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『相続者たち』第17話のあらすじと感想【ウンサン、何も言わずタンの家を引き払う】

相続者たち第17話
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相続者たち第17話を観ました。

あらすじと感想を書いたので参考にしていただけると幸いです。

相続者たち第17話 あらすじ

17話のあらすじを書く前に、前話(16話)を簡単に振り返ります。

ウォンは、会長から社長解任を言い渡されました。臨時株主総会で、その賛否を問うことに。

彼は、自分に票を入れるようタンに接触します。

タンは、ウンサンを守ることを条件にウォンの味方につきました。

ウンサンは、会長からタンと別れろと言われています。

だが、タンは反発。

ウンサンに韓国に残れと言いました。ウンサンも応じます。

ウォンは、味方に付いてくれたお礼に、マンションの部屋と車を準備しました。

彼の社長解任の投票結果は、反対票が95%。

ウォンは、社長解任を免れました。

だが、95%の反対票。

やらせを疑ったウォンは浮かない顔で総会を後にします。

タンは、会長から「ウンサンが一時間前に韓国を発った」と知らされました。

ウンサンに電話をかけるが通じません。駆け出しました。

ウンサンは、母と家を引き払いアルバイトも辞めています。

帝国高校のロッカーも空でした。

以下、17話のあらすじになります。

タン、失踪したウンサンを探す

ウンサンがタンの前から姿を消した。

タンは会長に聞いた。

「ウンサンがどこにもいない。何をしたんだ」

「ウンサンを夢中にさせたタンの責任だ」

「俺が夢中だったんだ。勇気を出せとウンサンに頼んだんだよ。俺を外国に出せばいいのに」

「身の丈に合った人生を送れと助言しただけだ。ウンサンを自主退学させた」

タンは涙ながらに「やめてくれ」と言った。

会長は、ウンサンを探せば彼女の人生が台無しになると言い放つ。

ウンサンは出国していなかった

タンは、理事長に、ウンサンの自主退学を受理しないように頼んだ。

そして、自宅の監視カメラの映像を、ノートパソコンで確認する。

トラックの荷台に、家財道具が積まれていた。

ヒョシンからスマホに着信が入った。

タンは彼に、ウンサンの出国記録を調べるように頼んでいた。

ウンサンの出国記録もパスポートの紛失届もないとヒョシン。

タンは「韓国にいるのか」と安堵。

ヨンドに電話をかけ、ウンサンを一緒に探してくれと言った。

不意に、タンの動きが止まる。まじまじとノートパソコンを見つめ始めた。

ウンサンが画面越しに微笑み、手を軽く振っていた。

タンの目が潤み始める。

ヨンド、ウンサン探しに協力

ヨンドは、スマホの送話口に「もしもし」と声をかける。無反応のタン。

何だよとスマホをテーブルに投げ置いて「韓国にいるのか」と呟く。

パソコンを開き、ゼウスグループのサイトを表示。

ヨンドは、ウンサンに成りすまし住民登録番号を打ち込む。

メッセージ欄に<ヨンドは完璧なルックスと無限の魅力で私を転ばせ、ジャージャー麵を食べようと脅しプールに落としましたが、私のことが好きでした。彼がイケメンだから許すつもりでしたが、私の無垢な心は取り返したいです>と記入して送信した。

そして、顧問弁護士に「女性問題で、ご相談が」と電話。

タン、ウンサンの電話を買い取る

smartphone

ウンサンは、スマホを解約していた。

タンは、ウンサンの番号を使用している人物から電話番号を買い取る。

ヨンドから<ウンサン、どこだ?会いたい>とメッセージが送られてきた。

彼に電話をかける。

受話口から『ウンサンか?』とヨンドの声が響く。

「ふざけるな」とタン。

『ウンサンが消えても電話に出るのか?』

「ウンサンの番号は俺が入手した。進展は?」

『罠を仕掛けて待っている最中だ』と言って、ヨンドは通話を切った。

ウンサンの番号に【24030ウォン一括払い 韓国流通】とメッセージが届いた。

タンは、韓国流通の電話番号を調べた。支店に、片っ端から電話をかけて【9時45分に、24030ウォンを払った人物】を尋ねていく。

夜が明けても、電話をかけ続けた。

ウンサンらしき女性を目にしたという人物に行き当たる。

会長、ウンサンが韓国に留まっていることを知らされる

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会長は、側近からウンサンが韓国に留まっていることを知らされた。

