『相続者たち』第11話のあらすじと感想【ウンサン、タンの家を出る】
相続者たち第11話を観ました。
あらすじと感想を書いたので、参考にしていただけると幸いです。
相続者たち第11話 あらすじ
前話(10話)を簡単に振り返ります。
ラヘルが、タンとの婚約を解消したいと言いました。真意は【両家の反応を知りたい】というものです。
タンは、父でもある会長に、婚外子のお前には後ろ盾(ラヘル)が必要なんだと叱責されました。
以下、11話のあらすじになります
ヨンドが、タンに自分もウンサンを好きだと打ち明ける
タンが、ヒョシンの運転で、キャンプ場に向かった。ヨンドが彼に気づき、ウンサンを抱き寄せる。
ウンサンは不機嫌そうに、ヨンドを押し返した。タンが、歩み寄ってくる。
ヨンドは、ウンサンが好きだと言い残して、立ち去った。
タンも、自分を避けるなとウンサンに怒りをぶつけてヒョシンの車に戻る。
助手席に、ラヘルが乗り込んでいた。大きくため息を吐くタン。
ラヘルが「ホテルで話しましょ」と言った。
3人は、ヒョシンが宿泊するホテルへ場所を移す。
ラヘルは「私たちは親の前で指輪を交換した仲なのよ。ウンサンが好きでもどうにもならないの」と言った。
タンが、不満そうな顔で口を開きかける。ラヘルは、せわしく部屋を出て行った。
ヨンドの、ウンサンに対する好意
ウンサンは、キャンプ場に戻った。テントの中から、クラスメイトの会話が聞こえてくる。
「ヨンドに抱きしめられていた。ウンサンは何様のつもり?」
「タンと怪しい仲じゃなかった?誰にでも色目を使うのよ」
肩を落とすウンサン。ヨンドが歩み寄ってきて「聞くな。傷つくだけだ」と言った。
彼は、テント入口にある3足の靴を、鍋に投げ入れる。
「お前の代わりに仕返しを」とヨンド。
ウンサンは、バレたら困るのと言って手を伸ばしかけた。
ヨンドが「タンの家に住んでいるよな?あくまでも推理だが。お前の正体は何だよ」と切り出し、ウンサンは硬直した。
「タンが好きだよな?」
ヨンドの問いかけに、ウンサンは「ええ」と返した。ヨンドは「そうか・・・あの靴には触るなよ」と言って歩き出す。
ウンサン、タンに「近くに見えて実際は遠いの」と打ち明ける
テントでスマホをいじるウンサン。
タンが現れた。彼についていき、キャンプ場を囲む林の中へ足を踏み入れる。
キャンピングカーが停まっていた。
ウンサンは笑みを浮かべた。タンがコートを脱いで彼女に着せる。
彼は、ウンサンに電話をかけてきた理由を尋ねた。ウンサンは「あなたに会いたかったから」と返す。
2人は、焚火を前に、キャンピングチェアに並び座った。
「こういうのに、憧れていたの」ウンサンは、そう言ってタンの肩に、頭を乗せた。目を閉じた。
翌朝になって、タンとウンサンは、キャンプ場へ。並び歩きながら、タンがそのまま寝るとは・・・と呆れた。
ウンサンが足を止め、口を開く。
「ハリウッドサインは、あなたと同じよ。近くに見えて実際は遠いの。あなたとの出会いは不幸中の幸いよ。それだけで十分よ」
「近くに来ようとも、勝手に決めつけるなよ」とタン。ウンサンの目に、涙が溜まっていく。
彼女は、タンと別れ炊事場で歯を磨く。
クラスメイトが「タンとラヘルが不在だった、2人は、ホテルへ泊ったのでは?」と訝しがった。
ウンサンたちは、ホテルへ戻った。レストランで、タンとヒョシンが食事をしている。
気づいたウンサンは、タンに背を向けてバイキング料理の元へ。
クラスメイトが、タンに気づき驚きの声をあげた。
ヒョシンが、昨晩はタンと泊ったと言った。クラスメイトがラヘルに「タンと一緒かと思っていたのに」と呟く。
ラヘルが目を泳がせる。
「ラヘルが部屋に入れてくれなくてさ」タンが助け舟を出す。
ヨンドが「会いたい子と寝たい子は別か」とタンに笑いかける。ウンサンは、プールサイドへ向かった。
