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『トッケビ』第13話のあらすじと感想【シンVSパク・チュンホン】

トッケビ第13話
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『トッケビ~君がくれた愛しい日々~ 』13話のあらすじと感想です。参考にしていただけると幸いです。

前話(第12話)で、シンは、パクに「お前が共に暮らしている死神こそ、お前に剣を下賜し、胸に突き立てた張本人だ。あやつこそが、ワン・ヨなのだ」と教えられました。

トッケビ 第13話 あらすじ

死神、懲罰(前世の記憶が蘇る)を下される

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死神が、二人組の監査チームに呼び出された。

「君が、特殊能力を私的に使ったことが発覚した」

記憶消去能力の乱用。
名簿の情報漏洩。
正体発覚時の不対応。
前世の記憶の喚起。

死神は、それらの違反を認めた。

「では、これより懲罰を与える」

死神が頭を抱えた。呼吸が乱れはじめる。

『謀反人を処罰し、威厳をお示しになったので、民もようやく落ち着きを取り戻し王様を称賛しております』

900年前のパク・チュンホンの言葉を皮切りに、王ワン・ヨの記憶が蘇った。

ワン・ヨは、シン将軍と王妃ソンを処刑したものの、情緒不安定になっている。

彼に煎じ薬を与えるよう、パク・チュンホンが宮女に命じる。

ワン・ヨは、煎じ薬を飲むたびに衰弱していった。

『ついに、私は誰からも愛されなかった』

彼は、宮女を見据えた。

『中身は知っておる。一度に済ませたい』

煎じ薬を余すことなく持ってこさせた。ワン・ヨは、煎じ薬を一気に呷って、絶命する。

「この世で犯した罪と、最も重い罪である自ら命を絶った罪。そして、死後600年の地獄を思い出した。これより死神の職務は停止する。指示があるまで謹慎せよ」

監査人は、表情を変えることなく立ち去った。

「俺が、ワン・ヨだった。彼らを殺し、自分も殺した」

死神が、声を震わせる。

死神は、自分の前世を打ち明けた。胸倉をつかまれる。

「妹は、お前の足かせにならないよう死ぬことを選んだ。お前を救うために」

死神は涙ながらに「殺してくれ」と言った。

「私が、手を下す価値もない」

シンは、蔑みの混じった声をかけた。

ウンタクのアザが消えかかる


サニーのオリーブチキン店。

ウンタクは、サニーに高麗時代の指輪を差し出した。死神から、彼女に渡すよう頼まれた。

サニーは、指輪をまじまじと見つめた。

「これに宿った恋しさや後悔は、私のものだったのね」

ウンタクは、ガラス壁に視線を移した。硬直する。

悪霊のパク・チュンホンが、こちらを眺めていた。

パクは、殺気立った怒りを表情に浮かべた。

「ヨは私の息子も同然であった。その女が全てを台無しに」

ウンタクは、サニーに覆いかぶさった。

ウンタクの首のアザが光り、パクは弾き飛ばされた。ウンタクは、床に倒れ込んだ。

サニーに介抱された後、ウンタクは、マッチの火を吹き消した。

シンが現れる。

ウンタクは、彼に抱きついた。

シンは、ウンタクを抱き寄せて、うなじを見やった。

「首のアザが、消えかけている。もしや、またパクが?」

「現れたけど、狙いは私じゃなかった」

「妹は、他の者が守るから大丈夫だ」

死神、パク・チュンホンの処理漏れを申請する

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死神が、処理漏れ申請書に、筆を走らせている。後輩を呼び出した。

