坂道グループ
PR

【歌詞考察】櫻坂46/Dead end【秋元康さんが伝えたいこと/行き詰まった時の考え方】

流れ弾 (TYPE-D)
kan
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

櫻坂46/Dead end 歌詞考察


今回の記事は、『Dead end(櫻坂46)』の歌詞考察になります。櫻坂46 1st Album【As you know?】の収録曲です。秋元康さんは、何を訴えたいのか考えたいと思います。


行き詰まったら「今」に集中



タイトル(Dead end)の意味は、行き止まりや袋小路です。主人公は、何かに行き詰っているのでしょうか。
次のような、閉塞感を感じさせる表現がありました。


ここからどうする? 目の前は真っ暗だ 行き止まり行き止まり 壁だったら壊せるけれど来た道戻るか? 夢見て過ぎた時間
ここにいてもしょうがないさ 間違ってたのは自分だ 行き止まり行き止まり 前の壁を叩きながら胸の奥で叫んでいる
過去と未来 繋ぐ今をどう生きるか

Dead end(櫻坂46)歌詞:秋元康


主人公は、将来の先行きが暗いのでしょうか。閉塞感を抱いていますね。ただ、立ち往生したものの前向きになっています。それが分かる表現が、、です。


秋元康さんは、「閉塞感を抱いた時は、過去を振り返るでもなく未来を不安視するのではなく、今に集中するべきだ」と伝えたいのではないでしょうか。
では、、に集中するにはどうすれば良いのか?
秋元康さんのインタビューが参考になりました。


秋元康さんの『今に集中して閉塞感を打破する』方法



REDChairのインタビューで、秋元さんは「多くの出会った天才の人たちは、僕を思考停止にしましたよね」と言いました。
彼は、以下の言葉を続けます。

「挫折はないですね。自分は何が得意で、どんな理由でこの仕事をしているのか。そういう根拠がないまま、ずっとやってきている。根拠があったら、それが覆ると挫折になるけど…」

REDChair 秋元康



根拠がないというのは、過去の実績をあてにしていないのです。だから、挫折をした感覚を持たないのでしょう。

「幸せは、冷蔵庫の残り物で作る料理だと思うんですよ。作れないものを考えたら、きりがない……残り物で『お好み焼きもどきは作れるね』とか、作れるものを考えたらすごく幸せだと思うんですよね」

REDChair 秋元康


自分にないものを持っている人を羨まない。それは、自分の持っているもので勝負することですし、冷蔵庫の残り物で作る感覚なのです。
今、目の前にある現実に、目を向けるのですね。ないものねだりは、不幸の原因といえます。


なぜ、今に集中すると幸せなのか



樺沢紫苑さんの著書に『精神科医が見つけた3つの幸福』があります。幸福の性質として、【幸せはここにあるーBEの幸福、DOの幸福】をあげられていました。
きれいな空に感じる気持ちよさには、セロトニン的幸福があるのです。
さらに、一緒に生活している人にごはんを作ってもらえる、オキシトシン的幸福がある。


そのありがたさに気づくべきと言います。
秋元さんは、冷蔵庫の残り物で作れることが幸せと考えています。まさに、BEの幸福です。
私も、秋元さんのように、目の前にあることに感謝して、BE的幸福をかみしめたいです。
青空を見上げるとか、朝日を浴びてコーヒーを飲むなどですね。

そして、今できることを重ねると、樺沢さん曰く、『DOの幸福、ドーパミン的幸福を得られる』。
そうやって、幸せを感じる必要があると言います。


確かに、将来を不安がってしまう人は、今に集中していません。BEの幸福(セロトニン的幸福)もなければ、DOの幸福(ドーパミン的幸福)もないですね。
秋元康さんの『冷蔵庫の残り物で料理を作る』に通じます。肝に銘じて、今に集中したいです。


最後に/究極のDead endを脱却した元日本兵・横井庄一さん



以上、Dead end(行き詰まり)を感じたときは【今】に集中すればいい、というのが『Dead end(櫻坂46)』のテーマでした。実際に、作詞をした秋元康さんは、残り物に福があるという考え方をしています。


なぜ、今に集中すると良いのかは、樺沢紫苑さん曰く「BEの幸福(セロトニン的幸福)とDOの幸福(ドーパミン的幸福)があるから」でした。
前者は、自然に感動する。後者は、できる範囲で努力を続けると幸せになることです。

元日本兵・横井庄一さんのDead end



管理人かんこと、私が、この記事を書いているのは、2022年の終戦記念日です。元・日本兵の横井庄一さんの話題がネットにあがっています。
彼は、終戦を信じることができずに、1972年まで、グアム島に潜伏していました。


動画では、27年ぶりに帰国して測定した握力が、右17左11と確認できます。栄養状態も、極度のビタミンB欠乏症と診断されていました。
横井さんは、【究極のDead end(行き詰まり)、生きるか死ぬかの瀬戸際】を脱却した人物といえます。


確かに、日本の敗戦を信じられなかった当時の「今」に集中したことで、帰国が叶っています。
ただ、果たして、BEの幸福(セロトニン的幸福)とDOの幸福(ドーパミン的幸福)を感じることができたのでしょうか。
軽々しく、自分の置かれた状況が、Dead end(行き詰まり)だと言えないですね。

管理人かんは、デッドライン(損益分岐点)としての行き詰まり


今は、お金の不安が大きい時代です。コロナ禍で仕事がない、あっても会社が存続するのか。デッドライン(損益分岐点)の危機感を感じていることでしょう。


その不安を解消するには、秋元康さんが言うように、、できることをやるしかありません。なるべく外に出て、太陽光を浴びることで、BEの幸福(セロトニン的幸福)を感じましょう。


ABOUT ME
かん
かん
当サイトの管理人、かんと申します。

記事URLをコピーしました