ヨンド、ウンサンをプールに落とす。一触即発のヨンドとタン
ヨンドが、ウンサンを追いかけた。タンは、ガラス越しに、眺めている。
ヨンドは、ウンサンをプールに押しやった。水しぶきがあがり、ウンサンの悲鳴が響き渡る。
手が滑ったと笑うヨンドに、ウンサンが、度が過ぎているわと彼を睨みつける。
「今後、タンがお前にすることを見せただけだ。掴むふりをして、結局手を離す。だから、お前から手を離すんだ」とヨンド。
ウンサンは、そんなの私の分かっているわと応じた。タンが、駆け寄ってきた。ヨンドは、プールに蹴り落とされた。
タンが、しゃがみ込みウンサンに手を差し出した。
ヨンドはプールからあがって「いいのか?ウンサンも誰かのように、”めかけ”と言われるぞ」と言い放つ。
「黙れ」ヨンドの胸倉を掴むタン。
ヨンドも、胸倉を掴み返した。プールの中で、ウンサンが2人から目を逸らす。
「それより、お前の婚約を心配しろ」ヨンドがタンに凄んだ。
ヒョシンが、制止に入った。
後日の学校。
タンはウンサンに「ごめん。お前の立場を考え、助けられなかった。何が何でも助けるべきだった」と声をかける。
帝国ホールディングスの株の行方
ジスクが、ウォンを訪ねた。社長室に場所を移し、ジスクは口を開いた。
「会長が、帝国ホールディングスの借名株の名義変更を始めたわ。きっとタンの誕生日祝いよ。タンの持ち分があなたを上回るかもしれないわ」
ジスクの言葉で、ウォンが顔色を変える。彼は、秘書室長のユンに電話をかけた。
受話器を置き「なぜ、僕に情報を・・・」と尋ねる。ジスクは「10年、育てた情かしらね」と返した。
ユン室長が現れた。
ウォンが「父の借名株を管理している理事のリストを・・・」と言いかける。
ジスクが「最も多く所有しているのは、ユン室長よ」と遮った。
ウォンが、ユン室長の顔をまじまじと眺める。
ユン室長は「重役会議の時間です」とうやうやしい口調で言った。
ジスクが「一体、社内に味方は?」とため息をついて社長室を出て行った。
ウォンは、重役会議に出席するも、ジスクの言葉が離れなかった。
ウンサン、タンの部屋にいるところをギエに目撃される
ウンサンは、帰宅すると雑用を命じられた。忍び足でタンの部屋の前を通る。
「見えてるぞ。入れ」タンの部屋に引っ張りこまれた。
タンは、ヨンドと何を話していたか尋ねた。関係ないでしょと反発するウンサン。
タンが顔を近づけて「優しくしてくれよ」と言った。
突然、ギエが部屋に入ってきた。慌てて離れるタンとウンサン。
「居候の身で、自分の家だと勘違いを?タンの部屋に入ってもいいと?」ギエがウンサンに、鋭い視線を向けて言った。
「俺の思いに、動揺しているんだ。ウンサンが好きだ。彼女を責めるな」
タンの言葉に、ギエがうろたえる。タンは、ウンサンを廊下に押しやってドアを閉めた。
「あんな子と交際を?ウォンは、もう社長よ」ギエが咎めるような口調で言う。
「今、俺の心はウンサンに。見守って欲しい」とタン。ギエは、大きくため息を吐いて部屋を出ていった。
ギエの怒り
ウンサンは、メイドルームに戻った。彼女の暗い表情に、母・ヒナムがいぶかしがる。
ドアが勢いよく開いた。ギエが、ウンサンを突きのけてヒナムに詰め寄る。
「恩を仇で、返す気?居候させて名門校にまで出してあげたのに、タンの部屋に入るなんて」とギエ。
ウンサンが、頭を下げた。
ヒナムは、”娘の過ちは認めますが、ウンサンを追いかけているのは息子さんです”と手話で伝えようとした。
だが、ギエは理解できない。
ウンサンは、”申し訳ありません。しっかり叱り・・・”と嘘の通訳をする。
タンがメイドルームに入ってきた。
ギエはウンサンに「あなたは出ていって」と声を張り上げる。
彼女は、タンに肩を抱かれた。引きずられるようにして部屋を出ていく。
ウンサンが、あんなことを聞かせてごめんと涙を流した。
