『相続者たち』第13話のあらすじと感想【ウンサン、タンの好意を受け止める】
相続者たち第13話を観ました。
あらすじと感想を書いたので参考にしていただけると幸いです。
相続者たち第13話 あらすじ
前話(12話)を簡単に振り返ります。
タンは、ラヘル親子にギエを実母と紹介しました。そして、「自分は婚外子、婚約を解消する」と言います。
ウンサンは、ヨンドに家政婦の娘であることがバレました。
以下、13話のあらすじになります。
タンとウンサン、ミョンス宅の作業場で一泊する
タンが、ラヘル親子に自分が婚外子であることを告白した。
ヨンドは、タンが婚外子である事実を知っている。ラヘルが、ヨンドになぜ隠していたのか?と怒りをぶつけた。
タンはウンサンを、ミョンス宅の作業場に案内した。
彼は、ミョンスに黙って扉の暗証番号を変えている。外から、ミョンスの怒号が聞こえてきた。
息をひそめるタンとウンサン。
ミョンスの怒号が聞こえなくなると、ウンサンのスマホに着信が入った。
ヨンドからだった。タンが電話に出る。
ヨンドは、SNSを全体公開にしろと伝言を頼んだ。そして、婚外子だと暴露した理由を聞く。
タンは、早く寝ろよと言って通話を切った。ウンサンが勉強を始める。
タンは呆れつつもソファで寝入った。
タンとウンサン、手を繋いで登校
翌朝、タンたちが作業場を出ると、不意打ちでフラッシュを焚かれた。
ミョンスがカメラを構えている。彼は、一晩、出入口そばの階段に座っていた。
僕の根気の勝ちだと呟いて、またもやシャッターを切る。
タンはウンサンと連れ立って、帝国高校の正門をくぐった。
「俺の妻よ。勇気を出せ」
タンは、そう言って手を差し出した。ウンサンは周囲に視線を走らせて彼の手をとる。
「遅くなってごめん」と笑うウンサン。
タンも笑い返し歩を進めた。
連れ立って歩く2人に、クラスメイトが驚く。ラヘルも、険しい表情でタンたちを眺めていた。
玄関前で、タンがため息をつく。ヨンドが「学びの場で、一体何を?」と聞いた。
タンは、ウンサンを放送室に行かせた。
ヨンドが、ラヘルに婚外子であることを暴露した理由を聞く。
タンは「まだ広がっていないから暴露していいぞ。親しげにしないで欲しい」と返して校舎へ向かった。
ラヘルの怒り
タンは、放送室に入った。
ラヘルに頬を叩かれ、ウンサンが小さく悲鳴をあげる。
「それでいい」とタン。
ラヘルは「婚外子は黙って」と言ってウンサンに向き直った。
何に驚いたの?とラヘル。
ウンサンは「あなたの態度よ。よくそんな言葉を」と怒りを露わにする。
「この世界では、血筋が全てよ」
ラヘルはそう言うと、タンに「婚外子のあなたには私が必要だから、しがみつくべきでは?」と声を荒らげる。
「俺の気持ちは変わらない」
タンが口を開くと、ウンサンが放送室を出て行った。
タンも彼女に続こうとした。ラヘルが声をかける。
「あなたの実母が理解できないわ。保護者会でウンサンの母親を装い、成金だと見せつけるように、巨額のキャンプ代を出したわ。変じゃない?」
タンは「首を出すな」と言い残して、ウンサンを追いかけた。
ウンサンが「私が、あなたを守る方法はないの?」と尋ねる。
タンは「自分を守れと言ったろ。急に心変わりか?」と、おどけるように言った。
タン、食堂の特別枠席に座る
ウンサンと別れたタンは、食堂に向かった。
生徒たちが小走りで、彼を追い抜いていく。
「何かあったのか?」タンは、女生徒を呼び止めた。
女生徒は「ラヘルたちが、イェソルを特別枠の席に」と教える。
イェソルは、ラヘルがタンに振られたと陰口を叩いていた。
食堂の席に、ラヘルとボナが並んで座っている。
テーブルを挟んで、イェソルが立っていた。泣いている。
傍らの生徒たちが「なぜ、イェソルを?」「高級クラブの娘だと隠してきたのよ」とヒソヒソ声。
