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『相続者たち』第16話のあらすじと感想【ウォンの社長解任騒動】

相続者たち第16話
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相続者たち第16話を観ました。

あらすじと感想を書いたので、参考にしていただけると幸いです。

相続者たち第16話 あらすじ

前話(15話)を簡単に振り返ります。

ヨンドが、軟禁状態のタンを訪ねました。

タンは、自分が帝国グループの大株主になったことを知らされます。

ヨンドの機転で、タンは自宅から抜け出しウォンの元へ。

ウォンは、株を手放しアメリカへ行けと言います。

タンは「株は手放せるが韓国に留まる。なぜ、そんなことが言えるんだ?」と返しました。

それが俺の本音だからだ。

ウォンの言葉に、タンは目を潤ませます。

そして「渡米しない。俺の株が欲しければ奪ってみろよ」と言い放ちました。

帰宅したタンに会長が「逃げた奴が戻るとは、金の力は偉大だな」と嫌味。

「父さんの息子ではなく兄さんの敵だ。父さんは、俺の家族じゃない」

涙をこぼすタン。

会長は「それこそ、お前が被る王冠の重みだ。耐えるしかない」と言って目を逸らしました。

以下、16話のあらすじになります。

ウンサンの涙

会長が、航空券をウンサンに渡して言った。

「2週間やるから好きなだけタンと過ごせばいい。その後は私が指定した場所に行くことになる」

ウンサンは、押し黙ったまま涙を流している。

ヒナム、知らぬ間に借金が返済されて戸惑う

ヒナムがスーパーで買い物をしている。スマホにメッセージが届いた。

借金返済に関する感謝が述べられている。ヒナムは会長宅に戻った。

ギエに、筆談で<奥様、私の退職金を下さいましたか?>と尋ねる。

彼女は「早く出せと催促しているの?」と驚きの声をあげた。

ヒナムは、借金を返したのが会長だと気づく。

彼女は、ウンサンに、その事実を伝えた。ウンサンは、タンの部屋に向かった。

タンの憂鬱

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タンが自室で、うつろな表情をしている。

テレビの女性キャスターは、タンが帝国グループの大株主になったこと、株価が急騰したことを報じていた。

タンは、ウォンの言葉「株を手放し二度と帰国しなければ信じる」を思い出している。

ウンサンが訪ねてきた。

タンは、彼女を抱きしめる。

「電話もできないし、すれ違っても話せない。私のせいね」

「自分を責めるな。俺が自ら戻ったんだ。ウンサンと過ごす方法を手に入れるためにな。だから信じてくれ。愛している」

ウンサンは、タンの胸に顔を埋めた。

ウォンの憂鬱

バーのカウンターに、ウォンと秘書室長のユンが腰かけている。

ウォンが口を開いた。

「タンが自分の株を奪えと」

「タンを理解する気は?」

「祖父が他界し父の兄弟は、経営権を繰り返しました。だから、未来の敵のことを理解するのが馬鹿らしくて」

「だから、会長は公平に分けるつもりなのでは?」

「分けようとした結果、争いが起こる。能力に合わせ分配するのが公平です」

ユン室長が理解を示した。

ウォンは誰の味方なんだ?と呆れつつ「副社長の件は?」と聞く。

ユン室長は、後日返事をすると言った。

タンを取材したい記者たち

帝国高校に登校したウンサン。

生徒が記者から質問攻めに合っていた。

通りすがりのクラスメイトが「成金と偽った件は記事に?」と嫌味。

記者が、タンの所在を尋ねてきた。

口を開きかけると、ヨンドが「人を傷つけたいんですか?」と割って入った。

ミョンスが「噂に聞いていたイエロージャーナリズムか」と言ってカメラを向ける。

ウンサンは、ヨンドに背中を押されて歩き出した。

ロッカーを開けた彼女は、表情を強張らせる。

チョークで、タンから身を引けと書かれていた。ジュースも投げ入れられていて、ジャージが濡れている。

目を見開いていると、後ろからヨンドがロッカーを覗き込んだ。

「まるで、牛小屋だ。タンなんかと付き合うからだ。俺は犯人じゃないからな」

彼はスマホで売店に電話をかける。

ジュースを取り寄せた。それを持って振りかぶる。

ウンサンが慌てて腕を掴む。

「お前の代わりに仕返しを」

ウンサンは、犯人以外の巻き添えを心配した。

ヨンドは、たくさん飲めよと言い残して立ち去る。

ジュースは、ボナたちに配られていった。

ヨンドがおごるなんて可笑しいわと首を捻るボナ。

タン、ウンサンの留学を知り帝国高校へ