「ユン室長が手助けを」

側近は、そう言って写真をテーブルに置いた。

買い袋を下げているウンサン、海岸を歩くウンサン親子が写っている。

ウンサン、書店でアルバイト

ウンサンは、書店でアルバイトをしていた。

女店主が、ウンサンのおかげで売り上げが上がったと笑う。

学校には通わないのか聞いた。

ウンサンは、退学したので高卒認定試験を受けると応えた。

母・ヒナムは仕事を探すが、話せないことで職に就けない。

ウンサンは、ヒナムとの帰り道に、ゴム袋を買い忘れたと足を止めた。

ヒナムを先に帰し、涙を流す。

買い物を終え帰宅。自宅は海沿いの長屋だ。

帝国高校の制服や私服を洗い、物干しざおにかける。

制服を眺めながら、額にタンの口づけを受けたことを思い出した。

タン、ウンサンの手掛かりを掴む

タンは、ウンサンを見たという人物の元へ向かった。

商店を経営する中年男性に、ウンサンの写真をスマホで見せる。

店主は「多分ね。さっきも、ゴム手袋を買いに」と頷いた。

「3400ウォンでは?」と聞くタン。

店主が怪訝そうに認める。

タンは、民家が立ち並ぶ通りに、走り出した。

一軒家の洗濯物に目を止める。

Tシャツが風に揺れていた。胸元には、I Love california のデザイン。

タンが、ウンサンに買ったTシャツである。

陰から、ウンサンが現れた。

彼女は、洗濯物を干し終えて海岸に向かう。

砂浜に腰かけて、ため息をつくウンサン。

タンは、数メートル離れたところから眺めていた。

ウンサンのほうへ、一歩踏み出すが、背中を向けて歩き出した。

ヨンドも、ウンサンを訪ねる

ウンサンの居場所は、ヨンドの耳にも届いた。

顧問弁護士がウンサンが新しく契約した電話番号を突き止めたのだ。

ヨンドは、ウンサンを警察署に呼ぶように頼んだ。

ウンサンが、警察署に現れた。ヨンドが彼女を抱きしめる。

「ありがとう。無事でいてくれて。現れてくれて」とヨンド。

2人は、海岸に移動した。

ヨンドが、怒らないのか?と聞く。

「あなたが来て怖かった。簡単に居場所がバレたわ。他の人にもバレていると思うと怖いのよ」

「居場所を知る人の中で俺が一番安全だ。ソウルに戻る気はないのか?」

「タンが私を忘れたらね」

「自分の名前で電話を契約するとは。俺と逃げるか?」

ウンサンが、お願いだから……と言いかけた。

ヨンドが「来るなとは言うな。父さんに殴られる覚悟で来た」と遮った。

そして、また来るよと言って歩を進めた。

ヨンドが自宅に帰ると、父・ドンウクが「ウンサンという人物がホームページ荒らしを」と言った。

ヨンドは、ウンサンを探すために自分がやった事だと認める。

「たかが女を探すために……」

「女性問題に干渉する資格はない」

ドンウクは、勝負より取引を優先したことを褒め、エストとの食事にヨンドを誘った。

エスト、ドンウクとの婚約を解消する

ゼウスホテルのプライベートルーム。

ヨンドとドンウクは、エストとラヘルがテーブルについている。

ドンウクがシャンパンを手にした。彼のスマホに着信が入る。

ドンウクは「なぜ、抜き打ちの家宅捜索が?」とキム検事に、苛立ちを露わにした。

通話を切り、スマホをテーブルに投げ置く。

ヨンドが、何があったのかと尋ねる。

「形式上の税務調査を受けるだけの話だ」とドンウク。

彼は、エストに結婚を早めたいと言った。

「婚約を解消したいの。今の連絡は始まりに過ぎないわ」とエスト。

彼女はラヘルの手を引っ張って、部屋を出て行った。

ドンウクが「ゼウスホテルは、綺麗な状態で、お前にやる」とヨンドの肩に手を置く。

ラヘルは、ホテルのロビーでエストを呼び止めた。

「ドンウク代表は捕まるの?ゼウスホテルは潰れる?それで破談に?」

「財閥だから潰れないわ。いばらの道を一緒に歩みたくないだけよ」

ラヘルは、潰れないのねと安堵した。

エストが、ヨンドに情を抱いているのか聞く。

「ママのせいで惨めだった私を、彼は理解してくれた」とラヘル。

タン、ウンサンに別れを告げる

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帝国建設の社長室。

「兄さんに従う。渡米する。株も全部、手放すよ。死ぬまで会いたくなければそれでいい。兄さんは、ウンサンを元の姿に戻してくれ」

タンの言葉に、ウォンは「ウンサンに二度と会わなくていいのか?」と聞いた。

「最後に、もう一度会ってくる」

タンは、ウンサンのアルバイト先である本屋に向かった。

ウンサンが、本屋から出てきた。タンに気づく。

タンは、傘を差しながら、ゆっくりと歩み寄っていった。

「なぜ、ここに?あなたが来たら困るわ。帰って」

「ごめん。俺が壊したものは全て元通りにする。通っていた学校や住んでいた家、友達。俺に会う前の、お前に全て戻すよ」

「ここが気に入っているの。もう引っ越さずに済むように二度と来ないで」

「俺は出会った瞬間から今まで、お前を苦しめたか?」

