『相続者たち』第3話のあらすじと感想【タン、ハリウッドでウンサンに告白】
![相続者たち第3話](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/12/相続者たち第3話-min.jpg)
『相続者たち』3話のあらすじと感想になります。参考にしていただけると幸いです。
前回(2話)を簡単に振り返ります。
ウンサンは、姉・ウンソクに会うため、アメリカへ赴きました。姉は、母が用立てた830万ウォンを取って姿を消します。
姉を当てにしていたウンサンは途方にくれますが、タンの家で一泊しました。
韓国から、タンの婚約者ラヘルが渡米してきます。ウンサンは、彼女と鉢合わせをしました。
ラヘルは、ウンサンが、タンの家に泊まったことに気分を害します。ウンサンは、彼女に泥棒扱いされました。
ウンサンとタンは、830万ウォンを取り返すためにウンソクのバイト先へ足を運びます。
しかし、ウンソクは辞めていて、行方がしれません。同居人からも金を盗んでいました。
相続者たち第3話 あらすじ
タンの意味深な言葉
![hollywood-sign](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/12/hollywood-sign-min-640x360.jpg)
「俺は、お前に気が……」
映画館で、タンが、ウンサンに言った。
「婚約しているでしょ? そんなの映画のような話よ」
「それを承知でだ。ここは、ハリウッドだ」
ウンサンは、リー山のハリウッドサインを眺めた。
「信じられない。映画で観たことあるわ」
「さっきの俺の言葉に、驚くべきだ」
タンが、呆れ気味に口を開く。
2人は、タンの自宅へ戻った。
ウンサンが、キャリーバッグを持つ。笑みを浮かべた。
「いろいろとありがとう。じゃあ、これで」
突然、タンがキャリーバッグを持った。
「チャニョンから連絡が来るまで、ここにいろよ」
タン、3年ぶりに異母兄と再会するが・・・
タンは、自室に戻った。スマホに着信が入る。
ユン室長が、会長からの伝言を伝えた。パーティーに出席しろとのことである。社長のウォンは、すでに着いているようだ。
翌日、タンはウンサンと共に、パーティー会場に向かった。ウンサンを車に残し、異母兄・ウォンの元へ向かう。
「3年ぶりだよな? 背も伸びただろ?」
タンは、弱弱しく笑みを浮かべた。
ウォンは、鼻で笑った。
「他に、アメリカで得たものは? 身に余る行動だ。もう帰れ」
タンとウンサン、予期せぬ車の事故でモーテルへ
タンが、上の空で車を走らせている。助手席のウンサンが、不安げに、彼を眺めていた。
「さっきのことは忘れろ」
「ええ、覚めたら終わる真夏の夜の夢よ」
タンは、前方へ視線を移した。驚きの声をあげる。
急ブレーキをかけハンドルを右に切った。車が、止まった。地肌が露出した路肩にフロント下部がめり込んでいる。
タンは、振り返った。落石が、アスファルトに転がっている。
「たまに、あるんだ」
アクセルを踏む。エンジンの空ぶかしの音が、響く。
車の後ろに回ると、ガソリンが漏れていた。携帯は、圏外でつながらない。ウンサンと共に、モーテルまで歩いた。
チャニョンが、タンの自宅に現れる
翌朝、車を直してもらった。タンとウンサンは、疲労をにじませて帰宅する。
男が、こちらに向かってきた。ウンサンが、驚きの表情を浮かべる。
「チャニョン! あなたもアメリカに?」
チャニョンは、顔をしかめた。
「なぜ、連絡しないんだよ」
ウンサンは、チャニョンの家に行くわと言った。
タンが、口を開く。
「ここにいろよ。俺のせいで警官にパスボートを取られ、ホテルも飛行機も予約できなかった」
「感謝しているわ。もう平気よ」
ウンサンは、チャニョンのマンションに身を寄せた。
ラヘルの嫉妬
![pancake](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/12/pancake-min-640x360.jpg)
ラヘルは、ホテルのロビーへ向かった。
タンが訪ねてくる。ラヘルは、帰国を翌日に延期し、デートを提案した。
「メルローズの、パンケーキ店にでも行く?」
タンは、ウンサンにかけた言葉を思い出した。メルローズに美味しい店があると言っている。
「別の店にしよう。ウンサンに会いそうでさ」
ラヘルは、強引にメルローズのパンケーキ店へ向かった。
テラス席で、ウンサンとチャニョンが談笑している。