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ユン室長がタンの部屋を訪ねた。

タンは、ウンサンの留学が会長の意向だと知らされた。

会長の部屋へ向かう。

驚く会長を尻目に、理事長に電話をかけた。

「学校に行くので、僕を外に出してください」

通話を切った。

会長が、学校に行く理由はウンサンに会うためか?と尋ねる。

「はい。理事長は来ると。俺が手にした株式の力かな。父さんにもお願いが。今後、ウンサンに手を出すな」

脅すのか?と色めき立つ会長。

タンは一礼して部屋を出て行った。

タンは、高級車に乗り込んだ。

後部座席に理事長。隣に座った。

理事長は「財力や名誉、権力があれば、堂々と指図できるわ」と言った。

タンは車窓を眺めながら口を開く。

「駆けつけてくれるなんて、お母さんも変わりましたね」

「人を動かすには代償が必要なの。この取引にも代償を払う日が来る。記者がいるから親しそうに振る舞ってちょうだい」

帝国高校に到着。

降り立った2人に、フラッシュが焚かれる。

「今夜は家族で食事ね」

車内とは打って変わった笑みを浮かべる理事長。

タンは、彼女と連れ立って校内へ向かった。

屋外の渡り廊下から、ミョンスやボナ、チャニョンが見下ろしながら言葉を交わす。

「初めて見る微笑ましい光景だ。理事長を後ろ盾に大株主の登場か。婚外子とは言わせぬ勢いだな」

「意外に親しいみたいだな」

「記者の前で芝居しているのよ」

タン、ウンサンを連れ出す

タンは、教室に入るとウンサンの手を引っ張った。

ミョンスの自宅にある作業場に場所を移す。

「来るなり何なのよ」とウンサン。

タンは彼女の鞄をテーブルにぶちまけた。

ソウル発ブエノスアイレス行きの航空券を発見。

表情を凍り付かせて「本当だったのか」と呟く。

航空券を破り捨て「なぜ黙っていたんだ。航空券を受け取れば、もう韓国に帰ってこられない。それなのに部屋に来てよく笑えたな」と声を荒らげた。

「タンに会える唯一の選択肢だったのよ」とウンサン。

「俺は全てを失い、お前しかいないのに。頼むから、一人で苦しむな」

ウンサンは、涙を流して頷く。

タンは彼女の涙を拭いながら「いつも泣かせて、ごめん」と言った。

ヨンドが現れた。

「また激しい喧嘩か。女を泣かしたか?」

ウンサンは、破れた航空券を拾った。

「ウンサンを頼むよ。お前なら信頼できる」

タンは、そう言って作業場を出ていく。

ヨンドが、なぜ泣く?と聞いた。

ウンサンは答えない。

ウォン、社長解任を言い渡される

高級レストラン前に、2台の高級車が止まった。

記者たちがカメラを構える。

会長と理事長、ウォンとタンが降り立つ。

4人はテーブルに着いて会食。

ウォンが「次は、会食ではなく演劇を。会話をしなくて済むので」と不満気に口を開いた。

会長が理事長に、ウォンの嫁候補探しの進捗を尋ねる。

理事長は、写真を明日渡すと言った。

ウォンが、相手は自分が決めると反発。

会長は「臨時株主総会には出てくれよ。案件は帝国建設のウォン社長の解任だ」と笑みを引っ込めた。

3人の視線が彼に、集中する。

「次期社長候補は、ユン・ジェホだ。そろそろ彼を系列会社のトップにしないと」

ウォンは戸惑いがちに「今、何と?理事を総入れ替えしたのに、僕の解任案が上程された?」と聞く。

「私に相談もなく理事を入れ替えたせいだ。十数年、私を信じ従ってきた人たちに応えないとな」

ウォンは、子ども扱いして名目上の社長にした理由は?と聞き返した。

会長が「お前の会社ではない。長男という理由だけでは会社を譲らないぞ」と一蹴する。

「それでタンを大株主に?」

会長は、ウォンの質問に応えず立ち上がった。

理事長と共に部屋を出ていく。

タンも両親に続いた。

ウォン、ユン室長に怒りをぶつける

ウォンは、会社に戻った。

ユン室長に解任案の件を問いただす。

「ユン室長が次期社長候補とか?父と一緒に裏切るとはな」

「会長に勝って社長の座を守ってください。社長が今の座を守り抜けば、私は副社長に」

ユン室長はゆっくりと穏やかに言った。

ウォンは、ヒョンジュの家を訪ねた。

「3年間アメリカに行ってくれ、迎えに行く」

「何かあったのね。新聞に載るようなこと?」

「お前を二の次にした罰を受けるんだ」

ウォンは、ヒョンジュを抱きしめた。

タン、会長に反発

タンは帰宅した。

ギエが床に座り込んでいる。ワインを手にしていた。

会長が険しい表情で彼女を見下ろしている。

タンは、ギエを立ち上がらせた。

「お前はタンの人生の汚点だ」

会長が呆れた口調で言った。

