『相続者たち』第3話のあらすじと感想【タン、ハリウッドでウンサンに告白】
『相続者たち』3話のあらすじと感想になります。参考にしていただけると幸いです。
前回(2話)を簡単に振り返ります。
ウンサンは、姉・ウンソクに会うため、アメリカへ赴きました。姉は、母が用立てた830万ウォンを取って姿を消します。
姉を当てにしていたウンサンは途方にくれますが、タンの家で一泊しました。
韓国から、タンの婚約者ラヘルが渡米してきます。ウンサンは、彼女と鉢合わせをしました。
ラヘルは、ウンサンが、タンの家に泊まったことに気分を害します。ウンサンは、彼女に泥棒扱いされました。
ウンサンとタンは、830万ウォンを取り返すためにウンソクのバイト先へ足を運びます。
しかし、ウンソクは辞めていて、行方がしれません。同居人からも金を盗んでいました。
相続者たち第3話 あらすじ
タンの意味深な言葉
「俺は、お前に気が……」
映画館で、タンが、ウンサンに言った。
「婚約しているでしょ? そんなの映画のような話よ」
「それを承知でだ。ここは、ハリウッドだ」
ウンサンは、リー山のハリウッドサインを眺めた。
「信じられない。映画で観たことあるわ」
「さっきの俺の言葉に、驚くべきだ」
タンが、呆れ気味に口を開く。
2人は、タンの自宅へ戻った。
ウンサンが、キャリーバッグを持つ。笑みを浮かべた。
「いろいろとありがとう。じゃあ、これで」
突然、タンがキャリーバッグを持った。
「チャニョンから連絡が来るまで、ここにいろよ」
タン、3年ぶりに異母兄と再会するが・・・
タンは、自室に戻った。スマホに着信が入る。
ユン室長が、会長からの伝言を伝えた。パーティーに出席しろとのことである。社長のウォンは、すでに着いているようだ。
翌日、タンはウンサンと共に、パーティー会場に向かった。ウンサンを車に残し、異母兄・ウォンの元へ向かう。
「3年ぶりだよな? 背も伸びただろ?」
タンは、弱弱しく笑みを浮かべた。
ウォンは、鼻で笑った。
「他に、アメリカで得たものは? 身に余る行動だ。もう帰れ」
タンとウンサン、予期せぬ車の事故でモーテルへ
タンが、上の空で車を走らせている。助手席のウンサンが、不安げに、彼を眺めていた。
「さっきのことは忘れろ」
「ええ、覚めたら終わる真夏の夜の夢よ」
タンは、前方へ視線を移した。驚きの声をあげる。
急ブレーキをかけハンドルを右に切った。車が、止まった。地肌が露出した路肩にフロント下部がめり込んでいる。
タンは、振り返った。落石が、アスファルトに転がっている。
「たまに、あるんだ」
アクセルを踏む。エンジンの空ぶかしの音が、響く。
車の後ろに回ると、ガソリンが漏れていた。携帯は、圏外でつながらない。ウンサンと共に、モーテルまで歩いた。
チャニョンが、タンの自宅に現れる
翌朝、車を直してもらった。タンとウンサンは、疲労をにじませて帰宅する。
男が、こちらに向かってきた。ウンサンが、驚きの表情を浮かべる。
「チャニョン! あなたもアメリカに?」
チャニョンは、顔をしかめた。
「なぜ、連絡しないんだよ」
ウンサンは、チャニョンの家に行くわと言った。
タンが、口を開く。
「ここにいろよ。俺のせいで警官にパスボートを取られ、ホテルも飛行機も予約できなかった」
「感謝しているわ。もう平気よ」
ウンサンは、チャニョンのマンションに身を寄せた。
ラヘルの嫉妬
ラヘルは、ホテルのロビーへ向かった。
タンが訪ねてくる。ラヘルは、帰国を翌日に延期し、デートを提案した。
「メルローズの、パンケーキ店にでも行く?」
タンは、ウンサンにかけた言葉を思い出した。メルローズに美味しい店があると言っている。
「別の店にしよう。ウンサンに会いそうでさ」
ラヘルは、強引にメルローズのパンケーキ店へ向かった。
テラス席で、ウンサンとチャニョンが談笑している。
ラヘルの表情が、強張った。
「本当に、いるとはね」
タンが、彼女の手を掴んだ。ラヘルは、手を振り払った。
「座るわね。支払いは私たちが」
ウンサンが、チャニョンに「知り合いなの?」と聞く。
