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『トッケビ 』第12話のあらすじと感想【悪霊パク・チュンホン再び】

トッケビ第12話
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『トッケビ~君がくれた愛しい日々~ 』12話のあらすじと感想です。参考にしていただけると幸いです。

前話(11話)で、死神は、サニーに正体がバレてしまいした。そして、ウンタクの前に、幽霊のパク・チュンホンが姿を見せます。

トッケビ 第12話 あらすじ

ウンタクの前に、パク・チュンホンが現れる


ウンタクが、オリーブ・チキン店で掃除をしている。

顔見知りの幽霊に、パク・チュンホンを紹介された。

パクは、900年前に王をそそのかし、シンを殺めた男である。不滅の命を与えられたシンの逆襲を受け絶命した。

「よろしく。お前が、トッケビの花嫁か」

パクが、右手を差し舌なめずりをする。

ウンタクの顔が、凍り付いた。ぎこちない笑みで、幽霊たちを追い出す。

「不気味な感じね。今まで見てきた幽霊とは、全然違う」

パクの紫色の舌を思い出して身震いする。

神がドクファに憑依

notebook


シンが、自宅で死神と酒を飲み交わしている。

二階から、ウンタクが、ノートを手に降りてきた。

「今度にするわ」

彼女は、シンを目にして背中を向ける。

シンが右手をかざした。ノートが吸い込まれる。

「なぜ、私の文章がここに?」

シンは、ノートを開いて驚きの声をあげた。

「これは恋文でしょ。壮大な初恋物語の続きが気になって、死神さんに聞こうかと」

「これは、恋文じゃない」

「素晴らしい一文があったわ。”百年後のある日適度な天気のある日”って。ドクファさんが読んでくれた」

シンの顔色が、変わった。

「読めるはずがない。私の心にある文章だ」

死神がノートを覗き込んだ。

「確かに、そんな内容はない」

ウンタクが、戸惑う。

死神が、怪訝そうな表情を浮かべた。

「前に、車を大破させた時、俺が記憶を消せることをあの子に話したか?」

シンは、首を横に振った。

「気づかなかった。普通の人はトッケビの家を貸し出せない」

BAR


シンは、死神と連れだってバーへ赴いた。

ドクファがカウンター席でグラスを傾けている。シン、声をかけた。

ドクファがカウンターにグラスを置く。バーの客たちの動きが一斉に止まった。

ドクファが、シンに「なぜ、まだ生きている?」と問いかける。

シンの答えを待たずに、死神に目を向けた。

「記憶がないのは、自ら消す選択をしたからだ。なのに、それが神のいたずらだと?」

ドクファは、グラスを呷った。体から、蝶々が舞い上がる。椅子からずり落ちると、バーの客が動き出した。

シンと死神は、戸惑いがちにドクファを見下ろした。

ドクファが、目を覚ます。

「なぜ、2人がここに?」

シン、ユ・シヌ会長の死に泣く

coffin


ユ・シヌ会長の名簿が、死神に届いた。シンに「3時間後だ。死因は心筋梗塞」と教える。

「見送りは、お前に任せる」

シンは伝言(必ず生まれ変わり、来世では、自由に生きて欲しい)を託した。

傍らで、ウンタクが立ち聞きしている。

「こういうことなのね、不滅の命って。ずっと、悲しんでいたら、会長が悲しむ」

ある日、シンは、チョヌ財閥の中途採用志願者の履歴書に、目を見開いた。

氏名欄に【キム・ウシク】とある。

シンの高麗時代の部下が、生まれ変わって中途入社


シンは、中途採用面接試験の会場に足を運んだ。ウシクが、緊張の顔つきで面接の順番を待っている。

彼の向かいに腰かけた。

900年前に、シン将軍は、自害せよと王命を下された。自分を刺すよう前世のウシクに命令している。前世のウシクも、王の部下に斬り殺された。

ウシクが、シンの潤んだ視線に戸惑っている。

「私が生き延びて、寂しかっただろう。許してくれ」

シンは、声をかけた。

「中へどうぞ」

面接室から、ウシクの名前が呼ばれる。ウシクは、シンを尻目に席を立った。

ウシクの中途採用が決まった。彼は、妻、幼い娘と喜び合う。

チョヌ財閥の社長に昇格したキムが、ウシクを訪ねる。

ウシクは、一軒家と高級車を支給さた。

「どうして私に、こんなに手厚い待遇を?」

キム社長は、ウシクを見据えた。

「前世で、国を救ったから」

ワン・ヨかパク・チュンホンか。自分の前世に悩む死神


幽霊のパク・チュンホンが、再びウンタクの前に現れた。

「シンの胸にある剣は、ワン・ヨが下賜した。ワン・ヨは、シンと暮らしている」

パクの言葉に、ウンタクは息をのんだ。パクが、口角を上げて紫色の唇を開く。

「そうだ。名前を持たない死神、それがワン・ヨなのだ。この事実を、2人が知ったらどうなるだろうか?」

「私が知っている死神には名前がある。キム・ウビン」

ウンタクは、立ち去った。

『ワン・ヨは、シンと暮らしている』

大学の講堂で一人、ウンタクはパクの言葉を反芻した。

「どうしたらいいの」

デスクに突っ伏す。

死神が、訪ねてきた。キャンパスのベンチに場所を移す。

