『メアリーと秘密の王国(2013)』のあらすじと感想【メアリーと父の親子愛が素敵】
『メアリーと秘密の王国』は、2013年にアメリカで上映され、2014年に日本公開されています。
メアリーと父親の関係が改善されていくストーリーに感動しました。
親子愛がテーマだと感じます。あらすじと感想を書きましたので、気になった方は、視聴してはいかがでしょうか。
メアリーと秘密の王国 あらすじ
小人王国・ムーンヘイブンの女王・タラの死
メアリーは、母と死別した。辺境に住む父と暮らすことになり、彼の家を訪れる。
父親は、森に小人の高度な社会が存在することを信じている研究者だった。
メアリーは、小人の存在を信じていない。
父親が、その研究に没頭したせいで、家庭が壊れたと考えていた。
ペットでパグ犬のオジーが、森に紛れ込んだ。メアリーが追いかける。
小人が頭上から墜落してきた。
彼女は、小人が森の中に築いたムーンヘイブンの女王・タラ。
タラは、ムーンヘイブンと敵対するボーガンの一味に瀕死の重傷を負わされていた。
彼女が、花のつぼみに命を吹き込み、メアリーに託す。
両手でそれを受け取ったメアリーは、縮んでしまった。
タラは「ニム・ガルーにつぼみを届けて」と言って、息絶えてしまう。
ムーンヘイブンで、森を再生する能力を持つ者は、タラのみ。
彼女が亡くなったことで、ムーンヘイブンがある森の腐敗が急速に進んだ。
つぼみをニム・ガルーに届けなければ、小人の王国・ムーンヘイブンは消滅してしまう。
メアリー、森の女王に花のつぼみを託される
タラに仕えていたローニン司令官が、メアリーに「女王が君につぼみを託した以上、一緒に来てもらう」と言った。
メアリーは、ローニンとともに、ニム・ガルーの元へ向かった。
ニム・ガルーは、知識の年輪の巻物で、タラが亡くなったことを知る。
メアリーは、彼につぼみを手渡した。
ニム・ガルーは、知識の年輪の巻物で、つぼみの扱い方を調べる。
それによると〈つぼみの管理は、湿らせること。選ばれたつぼみは、何があろうと開く。
開花は今夜。満月が頂点に昇りきった時だ〉と記されていた。
そして、元の世界へ帰りたがっているメアリは、ニム・ガルーに巻物を差し出される。
その巻物に息を吹きかけるメアリー。
タラの映像がメアリーの眼前に広がった。
タラは『不安でしょうけど、つぼみの開花を見届けて、そうすれば、あなたは報われる』と言った。
マンドレイクに花のつぼみを奪われる
つぼみをムーンヘイブンに持ち帰ろうとした矢先、ボーガンのボス・マンドレイクが襲ってきた。
つぼみは、彼に奪われてしまう。
メアリーとローニンは、つぼみを取り返す前に、メアリーの自宅へ侵入した。
メアリーの父が拾い集めたボーガンたちの装備を拝借するためだ。
父親が帰宅してきた。装備を手に取って立ち去るメアリーたち。
彼女は、去り際に、父親の地図のピンを〈ディープ・スプリング〉に移動した。
メアリーたちは、マンドレイクからつぼみを取り返し、ニム・ガルーの元に持ち帰る。
満月は、夜空の頂点に昇りきる寸前だった。
つぼみが、台に置かれた。じわじわと月光がつぼみを照らし出していく。
つぼみが、花開こうとした瞬間、月光が遮られた。
頭上を見上げるメアリーたち。
果たして、マンドレイクは何をしたのか? つぼみは花開くのか? メアリーは、元の世界に戻れるのか?
メアリーと秘密の王国 感想/メアリーと父の親子愛が素敵
メアリーと父親の親子愛が良かったです。
メアリーは、小人の存在を信じて研究している父親に良い感情を持っていませんでした。
そんな彼女が、小人になってムーンヘイブンに紛れ込んだことから、父親は正しかったと認識しています。
父親に対する認識が改まったのが、良かったです。
メアリーと秘密の王国 声優・監督
- 主人公メアリー(日本語吹き替え版):アマンダ・サイフリッド(高垣彩陽)
- メアリーの父・バンバ(日本語吹き替え版):ジェイソン・サダイキス(千葉繁)
- 女王・タラ(日本語吹き替え版):ビヨンセ・ノウルズ(本田貴子)
- リーフマン隊長・ローニン(日本語吹き替え版):コリン・ファレル(小山力也)
- リーフマン隊員・ノッド(日本語吹き替え版):ジョシュ・ハッチャーソン(小野大輔)
- ニム・ガルー(日本語吹き替え版):スティーヴン・タイラー(立木文彦)
- マブ(日本語吹き替え版):アジズ・アンサリ(伊藤健太郎)
- グラブ(日本語吹き替え版):クリス・オダウド(長嶝高士)
- ボーガンのボス・マンドレイク(日本語吹き替え版):クリストフ・ヴァルツ(郷田ほづみ)
- 監督:クリス・ウエッジ 代表作⇒アイス・エイジ(2002)、ロボッツ(2005)
メアリーと秘密の王国 主題歌
主題歌『Rise Up』は、ビヨンセが歌っています。
彼女は、女王・タラの声優もこなしていました。
歌詞で気になったのは、次の表現です。
Rise up little man,rise up little man Little woman we will fight,we will fight
意味は、立ちあがれ小さな男よ、小さな女性が私たちを闘わせるといったところでしょうか。
小さな男は、リーフマンのローニンやトッドのことでしょう。
小さな女性は、縮んでしまったメアリーのようです。
ネガティブな気分に陥って縮こまっている人間に向けた応援歌になっていると感じました。