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『主君の太陽 第1話』のあらすじと感想【4人の幽霊】

主君の太陽1
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『主君の太陽』の1話を視聴しました。

今作は、2013年に放送された韓国ドラマです。

ヒロインであるゴンシルは、幽霊が見えてしまう役柄でした。

ホラーだ、怖そう・・・と身構えてしまったのですが、心温まるドラマでした。

視聴率ナンバーワンというだけありますね。

1話のあらすじと感想を書きました。参考にしていただけると幸いです。

主君の太陽 第1話 あらすじ

ゴンシル、404号室の幽霊から伝言を預かる

住宅地の雷


ゴンシルは、ある事故に遭って、幽霊が見える特異体質になってしまう。

そのせいで、普通の会社員生活を送ることができず、退職した。

恋愛も上手くいかない。

現在の彼女は、マンションの夜間管理人を務めている。

雷鳴が轟く深夜に清掃をしていると、オーナーに声をかけられた。

「404号室を掃除してちょうだい。また、出てっちゃったわ。あのタンスのせいかしら。タンスも捨ててちょうだい」

ゴンシルは、不安げな面持ちで、404号室に向かった。

「早く出なきゃ・・・」

呟きながら、ゴミを拾う。

扉が勝手に閉まった。

ゴンシルが、後ずさりする。

後ろには、小さなタンスがあって、白装束の高齢の女性がゴンシルを見下ろしていた。

目が合った。

ゴンシルは、慌てて404号室を出て行く。

自室に戻って「来ないで」と叫ぶゴンシル。

ひと息ついて座り込むと、隣に高齢女性の幽霊がいた。

幽霊は、ゴンシルに頼み事をする。

彼女は、幽霊が生前に使っていた通帳を持って、葬式の会場に向かった。

祭壇に飾られている遺影は、幽霊の顔と一致している。

「おばあさんから、預かってきました」

中年男性に通帳を渡すゴンシル。

「母さんから?預金が、一千万ウォンも?」

彼は目を丸くした。

「葬儀費用と、残りは借金返済に。伝言も預かりました」

ゴンシルは、そう言って中年男性の胸ぐらを掴む。

「馬鹿息子め。今度、ばくちに手を出したら、手首を切り落としてやる」

胸ぐらを放して、そう言ってましたと声を落とすゴンシル。

中年男性と妻が喧嘩を始めた。

「半分は私のよ」

「母さんは俺に、くれたんだ」

「兄さんの連帯保証人にさせられたのよ」

ゴンシルは背を向けた。高齢女性の幽霊を目に留める。

幽霊は、息子夫婦の喧嘩を真顔で眺めていた。

ゴンシルと目が合うと幽霊は、頷いた。

ゴンシルも頷き返す。

幽霊は、後ろを振り霧散していった。

ジュンウォン、幽霊を信じず

雷


ジュンウォンは、『キングダム』のオーナーである。

彼は、ゴルフ場建設のための土地買収を、男性に持ちかけた。

男性は死んだ妻が、土地を手放すことを望んでいないと言って、土地売却を拒んだ。

そして、花瓶に目をやる。

「妻が大切に育てていたバラです。ここを売ろうと決めた時は萎れていました。しかし、止めようと決めた途端、息を吹き返したんです」

「あの花と交渉します」

ジュンウォンが、剪定はさみを手に取る。

「奥様、お答えください。どうしても、この土地を売りたくないなら、こうべを垂れてください。さもなければ、花を切り落とします」

花は反応を示さない。彼は、花を切り落とした。

「あんた、正気か?」

ジュンウォンが契約書をかざした。

「こっちの台詞だ。死人を理由に契約を反故にするなど、普通じゃない。死人よりお子さんたちの意見に従っては? こちらに、サインを」

契約を済ませて、男性宅を後にするジュンウォン。

男性が彼の背中に、言い放つ。

「罰あたりめ、妻は間違いなく、ここにいる。人の心が理解できない薄情者は、雷に打たれるぞ」

