『ガーディアンズ 伝説の勇者たち(2012)』のあらすじと感想【ジャックがガーディアンに選ばれた理由】
『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』は、2012年にアメリカで公開されました(日本未公開)。
妹思いの主人公ジャック・フロストに感情移入してしまいます。
あらすじと感想を書きましたので参考にしていただけると幸いです。
ガーディアンズ 伝説の勇者たち あらすじ
サンタクロースが、ガーディアンを招集
ブギーマンことピッチ・ブラックが、世界中の子供たちに恐怖心を植え付け、希望を奪おうとしていた。
このままでは、子供たちが恐怖に支配されてしまうー。
サンタクロースは、世界中に散らばるガーディアンの仲間を呼び寄せた。
イースターバニー、トゥース・フェアリー、サンドマンが彼の元に集まる。
青白い満月が、サンタクロースに〈最後のガーディアンは、ジャック・フロスト〉だというメッセージを送った。
ジャック、ガーディアンに選ばれたことに戸惑う
ジャック・フロストは300年前に、真冬の湖で溺死していた。
それ以来、町を彷徨っている。湖で溺れた記憶はなかった。
「僕は誰の目にも見えない。なぜ、僕をこんなふうにしたのか教えてよ」
彼は、満月に問いかけるが返事は返ってこない。
イースターバニーが、ジャックを迎えにきた。
ジャックは、サンタクロースに「何で、僕を呼んだ?何か悪さしたかな?」と聞く。
「教えてやろう、今や君はガーディアンだからだ」とサンタクロース。
ジャックは「なぜ仲間に? 僕は雪遊び専門だ、向いていない」と反発。
サンタクロースは、我々が月に選ばれたガーディアンであることや子供を守るためだと諭すように言った。
そしてジャックに「君の核は?ガーディアンに選ばれたなら、何か特別なものがあるはず」と問いかける。
その答えを見出せないまま、ジャックはサンタクロースと行動を共にすることになった。
ピッチが、子供たちから希望を奪っていく
ピッチが、世界中の子供たちから希望を奪っていく。
ガーディアンは、子供たちに存在を信じられないと力を発揮できない。
イースターバニーは、子ウサギになってしまった。
サンタクロースはピッチと戦う力を失ってしまう。
そんな中、ジャックは自身が湖で溺死した理由を思い出した。
300年前に、妹とスケートを楽しんでいた時に、湖面の氷にヒビが入った。
妹を助けた瞬間、それが割れてしまう。
ガーディアンを信じる子供が、ただ一人となってしまった。
子供の名前は、ジェイミー。
ジャックは、彼の元へ向かった。
ジェイミーは、ジャックの姿が見えていた。
さらに、サンタクロースやイースターバニーの姿を認めて、喜んだ。
雷鳴が轟き、ピッチが姿を見せる。
立ち向かうジャックだったが、一蹴されてしまった。
ジャック、自分の核は子供を楽しませることだと理解
ジェイミーが「ジャック。僕、怖い」と呟いた。
ジャックはしゃがみ込んで彼と向かい合う。
ジャックは300年前に、妹を助けた記憶を呼び起こした。
妹もヒビが入っていく湖面の氷に立って、震えていた。
そんな彼女に、ジャックは「そうだよな、でも大丈夫。楽しいことしよう。何かして遊ぼう、ケンケンパは?」と提案。
表情が和らいだ妹を、木の枝でたぐり寄せることに成功していた。
そのことを思い出したジャックは「楽しいことしよう・・・そうか、これが僕の核だ」と呟く。
その後、ジャックは、奇想天外な行動へ出た。
果たして、彼はどんな方法で、ピンチを切り抜けたのか?
ガーディアンズ 伝説の勇者たち 感想/ジャックがガーディアンに選ばれた理由が素敵
月が、ジャックをガーディアンに選んだ理由が良かったです。
ジャックは、300年前に自分を犠牲にして妹を助けていました。
彼女の代わりに、湖に溺れていくジャックの視界には、満月が入っています。
いわゆる、〈お天道様は見ている〉の月バージョンといったところではないでしょうか。
ジャックなら子供を救えると、月が判断したに違いありません。
幽霊のように彷徨っていた期間が300年というのは長いですね。
ただ、300年前のジャックの善行が報われたかのようなストーリーが切なくも温かく感じました。
ガーディアンズ 伝説の勇者たち 声優・監督
- ジャック・フロスト(日本語吹き替え版):クリス・パイン(落合佑介)
- サンタクロース(日本語吹き替え版):アレック・ボールドウィン(土師孝也)
- イースターバニー(日本語吹き替え版):ヒュー・ジャックマン(檀臣幸)
- サンドマン:声を発さないため台詞はない
- 歯の妖精(日本語吹き替え版):アイラ・フィッシャー(石松千恵美)
- ピッチ・ブラック(日本語吹き替え版):ジュード・ロウ(小宮明日翔)
- 監督:ピーター・ラムジー。『ガーディアンズ 伝説の勇者たち』が監督デビュー作品。その後、『スパイダーマン:スパイダーバース(2018)』を監督。