ラヘルはタンに気づくと「女子に構わず、外で遊んでて」と言い放った。
「腹ペコだ。どいてくれ」
タンは、そう言ってラヘルの前に座った。
「その席を何だと?」とラヘル。
「この席か?料理に近い席だ」
タンがおどけるように言って、食事を始めた。
ウンサンが彼に気づき、目をむく。
ヨンドがタンを見下ろして「何をしているんだ?ルールを破るのか?」と聞いた。
タンは、箸を荒々しく置いて「俺が作ったルールは自ら壊す」と返した。
「それを守り続けたのは、俺だ。勝手に壊していいのか?お前には壊せっこないさ。この席に座ると、こうなる」
ヨンドは、そう言ってカレーを手にとった。タンは、カレーを肩からぶっかけられる。
ラヘルが、息をのんだ。
「昨日までの席を、こう変えることもできる」
タンは制服を脱いで、ヨンドの顔に叩きつけた。
にらみ合うタンとヨンド。
ウンサンが、タンを食堂から外へ引っ張り出した。そして、あなたもヨンドと同類だわと言い放つ。
会長の怒り
タンが帰宅した。
会長が「財布も携帯電話もコートも全て置いていけ、頼る気がないなら、私が買った物は置いて出ていけ」と激怒する。
タンは、携帯、財布、コートをテーブルに置いて口を開いた。
「ラヘルが自分の強みになるのは分かる。だが、それに頼っていては駄目だ」
タンは、頭を下げて玄関に向かう。
ギエがタンの腕を掴んで「本当に追い出すつもりなの?」と声を張り上げた。
会長は背中を向けた。
ウンサン、ギエに会長宅へ連れ戻される
アルバイトを終えたウンサンは、コーヒー店を出た。
高級車から降りてきたギエに声をかけられる。
ギエは、ウンサンがどこで寝泊りをしているのか聞いた。
ウンサンが従業員の控室で・・・と言って彼女は驚きの表情を浮かべる。
ウンサンは、タンの居場所を聞かれて言葉に詰まった。
「来たよ」タンが、ギエに声をかける。
ギエは「一緒に帰って、お父さんに謝りましょう」と言った。
首を横に振るタン。
ウンサンは「タンと一緒に戻る」と言った。
「さすが、賢い子ね」とギエ。
ウンサンは、ギエの高級車に押し込まれた。
タンは、上着とスマホを受け取ると立ち去った。
会長宅のメイドルームに戻ったウンサン。母・ヒナムが、嬉しいわと笑いかける。
タンは、兄・ウォンの宿泊するゼウスホテルへ向かった。
ウォンは、タンが会長に追い出されたことを知っていた。
彼のスマホに、ユン室長から着信が入る。
<会長が、借名株をタン名義に変更した場合、一番の打撃になるのは、ジスク理事長です>とユン室長。
ウォンは<それは、ユン室長の持つ借名株が、タン名義になる仮定で計算を?>と聞いて通話を切った。
彼は、タンにクレジットカードを渡し、ほかの部屋に泊るように言った。
だが、タンはフロントで宿泊を断られてしまう。
ヨンドに背後から声を、かけられた。
タンが、宿泊拒否の理由を聞く。
ヨンドは「タンだから。再び兄貴の部屋に戻るのか」と笑った。
タンは、ウォンの部屋で一泊する。
翌朝、ウォンは、タンを帝国高校に送り届けた。
学校に向かうヒョンジュを見かけて動揺する。
ヒョンジュ、帝国高校の教師に
ヒョンジュは、教師として帝国高校に赴任していた。
ウンサンやタンのクラスの教壇に立つ。
タンは、彼女が自分の家の前で泣いていたことを思いだした。
「あなたたちは人を経済力で見ているけど、私は成績であなたたちを位置づけるわ」とヒョンジュ。
チャニョンは成績優秀なグループ、彼以外はその他のグループに分けられた。
満足そうに笑うウンサン。
タンは、理事長に呼び出されて叱責を受けた。
「あなたを18年、実子と偽ってきた。なぜだか分かる?会長は兄弟との激しい争いの末に、今の座に就いたわ。今でも、兄弟や甥たちと裁判中なのよ。あなたが婚外子だと知れ渡ればどうなるか分かる?また争うわ」
タンは、ショックを受けた。
