『トッケビ 』第7話のあらすじと感想【ウンタクが剣を掴んだ】
『トッケビ~君がくれた愛しい日々~ 』7話のあらすじと感想になります。気になりましたら、本編でどうぞ。
前話(6話)を簡単に振り返ります。
シンは、ウンタクに10年後の未来を見ました。未来に彼の姿はなく、この世から去ることを決意しました。
初雪が舞うソバ畑で、ウンタクに剣を抜いてもらうよう頼みます。
しかし、失敗。
ウンタクは「呪われた王子と一緒なのよ」と言って、シンに口づけをしました。
トッケビ第7話 あらすじ
ウンタク、シンの剣を抜けず「トッケビの花嫁ではない」と苦悩
シンは、ウンタクに剣を抜いてもらうことで、不滅の命を終えようとした。
死神に家の権利書を、ドクファにはクレジットカードを譲るなどして、別れの準備を済ませた。
しかし、剣を抜いてもらうことはできなかった。
シンは、気まずそうに帰宅する。
掛け軸を返して貰うために、シヌ会長を訪ねた。
「旦那様、もう死を望まないで、生きることを選ばれても良いのでは?」
未来とお告げ、どちらかが変わったのか?
シンは、会長の言葉に思い悩んだ。
一方、ウンタクは、死神に不安を吐露した。
「剣は見えるのに抜けなかった。私は、本物の花嫁ではないのかも」
「呪いに勝る何かが、必要なのでは? 真実の愛とか」
ウンタクは、シンとの口づけを脳裏に浮かべた。
「それも試した」
突然、物音が響いた。ウンタクが、驚きの声を上げる。
「軽々しく、口づけしたことを人に言うなんて」
後ろに、シンが立っていた。
死神が、思いつめた表情でつぶやく。
「俺は名刺がなくて、(サニー)に電話もできずにいるのに」
ウンタク、シンからのプレゼントに疑念を持つ
ウンタクは、大学修能試験を受けた。
彼女は、試験会場からの帰り道で、寂し気な表情をする。
受験生や家族連れでごった返していた。
首に巻いた赤いマフラーに手をやり、空を見上げる。
10年前の、9歳の誕生日を思い出した。ケーキを挟んで向かい合う幽霊の母親が、泣いている。
ウンタクは、空に手を振った。
帰宅した。
シンと死神、ドクファに出迎えられる。死神が、ケーキを手にしていた。
ウンタクは、嬉し涙を流した。
「トッケビさんと映画館に行かせてください」
ろうそくの火を消す。シンと、映画館に向かった。
映画を鑑賞し終えると、ウンタクが語気を強めた。
「バッグとお金をくれる時、今しか渡せないような言い方だったわ。剣を抜いたら、遠くへ行く気だったのね?」
「花嫁が現れたら、遠くへ行くと言ったろ」
ウンタクの目が潤んだ。
「遠くへ行くなら、私が知らない間に、旅立ってちょうだい」
シン、テヒに嫉妬する
大学修能試験を終えたウンタクが、グラウンドそばの歩道を歩いている。
野球部の練習風景を眺めていると、ボールが飛んできた。
顔をそむける。
眼前に現れたグローブが、ボールをキャッチした。
ウンタクが、グローブの主をまじまじと見つめる
「テヒさん?」
テヒは、ウンタクの幼なじみで初恋の人だった。久しぶりの再会に話が弾む。
シンが、彼らを遠目に眺めていた。
彼の脳裏に、10年後のウンタクが思い浮かんだ。29歳のウンタクが『代表、ここです』と誰かに声をかけている。
シンは、テヒを見つめて呟いた。
「あいつが、例の代表なのか?」
暗雲が立ち込め、雷鳴が鳴り響く。
シンは、肩を落とした。
「(テヒに)ピアノを続けさせていれば、2人は出会わなかったのに」
彼は、バッティングセンターで幼少期のテヒに出会っている。
バッティング対決に負けて、テヒの願いを聞いたことがあった。
彼の願いは、家のピアノを消して野球をしたいというものだった。
死神の、サニーに対する煮え切らない態度
死神のスマホに、着信が入った。サニーからだ。
シンにスマホをかざす。
「出てくれ。名刺がなくて出られない」
拒否された。
ウンタクの元へ向かう。