ヒナムは「私こそ口が利けず、ごめん。ここを出よう」と手話で語った。
「私が彼を好きになったのが、いけないの」とウンサン。
「もう、この家を出ようか。借金の返済を遅らせれば、何とかやっていけるわ」
ヒナムはそう言って号泣するウンサンを抱きしめた。
ウンサン、ボナの家に一泊
ウンサンは、ボナの家に向かった。
彼女はボナに「私の母は、家政婦なの。母は、話せないの」と打ち明けた。
「バイトばかりしているから予想はしていたわ」ボナは、そう納得したかと思うと驚きの声をあげた。
ウンサンは「最初は嫌っていたけど、優しいのね」と笑う。
彼女は【チャニョンの昔の写真】を渡す約束をして、ボナの家に泊まることができた。
翌朝、ウンサンは、コンビニへ向かった。ヨンドがカップラーメンを食べている。
2人で信号待ちをしていると、横断歩道を挟んだ向かい側に車が急停止。
タンが降りてきた。ウンサンは、俯いていて、彼に気づかない。
ヨンドが、ウンサンを抱き寄せ「タンは、どう出るかな」と呟いた。
ウンサンは、前方に視線を移し驚きの表情を浮かべる。
信号が青に変わる。
タンが、すれ違いざまに、ウンサンの手を取った。すかさず、ヨンドがタンの腕を掴む。
果たして、ウンサンはどんな反応を示すのか?
相続者たち第11話 感想
ヨンドが、ウンサンをプールに落としたシーンがあります。ヨンドはなんて奴だ!と言いたくなりますよね?
ですが、私には、ヨンドが意地の悪い人間に思えません。
なぜなら、ヨンドは、ウンサンの悪口を言ったクラスメイトの靴を鍋に投げ入れているからです。
褒められた行為ではありませんが、ウンサンを思っての行動と言えます。
実際に、ヨンドは、ウンサンに好意を打ち明けていますしね。
【相続者たち/Amazon prime video】 はこちらから相続者たち第11話 キャスト
- キム・タン/イ・ミンホ
帝国グループ会長の婚外子 - キム・ウォン/チェ・ジニョク
帝国グループの社長。タンの異母兄。 - チャ・ウンサン/パク・シネ
貧困家庭に生まれる - パク・ヒナム/キム・ミギョン
ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。 - キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
帝国グループ会長で、タンの父。 - チョン・ジスク/パク・チュングム
帝国高校理事長で、会長の後妻。 - ハン・ギエ/キム・ソンリョン
会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。 - チェ・ヨンド/キム・ウビン
ホテルゼウスオーナーの息子。 - ユ・ラヘル/キム・ジウォン
タンの婚約者。 - イ・エスト/ユン・ソナ
RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。 - チェ・ドンウク/チェ・ジノ
ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。 - ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。 - イ・ボナ/クリスタル
タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。 - ユン・ジェホ/チェ・ウォニョン
チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。 - イ・ヒョシン/カン・ハヌル
検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。 - チョ・ミョンス/パク・ヒョンシク(ZE:A)
法律事務所経営者の息子。