愛と勇気のアニメ映画
PR

『ヒックとドラゴン(2010)』のあらすじと感想【父親を守るヒック】

ヒックとドラゴン
kan
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

『ヒックとドラゴン』は、2010年の3月にアメリカ、同年の8月に日本公開されました。

主人公・ヒックは、バイキングの家系に生まれながらも、小柄で非力です。

ドラゴンとの戦いで仲間の足を引っ張ってしまう彼ですが、ドラゴンと心を通わせることで、困難を克服していくストーリーに感動しました。

あらすじと感想を書きましたので、参考にしていただけると幸いです。

ヒックとドラゴン あらすじ

ヒック、ナイト・フューリーを打ち落とす


ヒックが生まれ育ったバーク島の住人は、ドラゴン襲来に悩まされていた。

バーク島の住人は、バイキングである。

バイキングの頭、ザ・グレート・ストイックは、息子のヒックを情けなく思っていた。

なぜなら、ヒックは、身長が低く華奢な体型で、島の住人の足を引っ張っているからである。

その自覚があるヒックは、ドラゴンを倒して父に認めてもらいたがっていた。

ドラゴンが、夜のバーク島に現れた。

ストイックが、ヒックに「外へ出るな! と叱りつける。

鍛冶職人の見習いであるヒックは、ロープを投てきする機械を自作していた。

ナイト・フューリーに、狙いを定めて、ロープを投げ打つ。

投てきは成功した。

ナイト・フューリーは、カラス岬の方角に、落ちていった。

ヒック、ドラゴン討伐に向いていないと自覚する


翌日、ヒックは、カラス岬に向かった。

鬱蒼とした林で、ナイト・フューリーが横たわっている。

体には、ヒックが投てきしたロープが絡まっていた。

「最強の獣を仕留めたぞ。心臓をえぐり出して父さんに見せるんだ」

ナイフを構えるヒック。

しかし、ナイト・フューリーと目が合った彼は、脱力して縄を切った。

自由を取り戻したナイト・フューリーは、ヒックを威嚇してヨロヨロと飛び去る。

ヒックは、ドラゴンを倒すより、家でパンを焼いている方が向いていると悟った。

彼は、ストイックにドラゴン討伐の訓練を命じられてしまう。

ヒックは、闘技場でドラゴンと対峙するが、逃げ惑うだけであった。

ヒック、トゥースと打ち解ける


ヒックが、再び、カラス岬に向かう。

ナイト・フューリーを発見した。

フューリーは、ヒックに投てきされたせいで、尻尾の翼を半分失っていた。

そのため、カラス岬から、羽ばたくことができない。

ヒックが魚を持って行くなどして、ナイト・フューリーは警戒心を解いていった。

歯を自由に出せることから、フューリーは、トゥースと名付けられる。

ヒックは、トゥースのために、尻尾の翼を自作した。

ドラゴン征伐訓練で好成績を収めるヒックだが・・・


ヒックの、ドラゴン討伐訓練は続いていた。

トゥースとの触れ合いの中で、ドラゴンを手懐けるヒントを得ていた。

例えば、トゥースは、ウナギを嫌っていた。

ヒックは、それを胸ポケットに忍ばせて、多頭竜のダブル・ジップと対峙。

ウナギを恐れるダブル・ジップを檻に戻すことに成功する。

また、ヒックは、トゥースがまたたびを与えられた猫と化す草を発見した。

その草を持って、ドラゴン討伐訓練を受けたヒックは、ドラゴンを手懐けることができた。

そんなヒックに、一緒に訓練を受けているアスティたちが目を丸くする。

ヒックは、トゥースの背中に騎乗するための鞍を作製した。

彼は、トゥースを乗りこなすことができるようになった。

そして、アスティが、ドラゴンを手懐けるヒックに疑いの目を向けた。

彼女は、カラス岬に姿を見せて、ドラゴンを懐柔できた理由を聞く。

トゥースが現れ、逃げ惑うアスティ。

彼女は、トゥースに捕まり上空へ舞った。

トゥースの背中には、ヒックの姿がある。

二人を乗せたトゥースは、ドラゴンの巣に迷い込んでしまった。

その巣には、ボスがいて、ドラゴンが食料を次々に与えていた。

ヒックは、ドラゴンがバーク島を襲撃するのは、ボスに与える食料が目当てだと理解する。

アスティは、ドラゴンの巣を明らかにすると言った。

ヒックは翌日のドラゴン征伐訓練の最終試験まで、待って欲しいと懇願する。

そして、最終試験当日ー。

ストイックが見守る中、ヒックは、モンスター・ナイトメアと対峙。

彼は、盾と剣を床に落とし、バイキングの兜を脱いだ。

「ドラゴンを誤解している。殺す必要はない」

ヒックの言葉に、モンスター・ナイトメアは柔和な表情を浮かべる。

しかし、ストイックが「中止だ!」と言って、ハンマーを打ち鳴らした。

闘争本能に火が付いたモンスター・ナイトメアが、暴れ出す。

騒ぎを聞きつけたトゥースが、カラス岬から飛んできた。

トゥースは、ヒックを守り通したが、バイキングたちに捕らえられてしまう。

ヒックは、トゥースが暴れたのは自分のせいだと抗議。

続けて、ドラゴンが食料を奪うのは自身が食べられないように島の主に食料を与える必要があるからだと打ち明けた。

ストイックは「あの島? 巣を見つけたのか?」と勘づいた。

ヒックは、トゥースに連れて行かれたことを白状する。

ストイックは、トゥースを船に乗せて、ドラゴンの巣に向かった。

しかし、島の主であるグリーン・デスを怒らせてしまい・・・。

ストイックとトゥースは、どうなるのか?

ヒックは、どんな行動を取ったのか?

ヒックとドラゴン 感想/父親を守るヒックが素敵


ドラゴンを懐柔し仲間にしたヒックが、父・ストイックを守ったことに感動しました。

なぜ、胸を打たれたのか考えました。

ストーリー前半のヒックは、非力で繊細な性格ゆえに、ドラゴンを倒すことはできません。

そんな自分をヒックは「弱虫で臆病だ」と卑下しています。

同年代の若者にバカにされたり、父親に見限られかけていました。

そして、ヒックは、ドラゴンは危険な生き物ではないと見抜きました。

それどころか、トゥースや捕獲されたドラゴンを仲間にしたことで、父親を守っています。

ストイックは、ドラゴンを倒せないヒックに息子ではないと言い放っていました。

そんなストイックを、ヒックが守ったから感動したのです。

ヒックとドラゴン 声優・監督

声優

  • ヒック(日本語吹き替え版):ジェイ・バルチェル(田谷隼)
  • ストイック(日本語吹き替え版):ジェラルド・バトラー(田中正彦)
  • アスティ(日本語吹き替え版): アメリカ・フェレーラ(寿美菜子)
  • ゲップ(日本語吹き替え版):クレイグ・ファーガソン(岩崎ひろし)

監督

  • ディーン・デュボア:代表作『リロ・アンド・スティッチ(2002)』
  • クリス・サンダース:代表作『リロ・アンド・スティッチ(2002)』『クルードさんちのはじめての冒険(2013)』

ABOUT ME
かん
かん
当サイトの管理人、かんと申します。

記事URLをコピーしました