「前世で大罪を犯すと、死神になるんだ」

彼は、キム家の兄妹の歴史の中で罪を犯した名前を挙げた。

高麗時代に、多くの敵を殺めたシン。

そのシンと、王妃ソンの殺害を命令したワン・ヨ。

ワン・ヨを洗脳し、シンとソンを死に至らしめたパク・チュンホン。

「シンは、今も生きている。ソンは生まれ変わった。そうすると俺は、ワン・ヨ、もしくはパク・チュンホン。どちらでも、シンの敵だ。サニーさんと、もう会えない」

死神が、地面に目を落とす。

ウンタクは、パクの言葉を思い返した。

名前を持たない死神。それがワン・ヨなのだ。

死神がサニーに口づけ。サニーの前世の記憶が蘇る


死神が、サニーの家を訪ねた。

「死神のキスは、前世を呼び起こす。あなたの前世に、僕がどう登場するか怖い」

サニーに口づけをする。彼女は、前世(王妃ソン)の記憶が蘇った。

ソンが、王のヨに叱責されている。

『そなたの兄がまた凱旋した。私の敵は誰なのだ?』

ソンは涙ながらに『パク・チュンホンです』と言った。

『そなたの兄は、私が殺す。兄の罪状は、謀反だ。この指輪をし王妃として兄を出迎えよ』

ワン・ヨが、ソンの人差し指に緑色の指輪を嵌める。

ソンの顔がサニーに、ワン・ヨの顔が死神に変化した。

死神は、悲痛な面持ちのサニーに問いかける。

『そなたは、誰の味方だ。私を愛したことがあるのか?』

サニーが、平手打ちをする。死神は、表情を変えない。

『どちらか選べ。私の女として生きるか、大罪人の妹として死ぬか』

『王様を愛する私は、大罪人の妹です』

死神の口が離れ、サニーは現代に意識を戻した。

動揺するサニー、死神が優しい声音で語りかける。

「あなたの前世の中に、シンと僕は?」

サニーは、頷いた。

死神が、彼女の頬に手を触れる。

「悲しい瞬間も、僕も忘れて。あなただけは、幸せな結末を迎えて」

死神が、涙を流しながらゆっくりと立ち去る。サニーは、嗚咽の声を漏らしながらうずくまった。

シン、死神の前世がワン・ヨと知り激高

night view


ウンタクは、大学の講義を終えた。

シンが車で迎えにきた。

「妹のソンが、私のことを思い出した」

ウンタクは、パク・チュンホンらしき幽霊と鉢合わせしたと報告した。

シンは、パクを探し当てた。剣を右手に携え、左手でパクの喉元を掴む。

「900年も避けてきたのに、出くわすとは」

シンが、姿を見せた理由を聞く。

「900年生きても、敵がすぐそばにいても気づかない。哀れで教えに来てやった」

剣の柄を握るシンの右手に、力が込もった。大上段から袈裟斬りに刀が振られる。

静寂の後、シンの目が泳いだ。

「900年も彷徨ってきた。水の剣などで私は斬れない」

パクが、不敵な笑みを浮かべる。

「お前が共に暮らしている死神こそ、お前に剣を下賜し、胸に突き立てた張本人だ。あやつこそが、ワン・ヨなのだ」


シンは、オリーブ・チキン店に足を運んだ。

「死神が、ワン・ヨなのか?」

サニーは、答えない。

「今世でも、愚か者を守るのだな」

シンは、店を後にした。そして、眼を憤怒でたぎらせ死神を探す……。

続きが気になった方は、本編でどうぞ。

トッケビ 第12話 感想/死神が情緒不安定になる伏線が回収された


死神は、ソンの肖像画を見てメンタルが不安定になっていました。緑色の指輪を見て泣いたりもしています。

情緒不安定の理由が、前世(ワン・ヨ)と関りがあるのでは? と疑問を持ち続けていました。

なかなか本編で断定されないのが、もどかしかったです。

パク・チュンホンの登場で、死神の前世が、ワン・ヨと明らかになってスッキリしました。

ヨは、妻ソンの殺害を命じたものの、悲しかったようです。

悲嘆に暮れながら、ソンの肖像画を描いたのではないでしょうか。

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トッケビ 第12話 キャスト

  • トッケビこと、シン(コン・ユ)
  • ウンタク(キム・ゴウン)
  • 死神(イ・ドンウク)
  • ドクファ(ユク・ソンジェ)
  • サニー(ユ・インナ)
  • シヌ会長(キム・ソンギョム)
  • 王妃ソン(キム・ソヒョン)
  • 王ワン・ヨ(キム・ミンジェ)
  • パク・チュンホン(キム・ビョンチョル)
  • キム社長(チョ・ウジン)
  • 全身赤づくめの女で、産神(イエル)
  • キム・ウシク(ユン・ギョンホ)

パク・チュンホンを演じたキム・ビョンチョルの印象


パク・チュンホンの、血の気がない唇とか紫色の舌が不気味です。異様な存在感に圧倒されました。

やっと、キム社長を演じたチョ・ウジンとパク・チュンホンを演じたキム・ビョンチョルの見分けがつくようになりました。

ちなみに、キム・ビョンチョルは、1974年生まれです。映画デビューが2003年でした。

デビューは遅いですが、2019年のドクター・プリゾナーで主要キャストに名を連ねています。

苦労人で遅咲きという印象を持ちました。

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