにアップロード。ファイルは、mov か mpg で〉とあった。

『アバウト・ザ・フィット』は女社長・ジュールズが、古工場を買い取って服を製造し、それをネット販売している会社である。

1年半前に設立した時の社員は25人。現在は、216人と急増していた。

「誰かに必要とされたい」
「誠実で危機に強い」
「長年住んでいるブルックリンがオシャレに変わったので、私も変わりたい」

ベンは、そう述べたVTRをYouTubeにアップロード。

後日、ベンは『アバウト・ザ・フィット』で面談。

シニア・インターンとして働くことが決まった。

彼は、社長・ジュールズ個人の配属となる。

しかし、ジュールズは「実は、任せる仕事がないの。社員の手前、私の直属にしただけ。転属させましょうか?」と言い放つ。

ベンは転属を希望しなかった。

彼は、ジュールズからの指示がなく、暇を持て余してしまう。

だが、「行動あるのみ」といって、郵便物を配ったりするなど主体的に動いた。

ジュールズ、CEOを迎え入れるか葛藤する


ジュールズは、投資家たちから「外部からCEOを迎えるべきだ」と進言されていた。

「ハーバード大卒じゃないから?ここまで成功してるのに、私に上司が必要?5年の目標を9ヶ月で達成している」と彼女は戸惑う。

「その成功に僕らが追いつけていない」と部下は反論した。

さらに、ジュールズは会議に遅れることが多く、社員の予定が押していた。

SEは朝3時まで仕事、顧客対応は手一杯だった。

在庫不足、出荷ミス、プログラムの問題・・・。

部下は、問題点を挙げていった。

そして彼の「急に大きくなり過ぎてパンクする。経験豊富なCEOが来れば、社長の負担が減り、仕切りを任せればいい」という言葉に、ジュールズは感情的になる。

ジュールズは目に涙を浮かべた。

「きっと自分のやり方を通したがるわ。上司になるのよ。好きな仕事をしようにも、いちいちお伺いを立てなきゃいけない」

ジュールズ、ベンが重要な存在だと気づく


ベンは、ジュールズお抱えの運転手・マイクが何かを呷っているのを目撃した。

彼に運転の辞退を迫る。それ以来、運転手は姿を見せなくなってしまう。

ベンは、ジュールズの送迎を担当することになった。

出勤時に、ジュールズの自宅へ向かった。

ベンは、外で待つように指示されていたが、ジュールズの夫・マットに中で待つように言われる。

プライベートを隠したいジュールズは、部屋に上がっていたベンに違和感を抱いた。

彼女は、ベンを別の部署に異動させた。

しかし、ジュールズは、ベンを異動させたことを後悔する。

ベンの代わりの運転手・ドリスは、運転が下手で命の危険すらあった。

車内で眠りに落ちたのは、ベンが初めてだった。

さらに、ジュールズは、CEO候補者の面談でギャル商売と揶揄されたことをベンに相談している。

ベンの落ち着き払った態度に好感を持っていたことに気づいた。

ジュールズは、ベンに謝罪し、彼を昇格させる。

ジュールズの信頼を得たベンは、彼女の娘の送迎も任された。

マットが風邪をひいてしまったようだ。

その送迎の途中に、ベンは、マットがジュールズとは別の女性とキスをしているのを目撃した。

さらに、ベンは、ジュールズからマットが浮気をしていると相談されて・・・。

果たして、ジュールズとマットの夫婦関係はどうなって行くのか。

ベンはどう対応するのか?

マイ・インターン 感想/ベンの仕事に対する真摯な態度が良い


ベンの仕事に対する態度が素晴らしいです。

例えば、シニア・インターンとして社長・ジュールズの専属になったものの、ジュールズは仕事を与えませんでした。

どうやら、彼女は高齢者は仕事ができないという偏見を抱いているようです。

ですが、ベンは、腐りませんでした。

大量の郵便物が乗ったカートを動かせない女性を見れば、率先して代わっています。

さらに、住居に困っていた同期入社の若者を自宅に住まわせました。

別部署に異動させられても、ジュールズの謝罪を快く受け入れています。

とにかく、ベンが最初から最後まで、紳士なのです。

ハンカチを持つ理由が、女性が泣いた時の為って、格好良すぎです。

不満や文句を一切言わない彼の存在によって、『マイ・インターン』が、心温まる作品になっていると感じました。

マイ・インターン 声優・吹き替え・監督

  • ベン/ロバート・デ・ニーロ(野島昭生)
  • ジュールズ/アン・ハサウェイ(園崎未恵)
  • マット / アンダーズ・ホーム(川島得愛)
  • 監督/ナンシー・マイヤーズ 代表作『ファミリー・ゲーム/双子の天使 (1998) 』『ハート・オブ・ウーマン (2000)』『ホリデイ (2006) 』
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