『主君の太陽 第6話』のあらすじと感想【飼い主を助けたい幽霊犬】
『主君の太陽』の6話を視聴しました。
今回の幽霊は、犬です。
人間の都合で、安楽死させられたのに、人間を守ろうと必死な姿勢に感動しました。
大ざっぱですが、あらすじと感想を書きました。参考にしていただけると幸いです。
主君の太陽 第6話 あらすじ
副社長・ソクチョル、何者かに噛まれる
『キングダム』の副社長・ソクチョルは、口笛のような音を耳にした。
その音は、『特別顧客センター室』から漏れ出ている。
恐る恐る部屋へ入ったソクチョルは、赤い目をした犬に右手を噛まれてしまった。
社長・ジュンウォンは、警備チームに、犬の探索を命じる。
彼は、『特別顧客センター室』に向かった。
ゴンシルが、散乱したお菓子の袋に戸惑っていた。
ジュンウォンが、段ボールの隙間から何かを拾い上げる。犬用の首輪だった。
「本当に、犬がいたのか」
驚くジュンウォン。
ゴンシルが「タグに書かれてるピルスン(必勝)は、犬の名前では? 私が、探します」と言った。
彼女が、深夜の『キングダム』でピルスンを探していると、犬の鳴き声が響く。
駆け付けた。赤目のシェパードが佇んでいる。
その頃、黒づくめの男が、警備チームの追跡を振り切って『キングダム』から逃走した。
男に突き飛ばされた警備員が、同僚に「前にバイトしてたヒョンチョルは、軍隊に?」と聞く。
警備チームは、防犯カメラで犬を確認できなかったことから、ソクチョルを噛んだのは人間だと断定する。
幽霊犬・ピルスンと侵入者の正体
ゴンシルは、赤い目をした犬・ピルスンを連れて、ジュンウォンの元に向かった。
ピルスンは幽霊で、ゴンシルにしか見えない。
彼女は「泥棒と逃げる時に、私と目が合って付いてきたんです」と言った。
ジュンウォンが犬の首輪を眺めて「その犬の首輪か?」と呟く。
ピルスンが吠えた。
ピルスンの首には、ジュンウォンが持っている首輪のネーム入りタグと同じ物がつけられている。
「首輪を持ち歩くほど、大切な犬なのか」
ジュンウォンは、そう言ってゴンシルを見据えた。
後日、ゴンシルとジュンウォンは、ピルスンの後を追って、家具店の中に入った。
秘書のキムから、ジュンウォンのスマホに着信が入る。
『首輪のタグは、安楽死させた軍犬の認識票です。軍犬の担当兵は、脱走したそうです。昨日の侵入者は、その脱走兵かと』
キムが言った。
ゴンシルたちが入った家具店のスタッフルームに、脱走兵・ヒョンチョルが隠れていた。
「ピルスン、お前の所に行くよ」
ヒョンチョルが、ライフル銃を取り出す。
彼は、軍用犬係として、ピルスンを世話した日々を思い出した。
『使い物にならない役立たずめ』
上官が、パワハラめいた言動をして、ヒョンチョルの足を蹴った。
ピルスンが、吠え立てる。
ヒョンチョルは、完全武装で走らされた。
走り終えた彼が、息を切らしてへたり込む。
ピルスンが水筒をくわえてやってきた。
『ピルスン、お前がいなかったら、耐えられなかったよ』
ヒョンチョルが笑いかける。
ある日、彼は白衣姿の男に『軍犬としての機能を失った。安楽死させる』と言われた。
ヒョンチョルの前には、小さな台がある。
ピルスンが横たわっていた。
『除隊する時に、私が連れていきます。助けてやってください』
ヒョンチョルが訴える。
白衣姿の男は『安楽死は、担当兵が実行する決まりだ』と言い放った。
ヒョンチョルは、涙ながらに、ピルスンに注射針を刺した。
その後、上官から暴力を受けた彼は、殴り返して脱走する。
ゴンシル、ピルスンの願いを無視できない
ピルスンが、ゴンシルを見上げている。
ゴンシルは、ジュンウォンに「友達を止めて欲しいとお願いに来たみたいです」と言った。
「キム室長が、軍と警察に通報した。相手は、銃を持っているそうだ。行くぞ」
ジュンウォンは、ゴンシルを店外へ連れ出した。
ゴンシルが抵抗する。
「警察が来る前に、説得しないと」
ジュンウォンは険しい表情を浮かべた。
「相手は、銃を持った人間だ。下手をすれば殺される」
ピルスンが、小さく鳴く。
ゴンシルは、ピルスンを見下ろした。
「泣いているわ。彼も泣いてるのね」
ジュンウォンは、外へ歩を進める。
ゴンシルも、泣き顔で彼に続いた。
ジュンウォンがゴンシルの手を掴もうとする。
「まともに生きたいんだろ?遠慮なく掴め。行こう」
ゴンシルは、手を引っ込めた。
「私は、どうしようもない、イカれた女です。すぐ戻ります」
彼女は、ピルスンの元へ駆け出す。
ピルスンが、ドアをすり抜けて建物の中へ入った。
大きく吠えながら駆け出すと、発砲音がこだまして・・・。
果たして、ヒョンチョルはライフル銃で何をしたのか?
ピルスンの、ヒョンチョルを守りたいという願望は叶うのか?
主君の太陽 第6話 感想/飼い主を助けたい幽霊犬に感動
軍用犬で幽霊犬のピルスンに感動しました。
ピルスンは、軍用犬として活躍できなくなり、泣く泣く担当のヒョンチョルの処置で安楽死しています。
ヒョンチョルが涙を流して、注射を打つシーンに胸を打たれました。
それ以上に、感動したエピソードもあります。
ヒョンチョルは、パワハラ上官を殴って脱走しました。ライフル銃での自死を考えます。
そんな彼を、ピルスンが、助けようと奮闘したところが良かったです。
主君の太陽 第6話 キャスト
- 社長・ジュンウォン/ソ・ジソブ
- 倉庫管理人・ゴンシル/コン・ヒョジン
- 警備チーム主任・カン・ウ/ソ・イングク
- イリョン/キム・ユリ
- 副社長・ソクチョル/イ・ジョンウォン
- 秘書のキム/チェ・ジョンウ