『主君の太陽 第9話』のあらすじと感想【ジュンウォンの印象が和らいだ】
『主君の太陽』の9話を視聴しました。
9話の幽霊は、有名ピアニスト・ジャンの奥さんです。
彼女は、夫の活動を完全にサポートしていました。
そんな彼女に先立たれて駄目になるジャンですが、憎めないです。
大まかなあらすじと感想を書きました。参考にしていただけると幸いです。
あらすじは、ジュンウォンとゴンシルをメインに書きました。
主君の太陽 第9話 あらすじ
ピアニストのルイ・ジャン、妻が亡くなってスランプに陥る
『キングダム』のイメージアップを図るために、有名ピアニストのルイ・ジャンを招いて、ピアノ公演が催されることになった。
ジャンは、妻を亡くし、スランプに悩まされている。
彼は、公演予定の会場に現れた。
ピアノの鍵盤に手を置く。
鍵盤蓋で、手を挟み込み故意に負傷しようと試みた。
その時、警備チーム主任・カン・ウが、彼を不審者と勘違いして取り押さえる。
「ピアノを確認しに来たのに、警備員に掴まれて、負傷しました。公演できません」
ゴンシル、ジャンに亡き妻の声を届ける
ジャンに怪我はなかった。
「奥さんが死んでからスランプらしい、逃げる口実さ」
カンの部下が、ゴンシルに言った。
ゴンシルは、ジャンの元へ向かった。
「話すことはありません」
けんもほろろであった。
ジャンが立ち去る。
ゴンシルは彼の亡き妻の幽霊に気づいた。
ジャンは、亡き妻が作る『シナモンパイ』を好んでいる。
幽霊は、ゴンシルに、『シナモンパイ』をジャンに食べさせれば、カンへの誤解を払拭することができると言った。
ゴンシルは、幽霊とともに、ジュンウォン宅に向かった。
彼のオーブンを借りたり、幽霊に作り方を教わって『シナモンパイ』を再現する。
ジャンに、シナモンパイを食べさせた。
幽霊の指示通りに、シナモンパイに黒い鍵盤と同じ数のくるみを入れ、白い鍵盤と同じ数のひだを作っている。
「これを食べたら、失敗しないでしょう?」
「なぜ、それを? 私と妻だけが知っていることなのに」
ジャンが前のめりになった。
「奥様に聞きました。あなたが指を痛めようとした時、カン・ウさんがあなたを助けるように奥様が導いたそうです」
ジャンが包帯を巻いた右手を見つめる。
「あの時、妻は、私を見てたんですか?」
「指は、問題ないはずです」
「妻と話がしたいんです。別れの言葉も言えなかった」
ゴンシルは首を横に振った。
ジャンが、カン・ウに謝罪する。
「私は、怪我していません。妻がそばにいるから、完璧な演奏をします」
ジャン、ゴンシルの飲み物に錠剤
ジャンがピアノ公演で着る衣装は、彼の亡き妻が選んでいた。
ジャンは、妻の幽霊と会話ができるゴンシルに、衣装選びを頼む。
幽霊のアドバイスを受けて、ジャンの衣装を選ぶゴンシル。
ジャンが、試着室で着替えはじめる。
姉・ゴンリがシナモンティーを届けにきた。
シナモンティーも、幽霊に聞いて、用意したものである。
「面倒だから、直接、やって欲しいわ」
ゴンシルが愚痴をこぼした。
「なに、馬鹿なこと言ってるの。乗り移ったら、出ていかないんでしょ?」
ゴンリが語気を強めて言う。
「気を失わなければ大丈夫よ。ごめんね、馬鹿なことを言ったわ」
試着室のジャンは、ゴンシルとゴンリの会話に聞き耳を立てていた。
ジャンは、シナモンティーのグラスに錠剤を入れて独りごちた。
「眠れない夜に飲んでいる薬が、君を呼び戻してくれる」
彼は、それをゴンシルに差し出す・・・。
果たして、ゴンシルは睡眠薬入りのシナモンティーを飲んでしまうのか?
主君の太陽 第9話 感想/ジュンウォンの印象が和らいだ
ジュンウォンの表情が柔和になってきました。
第1話のジュンウォンは、冷酷な実業家として描かれています。
例えば、土地買収を持ちかけた男性との会話のシーンがありました。
男性は、妻を亡くしたばかりでした。その妻が、花を介して〈土地を売るな〉と男性に伝えています。
ですが、ジュンウォンはその花を切り落として「目に見えないものを信じるなど愚かな行為です」と言い放ちました。
そんな彼が、第9話では、ネックレスをゴンシルに渡すよう幽霊に頼んでいるのです。
その変化が良かったです。
主君の太陽 第9話 キャスト
- 社長・ジュンウォン/ソ・ジソブ
- 倉庫管理人・ゴンシル/コン・ヒョジン
- 秘書室室長のキム/チェ・ジョンウ
- 警備チーム主任・カン・ウ/ソ・イングク
- イリョン/キム・ユリ
- 有名ピアニスト・ルイ・ジャン/チョン・チャン
- ルイ・ジャンの亡き妻/イ・ヒョリム