『相続者たち』第12話のあらすじと感想【タン、ラヘルにギエの息子と打ち明ける】

相続者たち第12話を観ました。
あらすじと感想を書いたので参考にしていただけると幸いです。

相続者たち第12話 あらすじ

前話（11話）を簡単に振り返ります。

タンが、部屋の前を通りかかったウンサンは自室に引き入れました。ウンサンが、彼に告白されて戸惑っていると、ギエに目撃されます。

ギエは、ウンサンの母を「居候させて名門校にまで出してあげたのに、タンの部屋に入るなんて」と責め立てました。

ウンサンは、ボナの家に泊ります。

以下、12話のあらすじになります。

ウンサン、タンを拒絶

ウンサンは、ギエにタンとの仲を咎められた。ボナの家で一泊する。早朝のコンビニで、ヨンドと出くわした。

ヨンドと信号待ちをしていると、タンが現れた。

彼は「一緒に進もう」と言った。だが、ウンサンは涙ながらに拒絶する。

ウンサンは立ち去った。ヨンドも「また、1人お前の元を去った」と言って彼女の後を追う。

横断歩道で呆然と、佇むタン。

彼は、体育の授業に出た。チャニョンに「ウンサンを泊めたか？」と聞く。
否定するチャニョン。

タンの脳裏に、ウンサンを抱き寄せるヨンドが浮かんだ。

更衣室で、ヨンドに「ウンサンは泣いていたか？チャンスだと期待しているようなら、勘違いだぞ」と言い放つ。

ヨンドとウンサンが一緒に写ったキャンプ場での写真

ミョンスが自宅で、キャンプ場で撮った写真を整理している。数枚の写真に目を止めて「あっ」と声をあげた。

写真には、食事をするウンサンとヨンドが写っている。ヨンドは、ウンサンを見つめていた。

ミョンスは、傍らのボナと目が合い「ヨンドは、ウンサンに気が？」と聞く。

ボナは「ウンサンとタンをくっつけたのは、あなたじゃ？」と尋ねた。

ヨンドは、自分とウンサンが写っている写真を眺めはじめた。

「俺は、こんな顔でウンサンを見ているのか」彼は、そう言ってミョンス宅を出て行った。

タン、ギエの追及に反発

タンが帰宅。

ギエに「ウンサンと2人きりで会っていないわよね？また、アメリカに追い出されるわよ」と追及された。

「母さんは、この家にいて幸せ？俺が人前で、実の母親を、母さんと呼べないのに平気なの？」

タンの言葉に、ギエの表情が暗くなった。

「平気じゃないわ。あなたとこの家に来たときは、すぐ籍を入れて幸せに暮らせると思ったわ」

「なのに、ラヘルとの結婚を望むの？母さんを実母だと紹介できないかもしれないのに」

ギエは「タンが成功するのを楽しみにしているの。母親が2人もいると思えばいいの」と言って笑った。

大きくため息をつくタン。

後日、彼は、ヒョシンに自分が帝国高校・理事長の息子ではないと打ち明けた。

なぜ今更告白を？本当なのか？と戸惑うヒョシン。

ウォンの恋人・ヒョンジュの生い立ち

ウォンは、秘書室長のユンを社長室に呼び出した。

「ユン室長が、誰の味方か分からない。父の借名株を管理する見返りは？」とウォン。

「私が、社長に手助けできるのはこの程度かと」

ユン室長はそう言って、タブレットを差し出した。

画面には、ニュース記事の見出し【帝国グループが育てた孤児が教師に】が映し出されている。

見出しの下に、ウォンの恋人・ヒョンジュの写真があった。

ウォンは、せわしなくまばたきを繰り返し「なぜ、黙っていたんですか。ヒョンジュの人生を世にさらしてもいいと？」と尋ねる。

「会長の判断です」ユン室長は、淡々とした口調で言った。

ウォンは自宅に戻り、会長の元へ。傍らのソファで、ヒョンジュが俯いている。

「お前がなぜ、ここに？」ウォンの問いかけに、ヒョンジュは答えなかった。

「君は、奨学財団の誇りだ。厳しい環境で立派に成長して感心するよ」と会長。

「全社員だけでなく、明日の新聞で全国に知れ渡る。全国民がヒョンジュを孤児として記憶することになる」

ウォンがまくし立てる。

会長は低い声で「ただの色恋沙汰で、人生を棒に振るな。ヒョンジュも悪い、人生の恩人の息子に手を出すとはな」と叱責。

「やめてくれ。ヒョンジュとは、これから始めようと思っていたんだ」

ウォンが会長の言葉を遮った。

ヒョンジュが「お言葉は肝に銘じます」と頭をさげて退室する。

「僕は父さんに従い、より早く出世しようと努めてきた。だから今の座に・・・」とウォン。

会長が彼の言葉を遮った。

「その座は、私が譲った座にすぎない。息子としての恩恵を受けたまでだろ。それなのに、父親を非難するとは本末転倒だ。早く、ヒョンジュを片づけ、お前も結婚しないと」

ウォンは、表情を固くして「おっしゃる通りです」と呟いた。

タン、涙するヒョンジュを目撃

タンが自宅に向かうと、正門からヒョンジュが出てきた。彼女は、涙を拭っている。

「大丈夫ですか？」とタン。

ヒョンジュは「タンね？そのうち会うわ。お兄さんのことをお願い」と弱弱しく笑って歩を進めた。

彼女が角を曲がると、ウォンが門から姿を見せる。

タンは「女の人なら、こっちに行ったよ。俺に兄さんを頼むと」と声をかけた。

「追いかける気はない」

ウォンは、そう呟いて車のドアを開けた。タンに体調を心配された彼は、余計な口を挟むなと凄む。

「そんな顔じゃ怖くもない。何があったんだ」タンが食い下がる。

ウォンは「会長に尾行された。お前も気をつけろ」と言って車に乗り込んだ。

タンは、バスを待つヒョンジュの横に座った。

「兄さんは、帰ったので来ませんよ」
「待っていないわ」
「でも、どなたです？兄さんの彼女で？なぜ、僕のことを？兄さんが、僕の話を？」