「目に見えないものを信じるなど愚かな行為です。違うなら、雷に打たれましょう」

ジュンウォンは、雷雨に打たれながら、天を仰いだ。

「落ちませんね。お宅には大金が落ちた。おめでとう」

男性が、手を打ち鳴らすジュンウォンの背中を睨む。

「幽霊がいたら、呪い殺されるぞ」

ジュンウォンは、そそくさと秘書が運転する車に乗り込んだ。

ジュンウォンに触れると幽霊が見えなくなるゴンシル

夜の雨


車を走らせながら秘書が言った。

「人が立っていますね。止めましょうか」

雨合羽を着た女性が、親指を立てている。

ジュンウォンは、行きなさいと言った。

車は、女性の前を通過。

不意に、車の前方で白い光が、ほとばしった。

秘書が急ブレーキを踏む。

女性が、後部座席に乗り込んだ。

ジュンウォンが困惑したような顔つきで、車を走らせるよう言った。

秘書が、なぜあんなところでヒッチハイクを?と聞く。

女性は、ゴンシルだった。

「あるおばさんが、あそこで車を待てと」

秘書は化け物みたいな人だなと口を開いた。

「ええ、雷は避けられても、私のことは避けられないって」

彼女は、前方に視線を移し顔を覆った。ゾンビめいた中年男性がいた。

ゴンシルの悲鳴で、車は急ブレーキ。

彼女が、ジュンウォンの腕を掴む。

ゾンビめいた男性は瞬時に消え去った。

三人は、近くのショッピングモールに立ち寄る。

またもや、幽霊がゴンシルを眺めていた。

ゴンシルは、幽霊から逃げる最中にジュンウォンにぶつかる。

その瞬間、幽霊は消えた。

「しつこく付いてきたのに、触ったら消えたんです」

ペタペタとジュンウォンの腕を触りながら、ゴンシルが言った。

「俺が大嫌いなのは、俺の金と体に触れる人間だ」

ジュンウォンは語気を強めた。車に乗り込み立ち去っていく。

彼は、後部座席の雨合羽を見て溜息をついた。

それをめくると、ジュンウォンが男性宅で切り落とした筈の花が、現れた。

ゴンシルの言葉を思い出す。

〈雷は避けられても、私のことは避けられないって〉

ジュンウォンは、花を車窓から投げ捨てた。

ゴンシル、幽霊のミギョンから伝言を預かる

記者会見


サッカー選手のユ・ヘソンとテ・イリョンが、婚約発表した。

そして、その豪華挙式は、ジュンウォンが経営する『キングダム』のショッピングモールで行うことになっている。

「匿名で、こんな物が送られてきた」

ある日、ジュンウォンの部下が差出人不明の封筒を持ってきた。

ユ・ヘソンと花嫁衣装の女性らしき人物が写った写真が入っていた。

「この写真が本物なら、面倒なことになるぞ」

ジュンウォンは顔を曇らせた。

彼は、その写真を、ユ・ヘソンに見せる。

ヘソンは、「無名時代の恋人で僕を捨てた女性です」と言った。

女性の名は、キム・ミギョン。彼女の顔は切り抜かれている。

実は、ヘソンを捨てたミギョンは亡くなっていた。

死期が迫っていることを打ち明けず、別れを切り出していた。

幽霊として現れた彼女は、ゴンシルにメッセージを託す。

「思い出の場所〈ハヌル公園の大きな木の下〉に来るよう、ヘソンに伝えてくれ」

メッセージをヘソンに伝えるべく、ゴンシルは『キングダム』のショッピングモールに向かった。

エレベーターを待つユソンと関係者を発見して、駆け寄っていく。

突然、ジュンウォンが現れ、髪を掴まれるゴンシル。

彼は、ゴンシルと気づいた。警備員につまみ出せと命じる。

「社長、待ってください。雨の日にお会いしたわ。私が体に触ったら止めろって、車の中で痺れたでしょ? 服も脱ぎ忘れて・・・」

ゴンシルは、声を張り上げた。

ジュンウォンは、彼女の話を聞くことにした。

「社長がそばにいてくれれば、会わずに済むのに」

「金目当ての美人局か? それとも病院を抜け出した患者か?」

ジュンウォンが訝しがる。

「これ以上、付きまとったら痛い目に遭うぞ」

ゴンシルは、頭を下げて背中を向けた。