「その汚点は私だけの責任なの?タンの父親は、あなたなのよ」とギエ。

部屋に入れ!と声を荒らげる会長。

タンは怒鳴るなと割って入った。

「どうせ俺の人生は汚点だらけだよ。このままだと父さんの敵と手を握る道を選ぶことになる」

タンはギエを部屋に送り届けた。

そして、ウンサンを「パスポートを持って来い」と電話で呼び出す。

それを奪い取るタン。

「俺の言うことを聞け。何も言わず消えるなよ。今後は登下校も一緒だ」

頷くウンサンに、口づけをした。

タン、ウォンの味方に

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タンは、ウォンに呼び出された。

味方になれとウォン。

ウンサンを守りたいタンは、兄の要求に従った。

ウォンは、たかが女のために俺に味方を?と戸惑う。

「ウンサンのためなら何でもするつもりだよ。”たかが”とは言わないでくれ」

「そうか。守るんだぞ」

後日、ウォンは即入居可の部屋と車を準備した。

カードキーを受け取り背中を向けるタンに、ウォンが声をかける。

「今日は株主総会だ。参加しろよ。彼女を隠して父さんに見つからないとでも?」

タンは、総会参加を約束した。

そして「兄さんと父さんを思う気持ちがなくなり、俺に残ったのは、ウンサン一人だけだ。彼女に手を出すなという警告だ」とウォンを見据える。

タンは、ウンサンをウォンが用意した部屋に案内した。

街を一望できるマンションである。

「誰の家なの?」

「ウンサンの家だ。俺の家から出ろ。お母さんと引っ越すんだ」

ウンサンは、戸惑いの表情を浮かべて窓を見やった。

ドリームキャッチャーが飾られている。

翌日、引っ越すわとウンサン。

タンは、彼女を部屋に残し総会に向かった。

帝国建設の臨時株主総会

vote

帝国建設の臨時株主総会が始まった。

ウォンの社長解任の議題が、のぼる。

タンが座る長テーブルには、ウォンと会長夫婦の姿があった。

通路を挟んで、ドンウク夫婦。

ウォンは、ドンウクに目配せした。

頷くドンウク。

ウォンは事前に票を入れるよう彼に接触していた。

株主たちが一列になって、投票箱に票を入れていく。

果たして、ウォンは社長を解任されてしまうのか?

相続者たち第16話 感想/会長の言動に嫌悪感

会長の言動や態度が酷いですね。

例えば、ギエに言った「お前はタンの人生の汚点だ」。

ギエを愛人にしたのは他ならぬ会長ではないのか? 彼女を人生の汚点というとは何事か!と嫌悪感を催しました。

タンが『自分は妾の子』とコンプレックスを抱いていることに気づいていないのではないでしょうか。

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相続者たち第16話 キャスト

  • キム・タン/イ・ミンホ
    帝国グループ会長の婚外子
  • キム・ウォン/チェ・ジニョク
    帝国グループの社長。タンの異母兄。
  • チャ・ウンサン/パク・シネ
    貧困家庭に生まれる
  • パク・ヒナム/キム・ミギョン
    ウンサンの母、聴覚障害者。コミュニケーションは筆談か手話。タンの家の家政婦。
  • キム・ナムユン(会長)/チョン・ドンファン
    帝国グループ会長で、タンの父。
  • チョン・ジスク/パク・チュングム
    帝国高校理事長で、会長の後妻。
  • ハン・ギエ/キム・ソンリョン
    会長の愛人、タンの産みの母。元ミスコリア。
  • チェ・ヨンド/キム・ウビン
    ホテルゼウスオーナーの息子。
  • ユ・ラヘル/キム・ジウォン
    タンの婚約者。
  • イ・エスト/ユン・ソナ
    RSインターナショナルの会長で、ラヘルの母。ドンウクと婚約している。
  • チェ・ドンウク/チェ・ジノ
    ホテルゼウスの社長、ヨンドの父。
  • ユン・チャニョン/カン・ミンヒョク(CNBLUE)
    ウンサンの幼なじみで、ボナの彼氏。
  • イ・ボナ/クリスタル
    タンの元恋人。チャニョンと付き合っている。メガエンターテイメント会社の相続者。
  • ユン・ジェホ/チェ・ウォニョン
    チャニョンの父親で、帝国グループ秘書室長。
  • イ・ヒョシン/カン・ハヌル
    検察総長の息子で、帝国高校で生徒会長を務める。
  • チョ・ミョンス/パク・ヒョンシク(ZE:A)
    法律事務所経営者の息子。
  • チョン・ヒョンジュ/イム・ジュウン
    ウォンの恋人で、ヒョシンの元家庭教師。帝国高校の新米教師。
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