ヒョンジュは、涙目でタンをみやった。

「ええ。弟は、優しくて正直者だし背も高くなり自分の目と似ていると・・・ウォンの言うとおりね」

タンは目をしばたかせ目を逸らした。バスが到着。

ヒョンジュが去っても、タンはベンチに座り込んだままであった。

ヨンド、ウンサンが家政婦の娘と確信

ヨンドが、タンの家に向かうヒナムを呼び止めた。ウンサンが在宅しているか尋ねる。

ヒナムは、ウンサンならバイトに行っていると答えた。

ヨンドは、ウンサンを待ち伏せ。ウンサンが彼に気づいた。

ヨンドを「家政婦の娘とばらしてもいいけど家に来ないで。タンの家は母の職場なのよ」と責め立てた。

「お前の秘密は重い。何もしないさ」とヨンド。

ウンサンは「私を含め、さんざん人を苦しめてきたじゃない」と彼を睨みつけた。

ゴルフ場で、一触即発のタンとヨンド

ヨンドの父・ドンウクが、ウォンと接待ゴルフをすることになった。ヨンドとタンも参加した。

ドンウクは「タンを敵に回すんじゃないぞ。俺はウォン社長に負けるが、タンには勝て」と言った。

ヨンドが、ラウンド中に「ウンサンは家政婦の娘だ。婚外子と家政婦の娘が付き合うなんてな」と口走った。

「ウンサンに手を出すな。お前と張り合う暇はない」と色めき立つタン。

タン、ギエを実母と告白

タンは、ジスクにラヘル親子との会食をセッティングするよう頼んだ。

「こんな時だけ母親扱いね」ジスクは、呆れつつもタンの願いを聞き入れる。

会食当日。

彼女は、ラヘル親子を自宅に招待した。ギエが「めかけが、この家に住んでいるとラヘルたちが知れば驚くわね」と呆れる。

「今日の食事会は、タンの提案よ」とジスク。ギエが、言葉に詰まる。

ラヘル親子が、訪ねてきた。

ジスクが、ラヘルたちを通すように家政婦に言った。

ギエは「私に仕返ししているつもり？」と涙目で部屋を後にする。

ジスクと会長は、ラヘル親子とともにテーブルに着いた。

遅れてタンが到着する。彼は、ラヘルを2階の自室に連れ出し「ヨンドが見たものを、今から見せるよ」と言った。

タンが、1階に戻りジスクとギエに気づいた。ギエが、口元を押さえて泣いている。

彼女は、ジスクにコップの水をかけられていた。タンがタオルでギエの顔を拭く。

ジスクは「血は水より濃いものね」と言い残して、ラヘル親子のもとへ。

「母さん、手を離さないで」タンはギエの手をとって、ジスクの後を追った。

ジスクと会長、ラヘル親子がタンたちを怪訝そうに見やる。

タンは、ギエの手を握りしめて言った。

「この人は、僕を産んだ実の母です。そして僕は会長の次男であると同時に、婚外子です。だから、この婚約は解消します」

果たして、ラヘル親子は、どんな反応を示すのか？

相続者たち第12話 感想

会長の本妻・ジスクと愛人・ギエの言い合いの場面は緊張感がみなぎっていました。

ただ「昼ドラか！」と突っ込みを入れたくなりました。

そもそも、会長がジスクと離婚をしないでギエと生活しているのが悪いと思います。

ジスクは、ギエの子ども・タンの戸籍上の母親となっていますから、反抗するギエを毛嫌いするのは無理もありません。

やっぱり、会長は、家にいない本妻（ジスク）と正式に離婚すべきでしょう。

相続者たち第12話 キャスト

• キム・タン／イ・ミンホ
  帝国グループ会長の婚外子
• キム・ウォン／チェ・ジニョク
  帝国グループの社長。タンの異母兄。
• チャ・ウンサン／パク・シネ
  貧困家庭に生まれる
• パク・ヒナム／キム・ミギョン
  ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。
• キム・ナムユン（会長）／チョン・ドンファン
  帝国グループ会長で、タンの父。
• チョン・ジスク／パク・チュングム
  帝国高校理事長で、会長の後妻。
• ハン・ギエ／キム・ソンリョン
  会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。
• チェ・ヨンド／キム・ウビン
  ホテルゼウスオーナーの息子。
• ユ・ラヘル／キム・ジウォン
  タンの婚約者。
• イ・エスト／ユン・ソナ
  RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。
• チェ・ドンウク／チェ・ジノ
  ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。
• ユン・チャニョン／カン・ミンヒョク（CNBLUE)
  ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。
• イ・ボナ／クリスタル
  タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。
• ユン・ジェホ／チェ・ウォニョン
  チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。
• イ・ヒョシン／カン・ハヌル
  検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。
• チョ・ミョンス／パク・ヒョンシク（ZE:A)
  法律事務所経営者の息子。
• チョン・ヒョンジュ／イム・ジュウン
  ウォンの恋人で、ヒョシンの元家庭教師。

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