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『天国への郵便配達人(2010)』のあらすじと感想【天国への郵便配達人が見える条件】

天国への郵便配達人
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天国への郵便配達人 あらすじ

天国への郵便配達人を視聴しました。あらすじと感想を書いたので、参考にしていただけると幸いです。

ハナ、天国への郵便配達人に出会う



草原の真ん中に、赤い郵便ポストが立っている。

チョ・ハナ(ハン・ヒョジュ)が、手紙を投函すると男が近づいて来た。

ハナが名前を聞く。

シン・ジェジュン(東方神起 ジェジュン)は「天国への郵便配達人。君が出した手紙を天国に届けるんだ」と答えた。彼は、ポストを開け数十通の手紙をカバンにしまう。

ハナは戸惑った。天国への郵便配達人がネットで話題になっていたことを思い出す。

喫茶店に場所を移した。

ジェジュンは、手紙の束をテーブルに置いた。手紙の主が、亡くなった身内に対して綴ったものと説明する。

彼は「この中に、一通だけ悪質な手紙がある」と手紙を読み上げていく。

私を残して死ぬなんてひどい人
浮気もしていたなんて最低な人
あなたみたいな人は死ぬべきなのよ

ハナは、ジェジュンから視線を逸らした。

ジェジュンが「君だろ? ひとこと言おうと天から降りてきた」とハナの顔を覗き込む。

ハナが、天国に爆弾を投げつけたいくらいよと息まいた。ジェジュンが、もう死んだ人だと冷静に言い放つ。

彼は、時給2万ウォンで仕事(天国へ手紙を届ける)を手伝ってくれと言った。

ハナは時給に、つられた。だが、亡くなった弟へあてた姉の手紙に号泣してしまう。

ジェジュンは、感情移入するなと諭し、最初の任務を命じた。

ハナの最初の任務

ハナは、妻を亡くした初老の男性を訪ねた。

男性は妻の遺品に、見知らぬ男性からのラブレターを発見して落ち込んでいた。息子が本当の子供なのか疑っている。

ハナは、手紙の存在を、男性の義理の娘に教えた。男性と息子の遺伝子検査を提案する。

偽の遺伝子鑑定書を作り、男性の息子に郵送した。

男性と息子は、同居している。

ジェジュンは、配達人に扮した。男性に、DNA鑑定書と記された封筒を手渡した。

男性が、封筒を開ける。

果たして、男性は、どんな反応を示すのか? 気になった方は、本編でどうぞ。

ハナの第2の任務

ハナが、天国への手紙を開けた。

「ユンシクって、クライング・ナットのボーカル?」

と歓喜の声を上げる。

手紙は、ユンシクが、亡き父にあてたものだ。

彼がデビューした直後に、公務員の父は亡くなった。ユンシクは、父が自分のバンド活動を認めないまま死んだと考えている。

ハナは、ユンシクの父親が入院していた病院の看護師に扮する。

スクラップブックを持って、ライブ会場の控室を訪ねた。ユンシクの父が作ったものと偽って渡した。

実際は、ハナが、ユンシクの写真を切り抜いたアルバムである。

果たして、ユンシクは、ハナの言葉を信じるのか? 続きは本編でどうぞ。

ハナ、天国は本当に存在するのか疑念を抱く


ハナは、ジェジュンと連れ立って、草原の郵便ポストに足を運んだ。

ジェジュンが、親子連れに気づく。女性が小さな男の子を引き連れて、ポストに投函した。

ハナの視線が女性に釘付けになった。親子の背中を見つめながら口を開く。

「知っている人。私が好きだった人の恋人よ」

2人は、草原に腰を降ろした。

ハナが、空を仰いだ。本当に天国はあるのかと呟く。そして、涙を流した。

ジェジュンを認識できる人の条件

ジェジュンが、喫茶店で店員を呼んだ。店員が反応を示さない。再び、声を張り上げるも無反応の店員。ジェジュンは思いつめた表情で目を伏せた。

ハナは、ジェジュンを認識できたりできなかったりと、まちまちな現象に出くわした。

動揺するハナに、ジェジュンが自分を認識できる条件を打ち明ける。

果たして、ジェジュンを認識できる条件とは何か? 

続きは本編でどうぞ。

天国への郵便配達人 感想/現実に起きた悲しい事故を思い出した

映画では、亡くなった妻の不貞を疑う中年男性、バンド活動を認めないまま亡くなった父とその息子、などのエピソードが描かれました。

ですが、ハナが読み上げただけのエピソードも印象に残っています。

例えば、次の手紙で胸を打たれました。

<愛するドンジュへ。秋夕(チュソク)が過ぎたわ。毎年、一緒に満月に願い事をしたわね。今年の秋夕にも月を見ながら、願い事を考えていたんだけど、ドンジュに会いたい、それしか思いつかない。どうか私に娘を返してください>

ドンジュに何があったのでしょうか。ハナは、何もできないと言って手紙を抱きしめていました。

このシーンで、うるうるしながら、現実にあった痛ましい事故を思い出しました。

急発進した車と電柱に挟まって小さな子供が亡くなった事故です。

母親と子供は散歩中でした。母親の心痛を思うと、こちらも胸が痛くなります。

『天国への郵便配達人』を観て、そんなことを思い出しました。

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