ラヘルの表情が、強張った。
「本当に、いるとはね」
タンが、彼女の手を掴んだ。ラヘルは、手を振り払った。
「座るわね。支払いは私たちが」
ウンサンが、チャニョンに「知り合いなの?」と聞く。
「同じ学校だ。親しくはないけどな」
ラヘルが、ウンサンとチャニョンを見やる。
「今日、タンとの婚約記念日なの。2人は、運命を感じているようだけどどう思う?」
「余計な話をするなら、もう行くぞ」
タンが、退席を促す。
ラヘルは、チャニョンを「ボナの今の恋人」、タンを「(ボナの)元恋人よ」と紹介する。
そして、ウンサンを見据えた。
「婚約者や恋人のいる男に、手を出す子が問題よ」
ウンサンの目が、潤んでいる。タンは、ラヘルを店外へ連れ出した。
「ウンサンの前では、ずいぶん格好いいわね」
ラヘルが、怒りをぶつける。
タンは、真剣な顔つきで口を開いた。
「10歳で初めて会ったとき、お前が天才だと思った。英語も日本語も操っていただろ。その後、兄さんに思いを寄せ、俺を相手にしなかった。今は魅力を感じない」
ウォンの実母の墓参りに付き合うラヘル
![asiana-airlines](https://vod-dramanavi.com/wp-content/uploads/2020/12/asiana-airlines-min-640x360.jpg)
ラヘルは、滞在先のホテルに戻った。ロビーで、ウォンと鉢合わせする。
彼女は、ウォンの墓参りに付き合った。
ウォンが、母の墓標に花を供える。
「結婚前は、ワインを作るような素朴な生活をしていた。息が詰まるような財閥の嫁という役目が、母さんには耐えがたかったはずだ」
「タンも、ここに来た?」
「ここは、お前が初めてだ」
ラヘルは、微笑んだ。
「タンが、私に嫉妬しそうね」
翌日、タンは、ラヘルを空港へ送り届けた。
ラヘルが、タンの胸に顔を埋める。
「まだ許していないわ」
タンの視界に、ウンサンの後ろ姿が入る。
「ウンサン! 待て!」
ウンサンは、足を止めた。
続きが気になった方は、本編でどうぞ。
相続者たち第3話 感想/ウンサンがタンの好意に応じない理由
前回(2話)のエンディングで、タンがウンサンに、お前に気があると言っています。
遠回しの、愛の告白ではないでしょうか。
3話から、タンとウンサンの恋物語がスタートか? と期待しました。
ですが、始まりません。
ウンサンは、タンを嫌っているのだろうか?
タンに、婚約者がいるから、遠慮しているのか?
疑問が浮かびました。
恐らく、ウンサンは、自分の出自を気にしているのでしょう。
以下のような、ウンサンの台詞が、ありました。
「婚約しているでしょ? そんなの映画のような話よ」
「夢の中だもの。覚めたら終わる真夏の夜の夢よ」
ウンサンは、貧困家庭出身です。一方、タンは、婚外子とはいえ財閥の次男でラヘルと婚約中です。
経済的な格差を感じたことでしょう。だから、「夢の中」と言ったのです。
財閥の次男と恋愛するなんておこがましい。タンは婚約しているしという自虐めいたニュアンスを感じます。
だから、ウンサンは、タンの好意に浮かれないのでしょう。
ただ、ウンサンが、タンの出自(婚外子)を知ったら、恋が始まりそうですね。
相続者たち第3話 キャスト
- キム・タン/イ・ミンホ
帝国グループ会長の婚外子 - キム・ウォン/チェ・ジニョク
帝国グループの社長、タンの異母兄。 - チャ・ウンサン/パク・シネ
貧困家庭に生まれる - ユ・ラヘル/キム・ジウォン
タンの婚約者。 - ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。 - チャ・ウンソク/ユン・ジンソ
ウンサンの姉。アメリカ在住。 - パク・ヒナム/キム・ミギョン
ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。 - チェ・ヨンド/キム・ウビン
ホテルゼウスオーナーの息子。 - イ・エスト/ユン・ソナ
RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。 - キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
帝国グループ会長で、タンの父。 - チョン・ジスク/パク・チュングム
帝国高校理事長で、会長の後妻。 - ハン・ギエ/キム・ソンリョン
会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。