「同じ学校だ。親しくはないけどな」
ラヘルが、ウンサンとチャニョンを見やる。
「今日、タンとの婚約記念日なの。2人は、運命を感じているようだけどどう思う?」
「余計な話をするなら、もう行くぞ」
タンが、退席を促す。
ラヘルは、チャニョンを「ボナの今の恋人」、タンを「(ボナの)元恋人よ」と紹介する。
そして、ウンサンを見据えた。
「婚約者や恋人のいる男に、手を出す子が問題よ」
ウンサンの目が、潤んでいる。タンは、ラヘルを店外へ連れ出した。
「ウンサンの前では、ずいぶん格好いいわね」
ラヘルが、怒りをぶつける。
タンは、真剣な顔つきで口を開いた。
「10歳で初めて会ったとき、お前が天才だと思った。英語も日本語も操っていただろ。その後、兄さんに思いを寄せ、俺を相手にしなかった。今は魅力を感じない」
ウォンの実母の墓参りに付き合うラヘル
ラヘルは、滞在先のホテルに戻った。ロビーで、ウォンと鉢合わせする。
彼女は、ウォンの墓参りに付き合った。
ウォンが、母の墓標に花を供える。
「結婚前は、ワインを作るような素朴な生活をしていた。息が詰まるような財閥の嫁という役目が、母さんには耐えがたかったはずだ」
「タンも、ここに来た?」
「ここは、お前が初めてだ」
ラヘルは、微笑んだ。
「タンが、私に嫉妬しそうね」
翌日、タンは、ラヘルを空港へ送り届けた。
ラヘルが、タンの胸に顔を埋める。
「まだ許していないわ」
タンの視界に、ウンサンの後ろ姿が入る。
「ウンサン! 待て!」
ウンサンは、足を止めた。
続きが気になった方は、本編でどうぞ。
相続者たち第3話 感想/ウンサンがタンの好意に応じない理由
前回(2話)のエンディングで、タンがウンサンに、お前に気があると言っています。
遠回しの、愛の告白ではないでしょうか。
3話から、タンとウンサンの恋物語がスタートか? と期待しました。
ですが、始まりません。
ウンサンは、タンを嫌っているのだろうか?
タンに、婚約者がいるから、遠慮しているのか?
疑問が浮かびました。
恐らく、ウンサンは、自分の出自を気にしているのでしょう。
以下のような、ウンサンの台詞が、ありました。
「婚約しているでしょ? そんなの映画のような話よ」
「夢の中だもの。覚めたら終わる真夏の夜の夢よ」
ウンサンは、貧困家庭出身です。一方、タンは、婚外子とはいえ財閥の次男でラヘルと婚約中です。
経済的な格差を感じたことでしょう。だから、「夢の中」と言ったのです。
財閥の次男と恋愛するなんておこがましい。タンは婚約しているしという自虐めいたニュアンスを感じます。
だから、ウンサンは、タンの好意に浮かれないのでしょう。
ただ、ウンサンが、タンの出自(婚外子)を知ったら、恋が始まりそうですね。
相続者たち第3話 キャスト
- キム・タン/イ・ミンホ
帝国グループ会長の婚外子 - キム・ウォン/チェ・ジニョク
帝国グループの社長、タンの異母兄。 - チャ・ウンサン/パク・シネ
貧困家庭に生まれる - ユ・ラヘル/キム・ジウォン
タンの婚約者。 - ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。 - チャ・ウンソク/ユン・ジンソ
ウンサンの姉。アメリカ在住。 - パク・ヒナム/キム・ミギョン
ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。 - チェ・ヨンド/キム・ウビン
ホテルゼウスオーナーの息子。 - イ・エスト/ユン・ソナ
RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。 - キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
帝国グループ会長で、タンの父。 - チョン・ジスク/パク・チュングム
帝国高校理事長で、会長の後妻。 - ハン・ギエ/キム・ソンリョン
会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。