ヨンド、ウンサンに避けられ寂しさを募らせる
ヨンドが、ウンサンのアルバイト先のコーヒー店を貸し切った。
モップで床を掃除するウンサンに声をかける。
だが、ウンサンは無視。
ヨンドが、飲み物を床にぶちまけた。
呆れるウンサンに「話を聞くか?」とヨンド。
ウンサンは彼の向かいに座って「望みは何なの?」と尋ねる。
ヨンドは、真剣な顔つきで言った。
「俺の電話に出ろ。話しかけたら答えろ。俺と目が合えば挨拶してくれ」
「私のことが好きだから、秘密を守ってくれるのね。私に残された手段は、あなたの気持ちを断ることよ」
ウンサンの言葉に、ヨンドは「仕返しをしても?」と返した。
「ご自由に。それが代償なら仕方ないわ」とウンサン。
「胸が痛むだけだ。他の奴をいじめるよ。残り20分を楽しめ」
ヨンドはそう言い残して店を出た。
後日の帝国高校。
タンがロッカーを開けると、校内放送が流れた。
〈帝国の皆さん、ヨンドです。勉強に疲れた皆さんに面白い話があります。この話の主人公は、帝国グループの次男のタンです・・・〉
果たして、ヨンドの真意はウンサンへの仕返しなのか。
相続者たち第13話 感想
タンが、イェソルに代わって食堂の特別枠専用の席に座ったシーンが印象深いです。
特別枠は、帝国高校の底辺層です。タンは、トップ階層の経営相続者集団。
食堂に特別枠専用の席を設けていじめるという慣習は、タンが始めたものです。
しっかりと「俺が作ったルールは自ら壊す」と言っています。
そんな彼が、自ら特別枠の席についたものですから驚きました。
タンが恋したウンサンが、特別枠であることから性格が変わったのではないでしょうか。
恋の力は、偉大ですね。
相続者たち第13話 キャスト
- キム・タン/イ・ミンホ
帝国グループ会長の婚外子 - キム・ウォン/チェ・ジニョク
帝国グループの社長。タンの異母兄。 - チャ・ウンサン/パク・シネ
貧困家庭に生まれる - パク・ヒナム/キム・ミギョン
ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。 - キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
帝国グループ会長で、タンの父。 - チョン・ジスク/パク・チュングム
帝国高校理事長で、会長の後妻。 - ハン・ギエ/キム・ソンリョン
会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。 - チェ・ヨンド/キム・ウビン
ホテルゼウスオーナーの息子。 - ユ・ラヘル/キム・ジウォン
タンの婚約者。 - イ・エスト/ユン・ソナ
RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。 - チェ・ドンウク/チェ・ジノ
ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。 - ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。 - イ・ボナ/クリスタル
タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。 - ユン・ジェホ/チェ・ウォニョン
チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。 - イ・ヒョシン/カン・ハヌル
検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。 - チョ・ミョンス/パク・ヒョンシク(ZE:A)
法律事務所経営者の息子。 - チョン・ヒョンジュ/イム・ジュウン
ウォンの恋人で、ヒョシンの元家庭教師。帝国高校の新米教師。