ウンタクは、アイスクリーム店で、テヒとデート中であった。
死神が、スマホを差し出し「出てくれ」と言った。
ウンタクは「こんな所まで来ないで」と反発する。
「電話に出ないと、彼の名前を聞き出し書き留めておくぞ」
ウンタクは、電話に出た。
サニーからの伝言(明日の午後1時に、この前のカフェに来るように)を死神に伝える。
翌日、死神は、サニーとカフェで向かい合った
サニーが、自分を避ける理由を聞いた。
「名刺を持っていないと嫌われるかと」
サニーは、呆れた。
死神は、彼女と別れて、新人の歓迎会に参加。
死神、シンに助けを求める
死神は、歓迎会の途中でトイレに立った。男とすれ違いざまに、ぶつかる。
男は、愚痴を吐き捨て、立ち去った。トイレから戻る。
同僚たちは、食事を終えていた。死神が、胸ポケットに手を伸ばした。
「会費が……盗まれた。さっきの男だ」
同僚たちは、帽子を被って透明人間と化した。そのまま、店を後にする。
死神は、自分の帽子を探した。見当たらない。
振り返る。
同期の男が彼の帽子をかかげて、にやにやしていた。
「おい」
死神が声を荒らげる。
同期の男は、店の扉をすり抜けていった。
店主と目が合う。彼は、不思議そうに、死神を眺めていた。
電話で、シンに助けを求める。
警察署に赴いた。
刑事と向かい合っていると、シンが姿を見せる。
「こんな男は知りません」
「助けてくれたら、テヒの記憶を消してやる」
死神は、耳打ちした。
「どこに署名を? こういう者です」
シンが、警察官に名刺を渡す。
死神が帰宅すると、ドクファが訪ねてきた。彼は、掛け軸をテーブルに置いた。
「シンおじさんに渡してください」
死神は、掛け軸を開いた。
涙を流す。
掛け軸は、900年前に亡くなったシンの妹ソンの肖像画だった。
ウンタクが、シンの剣を掴んだ
シンは、ウンタクの帰りが遅いことに腹を立てた。
ウンタクに電話をかけるも、すぐ切られてしまう。シンは幽霊から、ウンタクの居場所を聞き出した。
ウンタクは、結婚式場でバイトをしていた。
式場からの帰り道。
ウンタクが、シンと並び歩きながら口を開いた。
「私には、キャンドルに火を灯す母も、エスコートしてくれる父もいない。だから、自分がトッケビの花嫁だと信じたかったの」
彼女の目に、涙が溜まっていく。
シンが「なぜ、泣くんだ」と聞いた。
「剣を抜いてあげられなくて、ごめんなさい」
シンは、彼女を抱きしめた。不意に、彼は胸を押さえて、街灯にもたれかかる。
「胸が痛いの? 剣のせい?」
ウンタクが、恐る恐るシンの胸に手を伸ばす。
「おじさん、剣を掴めた」
わずかに剣が引き抜かれる。シンは、ウンタクを押し飛ばした。
彼女は、宙を舞った。
果たして、ウンタクはどうなるのか。
なぜ、シンは彼女を押し飛ばしたのか。
続きが気になった方は、本編でどうぞ。
トッケビ第7話 感想/ウンタクやシンの台詞が面白い
ウンタクやシンの台詞に笑いました。
「継母のようなトッケビさんにいびられています」という台詞は、シンにカバンとお金をプレゼントされたものの、返せと迫られたからでしょう。
カバンとお金は、ウンタクに剣を抜かれて死ぬことを決意したシンが最後の別れということで、贈ったものでした。
しかし、ウンタクは剣を掴めなくて、シンは再び彼女と同居することになりました。
シンの気まずそうな表情が、いいですね。
「アイドルには、寛容なくせに」という言葉は、シンがアイドルを見て怒りの感情を鎮めているからでした。
そういった何気ない台詞でも、シンのお茶目な性格が浮き彫りになって良かったです。
トッケビ第7話 キャスト
- トッケビこと、シン(コン・ユ)
- ウンタク(キム・ゴウン)
- 死神(イ・ドンウク)
- ドクファ(ユク・ソンジェ)
- サニー(ユ・インナ)
- シヌ会長(キム・ソンギョム)
- 王妃ソン(キム・ソヒョン)