ウンサンは涙を浮かべて「ええ」と応えた。

「もう来ないよ。勇気を出せと言って悪かった」

タンはそう言って、ウンサンの手を取り傘のハンドルを握らせた。

そして、雨の中を歩いていく。

ウンサンは、しゃがみ込み、むせび泣いた。

タン、会長にウンサンと別れたことを報告

タンは、ずぶ濡れのまま自宅に戻り会長の元へ。

「ウンサンに会ってきたよ。もう彼女に会わない。父さんの勝ちだ。だから、ウンサンを苦しめないで」

果たして、会長はタンを許すのか?

相続者たち第17話 感想

17話を観て、ウォンのタンに対する態度が軟らかくなったという印象を持ちました。

さらに、会長の言動に人間味が感じられませんでした。

ウォンの態度と会長の言動、それぞれの感想を書きます。

ウォンのタンに対する態度が軟化

タンに対するウォンの態度が柔らかくなっていますね。

タンがアメリカから帰って来たばかりの彼は露骨に嫌そうな表情を浮かべていました。

そんな彼が、ウンサンと別れて自暴自棄になったタンを心配しています。

例えば、ウォンが会長に言った次の台詞は、本当にタンを思っての言葉でしょう。

「タンは俺に憎まれ続けても俺に近づこうと努力してきた。それだけ強い子が壊れかけているのに、何も感じないのか?」

ただ、タンが渡米を決意したり株を手放すことを決めたから、ウォンは彼を受け入れたという可能性もあります。

会長は競争社会に適性があるが人間味がない

私は、心理学の観点から登場人物を眺めるのが好きです。

会長の言動に人間味を感じられませんでした。

カレン・ホーナイの分類によると会長は、自己主張型です。

競争社会に適性がある一方で、内面を磨かないという欠点があります。

共感しました。

会長は自身の会社を大きくするために、息子の恋愛に干渉しています。

ウォンはヒョンジュと別れることになりましたし、ウンサンも会長にタンと別れるよう圧をかけられています。

特に、会長がウォンに言った「母親の家柄が悪い分、良家の娘と結婚させる」という台詞は人間味を欠いています。

思わず、その家柄が悪いとされる母親を妻にしたのは誰だ?と突っ込みを入れてしまいました。

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相続者たち第17話 キャスト

  • キム・タン/イ・ミンホ 
    帝国グループ会長の婚外子

  • キム・ウォン/チェ・ジニョク帝国グループの社長。
    タンの異母兄。

  • チャ・ウンサン/パク・シネ
    貧困家庭に生まれる

  • パク・ヒナム/キム・ミギョン
    ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。

  • キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
    帝国グループ会長で、タンの父。

  • チョン・ジスク/パク・チュングム
    帝国高校理事長で、会長の後妻。

  • ハン・ギエ/キム・ソンリョン
    会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。

  • チェ・ヨンド/キム・ウビン
    ホテルゼウスオーナーの息子。

  • ユ・ラヘル/キム・ジウォン
    タンの婚約者。

  • イ・エスト/ユン・ソナ
    RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。

  • チェ・ドンウク/チェ・ジノ
    ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。

  • ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
    ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。

  • イ・ボナ/クリスタル 
    タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。

  • ユン・ジェホ/チェ・ウォニョン
    チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。

  • イ・ヒョシン/カン・ハヌル 
    検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。

  • チョ・ミョンス/パク・ヒョンシク(ZE:A)
    法律事務所経営者の息子。

  • チョン・ヒョンジュ/イム・ジュウン
    ウォンの恋人で、ヒョシンの元家庭教師。帝国高校の新米教師。
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