「パク・チュンホンは人の悪意に寄生して、900年も生き続けてきた。申請すればパクを制御できるはずだ」

処理漏れ申請書を、後輩に託す。

「今日中に処理します」

後輩は、名簿を差し出した。

「名簿のウンタクは、トッケビの花嫁では? 日時は……」

「俺が、勝手に見る……。一週間後か」

シン「パク・チュンホンを斬る」

後日、死神はシンに、ウンタクの死亡予定日を伝えようとした。

シンが、もう日時に意味はないと言い切る。胸を押さえた。パクの言葉が、脳裏に浮かぶ。

『900年もさまよってきたのだ。水の剣などで私は斬れない』

「私はまた、この剣を握るのか」

サニーは、死神との記憶を失っていなかった


サニーが、露店を眺めながら歩を進めている。

彼女の後を、死神がつけていた。

死神と初めて会った歩道橋に差しかかる。欄干に体を預けた。

「あなた、ストーカー?デートしている気分だったわ。ウビンさんと」

サニーが、振り返って笑いかける。

死神は、狼狽えた。

「なぜ、記憶が?」

「催眠のかけ方を間違えたのよ。あなたといた時間は、辛く悲しい出来事さえ、私には幸せだったの」

サニーは、いたずらっぽく笑った。死神の涙を拭う。高麗時代の指輪を、死神のポケットに入れた。

「今度こそ別れましょ。グッバイ、王様」

サニーの目に、涙が浮かんでいる。

パク・チュンホンを探すシン


【乙(シン)は毎年初雪の日に、甲(ウンタク)の呼び出しに応じること。甲が待っている……】

シンは、ウンタクが書いた誓約書を手に、嗚咽の声を漏らした。

サニーのオリーブ・チキン店へ赴く。

ガラス越しに、サニーを眺めた。

『穏やかで元気そうだ。それでいい』

大学までウンタクを迎えに行った。

「今、おじさんを思ってたの」

シンは、彼女をビルの屋上に案内した。ヘリポートが設置されていて、夜景が広がっている。

「私が電話したら、すぐに私を呼び出せ」

「任せて」

ウンタクはライターに点火した。

シンは、彼女に口づけをし、外へ向かう。

屋上にパクが現れた。

ウンタクが、呟く。

「アザが消えるのを待っていた。私を使っておじさんの剣を抜くつもりなんだわ」

ウンタクは、シンに電話をかけた。ライターのフリントホイールをカチカチと回す。

点火しない。

彼女は、喉元を掴まれ、屋上の縁に背中を押し付けられた。体が大きく後方に反れたまま、ライターの火を吹き消す。

一閃の青光が走った。パクが、後ろへよろめく。

ウンタク、パク・チュンホンに憑依される

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シンが、ウンタクを背に、パクを見据える。

右手に、水の剣を携えていた。

不意に、ウンタクが、その刀身を掴む。血が滴り、シンの水剣は消滅した。

「私を斬って。パクは私の体を乗っ取り、剣を抜く気よ」

ウンタクは、叫んだ。パクに憑依される。

『この娘の言うとおり、斬るべきだったな』

シンは、ウンタクに胸の剣をつかまれる。

不意に、「パク・チュンホン」と呼ぶ声がした。

声の主は、死神だった。

「死者は、死神の呼び出しに応じよ」

パクは、ウンタクの体内から引っ張られた。ウンタクは、気を失った。

シンは、彼女を横たわらせる。剣の柄はウンタクに握られたままだ。

彼は、ウンタクの手ごと剣を引き抜いた。

剣は、槌で打ち延ばされたかのように、だいだい色に輝いた。

シンは、剣を頭上に振り上げパクに歩み寄った。

大上段から、一撃を与える。

「私は死ぬのだな、だが虚しくはない。また、お前を殺せたから」

パクは、笑いながら霧散した。

シンが片膝をつき、剣の穂先で体重を支えた。死神に視線を移す。彼は涙を流していた。

「お許しください。勇ましく死んだと、ようやくお知らせできます」

剣が、シンの手から離れ消滅した。目を覚ましたウンタクが、シンを抱きしめる。

シンの胸の傷口から、火の粉のようなだいだい色の光が舞い上がっていた。

「駄目。死なないで」

ウンタクが、叫びながら号泣する。

シンは、彼女の頬に手を当てた。

「君と過ごした日々は、褒美だった」

「嫌よ。手を離さないって言った。約束したでしょ?」

ウンタクが、絞るような声を立てる。シンの手に頬を寄せた。

果たして、シンは、パクのように霧散していくのか。

トッケビ 第13話 感想/シンとウンタク、死神とサニーの恋模様が切ない


あらすじを書きながら、目頭が熱くなりました。

シンとウンタク、死神とサニーの二組の恋愛模様が切なかったです。

シンとウンタクの「愛している」が哀しい


シンとウンタクの恋模様が、切なかったのはエンディングです。

シンは、パクを斬って成仏させることに成功しました。ですが、シンの胸から剣を抜くことは、不滅の命が終えてしまうことを意味します。

シンとウンタクが互いに「愛してる」と言葉を交わし合う場面に、胸を打たれました。

同時に、シンは死んでしまうのか? と緊張感が漂いました。

死神がサニーにかけた催眠は、効いていなかった


死神は、悲しい記憶と自分を忘れるよう、サニーに催眠術をかけました。

しかし、サニーは「あなたといた時間は、辛く悲しい出来事さえ、私には幸せだったの」と返しています。

このシーンが良かったです。

ただ、サニーが、死神に別れを切り出したのは残念でした。

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トッケビ 第13話 キャスト

  • トッケビこと、シン(コン・ユ)
  • ウンタク(キム・ゴウン)
  • 死神(イ・ドンウク)
  • ドクファ(ユク・ソンジェ)
  • サニー(ユ・インナ)
  • 王妃ソン(キム・ソヒョン)
  • 王ワン・ヨ(キム・ミンジェ)
  • パク・チュンホン(キム・ビョンチョル)
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