【歌詞考察】櫻坂46/ソニア【どちらのソニアさん?】
櫻坂46/ソニア 歌詞考察【かつての片思いの女性】
今回は、『ソニア(櫻坂46)』の歌詞を考察した記事になります。櫻坂46 1st Album【As you know?】に収録されています。
【ソニアって、誰なんだ】問題について考えました。
ソニアは、かつての片思いの相手
『ソニア(櫻坂46)』では、主人公「僕」の視点から見たソニアが描写されています。
「僕」は、幼少期に、ソニアから、母親の口紅を持ち出したエピソードを打ち明けられていますね。
歌詞の後半には、彼女が、主人公以外の男性に恋をしている描写があります。そんな彼女を、どんな思いで見つめているのでしょう。
「僕」は、ソニアの幼なじみで、彼女に恋愛感情を抱いていると解釈しました。
クロージング効果という用語があります。閉じた関係によって絆が強まるものです。 外部に漏れたくない秘密の共有で、互いに監視する関係になり、恋心を抱くようになるといわれております。
「僕」は、ソニアから、母親の口紅を持ち出したことを打ち明けられています。この時に、クロージング効果が発動し、ソニアを目で追うようになったのではないでしょうか。
ソニアとリップスティックで、ファッションブランド【SONIA RYKIEL(ソニアリキエル)】がちらつきましたが、無関係でしょう。同様に、智慧の女神のソニアも関係なさそうです。
恋愛に発展したのか気になりますが、片思いで終わったと推測します。ソニアが他の男性に恋をしている描写しかないからです。口紅が、「僕」のために使われていません。
告白をして振られたか、好意を伝えなかったのか。いずれにせよ、片思いの苦しさを想像しました。
ソニアが口紅を好む理由/赤色の効用
ソニアは、口紅を替えては恋を繰り返しています。なぜ、恋愛模様を日記に書き留めるほどに、口紅が好きなのでしょうか。
『色の秘密-色彩学入門/野村順一』の、【効果的なカラーによる意思表示】に、効果的なカラーによる意思表示の項目があります。口紅と聞いて、思いついた三色をピックアップしました。
赤:ロマンチックな関係を生み出す
ピンク:女らしさを活気づける
ピーチ:愛を行為で示す。好機を励ます
色の秘密-色彩学入門/野村順一
ソニアの用いた口紅が赤なら、彼女の狙いはロマンチックな関係だったことでしょう。ただ、ソニアが「僕」のために口紅を使ってくれたような表現はありません。淡い恋心に共感しつつ、片思いが切ないです。
乃木坂46二期生曲の『アナスターシャ』
外国の名前つながりで、乃木坂46の『アナスターシャ』を思い出しました。『アナスターシャ(乃木坂46)』も、失恋の痛手を想像させる歌詞でした。
ただ、『ソニア(櫻坂46)』と違うのは、主人公が、ロシアに帰国する彼女(アナスターシャ)に付いていかず、自分から別れを選んだことです。
『ソニア(櫻坂46)』は、実らなかった片思いの切なさ。
『アナスターシャ(乃木坂46)』は、主人公が、泣く泣く自分に好意を持ってくれている女性を、振ってしまう切なさがありました。女性は、彼を好いていますね。
最後に/管理人は、黒が好き
以上、「ソニアは、誰なんだ?」の問題を考えてみました。ソニアは、「僕」の片思いの相手で、口紅を好む女性でした。
ちなみに、本サイト『VODドラマNAVI』のロゴやヘッダーから分かるように、私は、黒が好みです。
『色の秘密-色彩学入門/野村順一』に、黒を好む人の特徴が載っていました。
確かに、『VODドラマNAVI』のロゴやヘッダーに、黒色を採用したのは、威厳を感じさせたいからです。驚いたのが、片思いの人は黒の着用を好むことでした。過去を振り返ってみると、片思いが多かったなと実感します。