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【歌詞考察】櫻坂46『偶然の答え』【秋元康さんの恋愛観】

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今回の記事は、櫻坂46『偶然の答え』の歌詞考察になります。『偶然の答え』の歌詞から、秋元康さんの恋愛観を考えてみました。

『偶然の答え』歌詞考察【秋元康さんの恋愛観】

恋は、不意に落ちるもの

秋元さんの恋に対するスタンスは、「不意に、訪れるもの」です。
格好よく言えば、セレンディピティ(偶然の産物)。
しようと思ってもできないのが恋愛です。
以下の歌詞にあるように、主人公「僕」は、ばったりと、「君」と出会いました。恋心が芽生えています。

絶対 運命だって 僕が確信したのは あんな人混みの中で君とばったり会ったこと 渋谷に出かけるなんて滅多にない僕なのに あの日の予定変更して 一人で行ったんだ
スペイン坂を降りて 帰ろうと思った時 階段を登って来た君と目が合った 僕たちはなぜだか 笑ってしまったね
「何でここにいるの?」お互いに驚いて 偶然の確率 計算しても答えは出ない 待ち合わせたって 会えないことがある それなのに…

櫻坂46『偶然の答え』歌詞:秋元康

たまたま予定を変更して、気になった人と出会ったら、心は揺れ動くでしょう。異性として意識していたのなら、なおさらです。
恋は、始まってしまうものなのです。歌詞の表現を借りれば、偶然の確率 計算しても答えは出ない 待ち合わせたって 会えないことがあるのです。

恋愛感情は波のようなもの

さらに、秋元さんは、著書(恋愛運の上げ方)でも、「恋は計算でするものではないし、できるものではない」とストレートに述べています。次の文章は、恋愛感情を波に例えています。

実際にやって来るまでは想像もつかないけれども、恋が一度やって来れば、否応なしにその波にさらわれてしまう……。

恋愛運の上げ方/秋元康

波は、予測できません。静かに寄っては返したり、引き込まれて身動きが取れなくなって命の危険もありますね。
恋愛感情も、不意に揺れ動くもので予測ができません。
恋愛以外でも、秋元さんが、セレンディピティ(偶然の産物)を大切にしていることが分かるエピソードがあります。

秋元康さんは、なぜ、偶然の産物を好むのか 

2022年9月に放送の『カンブリア宮殿』で、秋元康さんが特集されています。
タイトルは、【800回記念スペシャル時代の激流を掴む密着!秋元康】。
彼が総合プロデューサーを務める「デジタル声優アイドル、22/7」がフィーチャーされていました。


同番組のマネジメントは、バズウェーブ合同会社です。担当の足立さんは、こう言いました。
「他のアニメにはキャラクターの台本がある。だが、22/7のキャラクターは、自分の感じたこと考えたことを、そのまま口に出している。そのままのキャラクターの言葉である」


台本を用意しないで、出演者である生身の人間にしゃべらせています。モニター越しでは、アニメキャラクターです。
あらかじめ用意をしていては、面白いコンテンツを作れないということですね。だがら、秋元さんは、偶然を好んでいるのでしょう。

最後に/人間関係の維持は、計画的に

秋元康さんは、『偶然の答え』の主人公に予期せぬ出会いをさせて、恋愛感情を抱かせています。恋愛は、計画通りにいかず、不意に落ちるものなのです。それが、秋元さんの恋愛観でした。
ただし、人間関係を維持するための努力は必要でしょう。

言葉選びは慎重さが必要

こういう言動をとったら、気分を害するだろうなという慎重さが必要です。いわゆる「口は災いの元」です。
不用意な言動で、人を傷つけてしまうことがあるのです。
失言は慎むべきだという戒めを持って、計画的に言葉を発したいですね。


昨今のニュースで、俳優や一流企業の幹部のホステスに対する蛮行が報道されています。積み上げた実績が瞬時に崩れています。
自分の言動が、どういう結果を招くかという意識は持ちたいですね。


余談/ロケ地の一部が、旧足利西高校

ちなみに、『偶然の答え』MVのロケ地は、旧足利西高校です。乃木坂46五期生曲(バンドエイド剥がすような別れ方)のロケ地でもあるということで、驚きでした。今さらでしょうが、旧足利西高校は、坂道グループの聖地なのですね。

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