「付きまとわれるのは嫌ですよね。その気持ちは痛いほど分かります」

ゴンシル、ソヨンに、ミギョンからのメッセージを伝える

草原に一本の木


ユ・ヘソンの婚約者テ・イリョンは、ヘソンの海外移籍に反対している。

なぜなら、ヘソンが移籍すればスター性を失い格が落ちると考えているからだ。

しかし、ヘソンの決意は揺らがない。

ゴンシルは、テ・イリョンの高校生時代の同級生だった。

そのため、イリョンとヘソンの挙式に参加することができた。

ゴンシルが、挙式会場の待合室に向かう。

ヘソンの元へ向かった。

彼とミギョンがハヌル公園の大きな木の下に埋めた箱を差し出す。

「ミギョンは、どこだ!」

ヘソンは激高した。

「ミギョンさんは亡くなりました。あなたと別れた時、既に病気だったそうです。あなたの誤解を解くために、ミギョンさんの気持ちを伝えに来ました」

箱には、ミギョンがヘソンにプレゼントしたサッカーシューズが入っていた。


ゴンシルは、幽霊のミギョンと共に、ハヌル公園の大きな木の下でソヨンを待つ。

「ここで一人、思い出を抱きながら、思い続けてたのね」

ゴンシルが、幽霊のミギョンを涙目で見つめる。

ヘソンは、開始寸前の挙式を抜け出した。

ミギョンにプレゼントされたサッカーシューズを履いて、ハヌル公園に向かった。

ヘソンは、大木に手を触れ涙を流す。

「ミギョン、会いたい、会いたいよ」

幽霊のミギョンが後ろから手を乗せる。

ヘソンが振り向く。

果たして、幽霊の正体は?

何を伝えるのか?

主君の太陽 第1話 感想/4人目の幽霊に感動


第1話では、幽霊が四人出てきます。それぞれの感想を書いていきます。

一人目の幽霊

一人目の高齢女性の幽霊は、ゴンシルに通帳を託しました。

ただ、その通帳を受け取った息子はギャンブルに注ぎ込んでしまい、親の心子知らずとはこいつのことだと感じました。

二人目の幽霊


二人目の幽霊は、ジュンウォンから土地売却を迫られた男性の妻でした。

男性は、花を介して亡き妻が「土地を売却しない」とメッセージを送っていると言います。

ただ、ジュンウォンはその花を切り落としまって、写真の妻の目が柔和なものから怒りを含んだものに代わりました。

このシーンが一番、ホラー要素を強く感じて、若干ビビっています。

三人目の幽霊


三人目の幽霊は、飲酒運転をして亡くなったおじさんです。

外見はゾンビなんですが、ゴンシルが酒を用意して、言葉を交わしたシーンが滑稽でした。

この幽霊は、さみしがり屋なのでしょう。

四人目の幽霊


四人目の幽霊であるミギョンのエピソードが、一番感動しました。

彼女は、難病を隠して結婚を約束したソヨンに別れを告げています。

ただ、死んでから後悔したのでしょうか。

ミギョンはゴンシルに、〈ハヌル公園の大きな木の下で待っている〉と伝言を託しました。

そして、ゴンシルがは、ソヨンを連れてくることに成功したのが良かったです。

さらに、ソヨンの会いたいという気持ちを確認できたミギョンが、無事成仏できたエンディングで涙腺が壊れかかりました。

ただ、ゴンシルの幽霊が見えてしまった切っ掛け(事故)が謎のままです。

次回はそれが明らかになるのを期待しています。

主君の太陽 第1話 キャスト

  • 『キングダム』オーナー・ジュンウォン/ソ・ジソブ 日本映画出演作に『ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌(2008)』がある。
  • ゴンシル/コン・ヒョジン 1999年に『少女たちの遺言』でデビュー。
  • サッカー選手・ヘソン/キム・ジハン
  • ヘソンの婚約者・イリョン/キム・ユリ
  • ヘソンの元恋人・ミギョン/ソン・ミンジョン

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